キックボクシング
インタビュー

【NEW GATE】格闘技大会現役最年少のプロデューサー「北海道の選手たちと一緒に『NEW GATE』も『北海道から世界』に挑戦します!」

2025/11/10 19:11

同じ北海道内でも長距離移動が必要。
選手に飛躍するチャンスをあげたい

――北海道には大学卒業後に行かれたそうですね。

「大学時代にアルバイトをしていた会社の社長さんに『北海道支社を作るから立ち上げメンバーに入ってくれないか』と誘われて、勢いのまま(笑)北海道に移住しました。1年後に独立して会社を設立したんですけど、格闘技との繋がりはずっと続いていて。AKCの北海道大会や東京の大会に設営のお手伝いに行ったり、選手のアテンド業務とかイベントのいろんなお手伝いをさせて貰っていました」

――今回、新たに立ち上げるキックボクシングのイベント「NEW GATE(ニュー・ゲート)」(11月24日(月・祝)、札幌市・生活支援型文化施設コンカリーリョ)の構想はかねてからお持ちだったのですか?

「はい。以前から漠然と『格闘技イベントをやりたい』という気持ちはあって、去年大成さんと飲みながら話しているときに『北海道で立ち上げたらどう? やるなら俺も協力するから』と言われて『やろう』と決めました」

――森プロデューサーはAKCの北海道大会に関わっているからキックボクシングの人脈もあるわけですね。

「そうですね。僕が会員になっているK&Kボクシングクラブ・キックボクシング部門会長の大場直明さんにも協力して貰い、運営やマッチメイクをやっていただいています」

――北海道でキックボクシングのイベントを立ち上げた理由は何ですか?

「北海道で頑張っている選手たちに試合のチャンスを増やしたい、という思いです。大成さんや大場さんから『北海道は試合のチャンスが少ない。特にアマチュアの試合がなかなかない』と聞いていて、何とか試合の機会を増やしたいというのが一つの思いとしてありましたね。結構『試合に出たくても出れない』という選手が多かったです。

 また、北海道の事情としてとても広いので、札幌の大会に出たいと思っても同じ道内から来るにも交通費が掛かりますし、長時間の移動も必要です。僕も北海道に来て知ったのですが、札幌から知床に行くにも車で8時間とか掛かってしまうので(苦笑)」

――同じ北海道の中でそれだけ長距離移動しなくてはいけないのですね。まして東京の大会から呼ばれるとなると、相当ハードルが高いですね。

「はい。飛行機代と宿泊費が掛かってしまうので、北海道在住の選手はなかなかチャンスがないと思います。そうした選手たちに『北海道から世界へ』と飛躍するチャンスを作りたい思いで『NEW GATE』を始めることになりました。北海道から世界への扉を開き、世界に通用する選手を育てたいですし『NEW GATE』としても日本国内で有名になり、世界に通用する団体にするために挑戦していきたいと思っています」

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