“ヒリヒリするセッション”福田vs.安藤が決定
2025年12月31日(水)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN師走の超強者祭り』の追加対戦カード発表会見が、11月20日(木)都内にて行われた。
RIZIN MMAルール バンタム級(61.0kg)5分3Rで、福田龍彌(MIBURO)vs.安藤達也(フリー)が決定。

安藤は「やっとここに呼んでもらえたので、しっかり期待に応えられるようにここから残りの40日くらいあると思うんですけれど、自分と向き合ってしっかりやっていきたいと思います。福田くんはすげぇいい選手だと思ってて、俺マジ超リスペクトしているので、その福田くんと試合できるこの大きな舞台にチャンスもらったのでばっちり面白い試合をして。どっちが勝つか分からないけれど、どっちも狙いに行くと思うのでバチバチの試合展開になると思うのでよろしくお願いします」との意気込み。

福田も「ほんまに安藤くんも言っていたみたいに僕自身好きな選手だし、周りからやって欲しいという声も昔から多い選手やったんで、この大晦日って舞台にこういう相手と戦わせてもらえること、光栄に思います。いつも以上に集中して研ぎ澄まして、ヒリヒリを2人のセッションでお届けしますので楽しみにしてもらえたらって感じですね」と、好試合を約束する。
「どっちが勝つか分からない」との言葉の真意を聞かれた安藤は「勝負の世界は絶対はないので、挑戦するうえでどんな試合を作り上げるかみたいなのがかかっていると思うので、相手が勝負に来て自分も勝負しに行くから感動が生まれると思っているので、リスクを負ってしっかり勝負しに行きたいと思います。サイコロ振ります」と、あえてリスクを負うギャンブルのような試合をするという。

修斗時代は階級が違うため交わらなかった2人。ここまで互いをどう見ていたのか、との質問には次のように答えた。
安藤「福田くんはいっぱい試合して挑戦してどんどんいろいろなカードに挑戦して結果を出して、たたき上げの印象が僕はある。実力付けて派手に勝ってきた、勝負して勝ってきたイメージがあるので、そういう選手と競り勝つのが自分は格闘技をやっていて目標なので、そういうイメージですかね。あとハンターだって言うので、俺も獲られないように獲りに行くぞって感じです」
福田「僕も一緒で、昔から試合は見ていて。ONEとかで戦っているときとか海外に挑戦している時も見てきたので。昔から試合は凄い見ていて面白いし、楽しそうに戦う人やなっていう印象で。やれたら面白いなってのはずっと思っていたことやから。ここで交われるってのが凄い幸せですね」
猪突猛進の安藤を獣に例えると、と問われた福田は「猪突猛進なのかな。そういう印象もないけど。さっきも裏で煽りみたいなのを撮影で聞かれたんですけれど、日本の狩れる動物にはいなさそうなので、サバンナとかにいる肉食の猿って感じで言うときます。悪口じゃないので(笑)」と答える。

福田には、2024年大晦日に対戦した芦澤竜誠が、今回ジョリーと対戦が決まったことで「福田選手の気持ちが分かった」と発言したことの感想、そして芦澤へのエールを求められると「エールっていうほど自分も偉いもんじゃないので何とも言えないですけれど…戦った以上は対戦相手にはリスペクトしているしね、彼のことはほんまに応援してますし、僕も自分の道を前しか見てへんから。お互いがこの道の上でもう1回交われたら、その時はまたセッションして上で盛り上げましょう。応援してます」と、芦澤の方を向いて語りかけた。深くうなづく芦澤。
ここからのロードマップはどういうものか、とも聞かれた福田は「自分でもそれが分からへんから、毎日楽しく生きられてるなっていうところがあるので。自分が思い描いているものって特にないんですけれど。でも、好きなことでこうやってみんなが楽しみにしてるって声も聞ける立場になったので、残りはその楽しみにしてる人らに出し惜しみなく戦い尽くして現役を終えたいと思っていますね」と、自分の試合を楽しみにしている人たちのために戦いたいとする。
同じ質問を受けた安藤は「自分もまだ毎回実力を証明していく立場なので、自分がこうだとかこうとか言えるアレははっきりないんですけれど、自分はベルトを狙っていきたいなと思って。その先も考えてるんですけれど、まずは一個ずつ証明していく立場なので、毎大会呼んでいただいたらしっかり盛り上げて、“おっ、安藤、今回もやってくれたな”って思ってもらえるように。毎回自分でも言ってるんですけれど、どの試合が一番最高だったですかと言われたら、次の試合ですって言えるように努力していきます」と語った。



