空道
レポート

【空道】2年前、世界選手権に出場できなかったロシア勢、鬱憤を晴らすアジア制覇。決勝で日本人をアナコンダチョーク葬

2025/11/06 19:11

▼-270クラス決勝戦
〇ルスラン・ジャファロフ(ロシア)
本戦 一本勝ち ※肩固め
×テミルラン・アイティモフ(カザフスタン)


 今年2025年の全日本王者・松岡陽太は、初戦で右ストレートで1つめ、パンチ連打で2つめの効果を奪われ、アイティモフに敗戦。圧倒的なパンチの破壊力をみせたアイティモフだったが、決勝ではジャファロフとの打ち合いで後退し、気後れ気味なタックルを仕掛けるも切られ、寝技の展開でも流れるようなパスガード→キメ突き→肩固めで完敗。


 このジャファロフがあくまで「アジア地域のロシアの代表」であって、今年2025年の全ロシア選手権では優勝できていないというのだから、2年後の世界選手権の重量級で日本が真の世界一を勝ち名乗りを上げることの難しさをまざまざと見せつけられた感あり。


【写真】各カテゴリー優勝者。左上から時計回りにキム、鈴木、水村、ジャファロフ、大西、内藤、小野寺、チャホヤン

【その他の階級の優勝者】

■男子
270+ デユ・キム(韓国)
-260 水村健太郎(日本・大道塾総本部)
-250 鈴木浩佑(日本・小杉道場)
-230 大西凛駿(日本・大道塾総本部)
■女子
220+ 服部雅子(日本・大道塾横浜北支部) 

※空道ルール:道着・拳サポーター・頭部防具を着用し、頭突き・肘・膝を含む打撃と、投げ技・寝技によって争う。階級別大会では、身長センチと体重キロを足した数値(体力指数)によって、男子6階級、女子2階級にクラス分けを行う。一本(打撃によるKO、絞め・関節技によるタップアウト)のほか、効果=1ポイント、有効=2ポイント、技あり=4ポイントによるポイントの多寡により、勝敗を決し、両者ポイントのない場合は、旗判定で決着をつける。1試合の試合時間は本戦3分+延長3分(+決勝のみ再延長3分)。

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