28歳という若さで格闘技大会プロデューサーを務める森氏
2025年11月24日(月・祝)、北海道札幌市で新たにキックボクシング大会『NEW GATE(ニュー・ゲート)』が始動する。大会を主宰する森政宗氏は28歳という若さで格闘技大会現役最年少のプロデューサー。「北海道から世界へ」を掲げてキックボクシングイベントを立ち上げた経緯や「選手の成長と共に『NEW GATE』も成長して世界に挑戦する」という熱い思いを聞いた。
(聞き手・構成 茂田浩司)
大成敦さんの誘いで格闘技イベントのお手伝い
突然「ゴング係」の大役を任されたことも
――森プロデューサーは国際武道大学出身だそうですね。子供の頃から格闘技をやっていたのですか?
「子供の頃からやっていたのは野球です。小中高から国際武道大でも続けていたのですが1年で故障して辞めました。ただ、父がテレビでK-1を熱心に観ていた影響で僕もピーター・アーツやジェロム・レ・バンナの試合を観て、子供の頃から格闘技ファンでした。高3の夏の大会で野球部を引退した後は地元のキックボクシングジムに通ったり、故障して野球が出来なくなった後は大学のキックボクシング部に入ってアマチュアの大会に出たりしました」
――大成敦さん(大会アドバイザー。アマチュアキックボクシング協議会(AKC)専務理事)に誘われて、学生時代に格闘技イベントに関わるようになったとか。
「はい。大成さんの娘さんと高校の同級生で、僕の友人が娘さんと同じ部活だったので繋いで貰いました。昔からテレビやYouTubeで『K-1レフェリーの大成さん』を観ていたのでお話できるだけで嬉しかったのですが、ある時に大成さんから『大会の手伝いに来てよ』と誘われまして。巌流島やピーター・アーツ・スピリットに運営スタッフで呼んでいただきました」
「大会運営のお手伝いをしたり、ゴングを鳴らす係をしたこともありました。僕の中ではそんな大役はあり得ないと思ったんですけど、大成さんに『簡単だから大丈夫だよ』と言われまして(笑)。後は、大成さんのカバン持ちでONEやグローリーの大会にもお邪魔して、裏方のスタッフがどんな動きをしているかを実際に見ることができました。大成さんがレフェリーをしたり、大会の運営をされている姿を近くで見てきて、僕は大成さんの一番のファンだと思っています」
――そうだったんですね。




