RIZIN、DEEPで活躍中の野村駿太が、アメリカン・トップチーム(ATT)所属となったことが2025年10月22日(水)、堀口恭司(ATT)のYouTubeチャンネルにて発表された。
帝京大学空手道部出身の野村は、2024年9月に江藤公洋に挑戦し、判定勝ちでDEEPライト級王座戴冠。2025年3月に、地元・四国開催のRIZIN香川大会に参戦すると、いきなりライト級コンテンダーのルイス・グスタボと対戦。伝統派空手出身のスピードと、BRAVE仕込みのレスリング力で3Rテクニカル判定で勝利、戦前の予想を覆すアップセットを起こした。さらに7月、パトリッキー・ピットブル・フレイレをも判定で破り、ライト級王者サトシへの挑戦が内定したが、その試合で左眼窩底骨折を負いタイトル挑戦は見送られた。
動画によれば、野村は3週間前にATTへ出稽古で訪れたが、3日後に所属することを決めたという。
「(出稽古に)行かせてもらうっていう感じだったので、とりあえず2週間の間それでよかったら入ればいいじゃんみたいな感じだったんですけれど、入ってみて堀口選手と一緒に空手の練習できたりとかで、組み技の持っていき方とかアドバイスをもらったりして。その中で世界トップの選手たちと当たり前のようにずっとやっていて。これ以上の環境ないなっていうのはもう1日、2日で感じていて。あ、これだったらもっともっと強くなれるって感じたので、その時には決まってたっすね」
すでにATTの練習メニューは一通り受け、「これがMMAなんだっていう感じだったんです。今までは自分で考えたりとか見てやってたんですけれど、答え合わせじゃないけれど、ここめちゃくちゃ自分雑だったなとか、ちゃんと出来てなかったなっていうのをすごい感じて。最初来た時にみんなすげえ丁寧だなっていう印象が一番あって。技術の1つ1つが丁寧で、そのポジションになったら1個1個ちゃんと遂行していくみたいな。僕は1個飛ばしてやっちゃったりしていたのを感じました」という。
新生・野村駿太の復帰戦は大晦日が有力か。前回見送りとなったサトシへの挑戦が有力視されるが、フェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフが2階級制覇へ名乗りを上げているためどうなるか。
また、野村は3週間前に自身のYouTubeチャンネルを開設。そこでも堀口との対談でATTでの練習について語っている。