“新旧柔術マジシャン”の邂逅だ。
RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)が、元PRIDE&UFCヘビー王者のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル)と対面。日本マットで戦うサトシにエールが送られた。
2025年10月23日の『QUINTET.5』ドバイ大会でチームを優勝に導いたノゲイラ。その足で来日し、RIZINオフィスも訪れ、榊原信行CEOと18年ぶりに再会。「日本の格闘技に何か恩返しをしたい。若くて良い選手がいるので是非RIZINに推薦したい」と、日本マットに新たな才能を送り込むとしていた。
そして、ノゲイラはRIZINライト級のサトシとも対面。柔術を駆使して、5度の王座防衛に成功、RIZIN史上最多の12フィニッシュの“絶対王者”にエールを送った。
2026年に公開予定のウルカ・フィルムズとノゲイラが制作中の伝記ドキュメンタリーシリーズ『栄光への6ラウンド(Six rounds for Gloria)』の撮影のために、サトシのもとを訪れたノゲイラは、サトシを「70kgのカテゴリーで彼は“巨人”であり、柔術を代表している」と紹介。PRIDE時代の苦労から、サトシにファイターとしていかに戦うかのアドバイスを送り、「自分自身がPRIDEで柔術をもって戦ってきたから、サトシが今柔術の強さをRIZINで証明してくれていて本当に嬉しい」と、大きな笑顔で自身のスタイルを継承するサトシを後押しした。
25年9月の前戦で堀江圭功を1R リアネイキドチョークで極めて5連勝をマークしたサトシは、次戦について「本当に、タフな試合をやりたいんです。私は相手を選ばない。野村駿太でもシェイドゥラエフでも全部やりたいし、面白くて難しい試合をやりたいんです。タフファイトがしたいから」と日本語で答えている。
そして海外記者の質問には英語で、「ただ、シェイドゥラエフはもっと証明する必要があると思います。何て言ったらいいのか難しいけど、彼にはもっと証明が必要です。クレベルも倒したし、タフガイと戦ってきたけれど……チャンピオンとしてまだ程遠い。一度しか防衛してないから。初めて防衛した時は僕より成長してなかった。ライト級でベルトを5回防衛した僕と比べて、彼はフェザー級でたった一度だけ。私の階級に上げるっていうのは早すぎるのでは? とは思う」と、自身の見解も示している。
すでに試合前のルーティンである練習後のマッサージを開始しているサトシの次戦は大晦日か。
そして相手は、いったんは王座戦が決まるも負傷で試合が流れた5連勝中の野村駿太か。それとも二階級制覇を目論むラジャブアリ・シェイドゥラエフか。どちらにしてもタフな相手であることは間違いない。
11月9日(日)には福岡県久留米アリーナで柔術セミナーの開催も決定したサトシは、ミノタウロとの邂逅を経て、“シン柔術マジシャン”として、大一番に向かう。
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ「再体験とは、日本の格闘技史を共に歩み、その歴史の一部となった人々、そして私自身の歴史を皆さんと分かち合うことである。
RIZIN王者ホベルト・サトシとの出会い以来、東洋を席巻する新世代のファイターたち。日本の魂を宿したブラジル人が東洋を支配する。日本格闘技史に名を刻む偉大な写真家、長尾迪を紹介しよう。常に歴史的なシャッターを切り続け、当時の雑誌や新聞の表紙を数多く飾った。
日本で最初のボス、前田日明との出会いは感動的だった。彼の才能を見抜く眼が、小さな看板付きの私の写真とカセットテープを見つけ、世界トップ32のファイターたちの中で戦う機会(RINGS KING of KINGS)を与えてくれたのだ。前田は20万ドルの賞金を懸けるという画期的な試みで、私たちの階級の歴史を変えた。これは世界中の格闘技市場を揺るがす出来事だった。
時代を先取りした偉大なプロモーターであるだけでなく、前田は2000年にブラジル対ダゲスタン戦のような目標を掲げた試合を復活させた。偉大なプロモーターとしてだけでなく、前田は長年にわたり私たちを指導し、大きな試合に備えさせてくれた。長い対話の末、前田は感情知性について語り、逆境を平静に制する手段として常に私を「破壊者」として活用してきたと明かした。
これら全ては、ウルカ・フィルムズと制作中の伝記ドキュメンタリーシリーズ『栄光への6ラウンド』で追体験できる。シリーズは2026年に公開予定。
神に感謝します。全ての瞬間に共にいてくださり、私が経験したあらゆる映像や証言、瞬間を祝福してくださったことに。
RIZIN王者ロベルト・サトシとの再会から、東洋を席巻する新世代ファイターたちの姿まで。ホベルトは自身の階級で無敵の存在であり、王座を5度防衛しています。
日本武術史上最高の写真家、長尾迪氏との出会いも感動的でした。
そして何より特別なのは、日本で初めて雇ってくれた前田明氏との再会です。彼の才能を見抜く眼差しは、私の短い経歴と映像・VHSテープだけを見て、世界最高峰のファイターたちと戦う機会を与えてくれました。このドキュメンタリーの一瞬一瞬に神が共にい





