▼第3試合 ONEフライ級(※61.2kg)MMA 5分3R
〇リト・アディワン(フィリピン/Soma Fight Club)
[1R 4分52秒 TKO]
×マウロ・マストロマリーニ(アルゼンチン/Team Fenix)

アディワンはMMA16勝6敗。フィリピンの国内ウーシューのチャンピオンに2度輝き、ボクシング、散打、柔術を学びMMAへ。ONE ウォリアーシリーズで3連勝後、本戦出場。2023年のACL手術から回復した後に完全復活。エイドリアン・マティス、ジェレミー・ミアド、ダニエル・ウィリアムス相手に3連勝も、25年2月に山北渓人に判定負け。今回は階級をアップし、フライ級で再起を狙う。32歳。

マストロマリーニは、MMA17勝5敗。ONE2戦目。25年8月の「ONE Fight Night 34」でのONEデビュー戦はバンタム級でエントリーし、カルロ・ブーミナアンに2R TKO負け。今回はアディワンとは逆に階級を下げての再出発となる。27歳。

1R、オーソからサウスポー構えで左右を打ち込むアディワンに、マストロマリーニは左で差して押し込みヒザ、肩パンチ。コーナー背に右オーバーフックで凌ぐアディワン。小手投げで崩して突き放す。

オーソからガード低く右ミドルを突くアディワンが詰める。ガードを上げるマストロマリーニは組みも切るアディワン。マストロマリーニはバックフィストから蹴りで詰めるもかわすアディワン。

右カーフを当てたマストロマリーニにアディワンも左ロングフックで飛び込み。さばくマストロマリーニ。アディワンは左右ボディで入る。さらにいったんかがんでから今度は上へ、左フックの飛び込み!


ダウンしたマストロマリーニ。アディワンはパウンドをまとめてレフェリーを呼び込んだ。

フライ級で好発進したアディワンは「(フィニッシュのパンチは)ずっと狙っていた。絶対に勝たないといけなかった。家族のためにも。フィリピンの応援が力になった」と語った。


