「7:3で勝っちゃうんじゃね?」と自信満々の大沢(C)KNOCK OUT
2025年11月15日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.59』のKNOCK OUT-RED -61.5kg契約3分3R延長1Rで、ゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)と対戦する大沢文也。KNOCK OUTでは初となるREDルール挑戦について、大沢は「自分のスタイルなら勝てる」と豪語する。その中身とは?
僕は本当に現実主義者なので

──試合がかなり近づいてきましたが、もう追い込み練習は終わりましたか?
「追い込みは土曜日の夜までやって終わりました。みんな、俺が勝てないみたいに思ってますけど、『何か勝てんじゃね?』って感じですね。この感じがハマればですけど、もちろんそれは、別に次の対戦相手とか関係なしに、自分の戦い方って『ハマれば』って感じなので」
──なるほど。
「僕って何が強いとかじゃなくて、どの対戦相手でも、いつも相手が弱いところで戦うので」
──そこにハメる準備は、想定の中ではもうかなりできているということですね。試合前の大沢選手は、何かいろいろなことにイライラしている印象があるんですが、今回は口調を聞くとそこまででもなさそうですね。
「でも格闘家って、試合前はみんなイライラしてるものじゃないですか?」
──そうだとは思いますが、それを正直に出すのが大沢選手かなと。
「ああ、確かに。みんなは表には出さないってことですね(笑)。今回は1kgだけですけど、いつもよりもちょっと減量が多いので、いつもよりピリピリしてるかもしれないですね」
──いつもよりピリピリしてるんですね。
「してますね。今回はやっぱり、いつもよりは恐怖心があるので」
──普段の試合前は、勝敗予想についてイライラしたりしてますよね。そこは?
「確かにそこはいつもイライラしてますけど、今回は別に、いつもほどはあまりイラついてないですね。普通に考えたら、オープンフィンガーグローブでムエタイで、しかもあの相手とやるんだったら、みんなが不利と言うのは確かに当たり前だろうと思うので。大谷翔司戦の時の予想はムカつきましたけどね」
──あの時はかなりでしたよね。
「僕は客観的に見れるので、(大谷勝利の予想が多くて)『お前ら馬鹿だろ』と。『どう考えても俺が勝つだろ』って思ってたんですけど。確かに今回は、客観的に見て僕が不利というか、ルールもそうだし、もう圧倒的に難しいと思うのは分かるので。いい気持ちはしないな、ぐらいです」
──試合と直接は関係ないですが、あとから同じ大会で軍司選手の試合が決まりました。軍司選手はゲーオガンワーンと12月30日の代々木大会で再戦するために、今回出場すると。だから今回、「できればゲーオガンワーン選手に勝ってほしい」と言っていました。
「別に、ゲーオガンワーンが負けても再戦はできるじゃないですか」
──それは確かなんですが(笑)。そのあたりは、大沢選手としては関係ない?
「関係あったらヤバくないですか?(笑) 何とも思わないですね、別に。これで僕がゲーオガンワーンに勝ったからといって、タイトルマッチというわけでもないし。だからそこに関しては何もないです」
──改めて、今回のゲーオガンワーン戦、大沢選手にとってのテーマは何ですか?
「テーマは『KNOCK OUTらしくなく、いつも通り塩試合』という感じですね。それは本当に思ってます。別に熱い試合する気なんてサラサラないんで。これはギャグじゃなくて、けっこう本当に思ってます。僕はもう勝てれば何でもいいと思っているタイプなので」
──いつも言っている通りですね。
「僕は本当に現実主義者なので。ただ、僕がダウンを取られたりとかしたら、メッチャ熱い試合になると思います。ダウンしたらもう倒しに行かないと勝てなくなっちゃうんで」
──どんな形になっても勝つと。
「分かりやすく言ったら、素人のファンは今回、特につまらないと思っちゃうんじゃないですか? でも格闘技を分かってる玄人の人が見たら、相当楽しいと思いますよ」



