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【RIZIN】朝倉未来の「腕力が弱点」との指摘に牛久絢太郎「筋肉は裏切らない。スタミナの方にも自信がある」秘策は15分間のアームカール

2023/04/17 13:04
 2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館でケージで行われる『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』で、朝倉未来(トライフォース赤坂)と対戦する牛久絢太郎(K-Clann)が、17日(月)都内にて公開練習を行った。  サウスポー構えでジャブ、左ミドル、ワンツー、シングルレッグ、ヒザ蹴りなどをゆっくりめにミットに叩き込んだ牛久は「コンディションはいいですね、バッチリです。コンディションが悪い日はないです」と、朝倉戦へ向けて絶好調であるとした。 「余計なことは言わない方がいいと思って」と、「お楽しみに」との言葉を使って多くを語らなかった牛久だが、テーマは「自分の良さを全部ぶつける。ひとつに拘らず総合で戦う感じです」と、総力戦で臨むとした。  1月には約1カ月間、米国フロリダにあるアメリカントップチームでファイトキャンプを行った。「いろいろな面で勉強させてもらったので、それを見せるいいチャンスだと思っているので僕も楽しみです。技術だったり、強い選手と肌を合わせることで自分の良さも再確認できたのでそれを思い切りぶつけたいと思います」と、自分を知ることが出来たとする。  ボクシングの大橋ジムにも出稽古に行っていることを明かしており、「パワーオブドリームさんからの繋がりで毎週行かせていただいています。スパーリングなんですけれど。(パンチ技術の向上は)もちろん実感できています。だから楽しみです」と、打撃にも自信があるという。他にも出稽古は行っているようだが、それは明かさず「お楽しみで(笑)。お楽しみしかないですけれど」と、自分の情報は出さない。  11日に行われた公開練習で、朝倉未来は牛久について「腕の力が強いんじゃないかなと思っていて。でも、そこが弱点なんじゃないかなと思っています。持久力はないですよね」と評した。  そのことを聞かれると牛久は「最近いろいろなスパーリングをしていろいろな人から『腕力強いね』と言われているので。補強で最低15分間アームカールをしっかりやっていて、スタミナの方にも自信があるので(笑)。楽しみにしていてください」と、5分×3Rを想定してか15分間のアームカールをやっているから力が落ちることはない、スタミナも問題ないとニヤリ。 「3Rくらいから急激に落ちますよね」との朝倉の指摘にも「それはやはり僕の毎日の15分間のアームカールが(笑)。信じ切る、筋肉は裏切らないってことを証明できると思います」と笑った。  逆に朝倉の弱点は見つけているのかと問われると「もちろん何個か見つけています。あまりこの場では言わないですけれど。何か察すると思うので」と、朝倉とは逆に口をつぐんだ。  朝倉が1年以上MMAの試合をしていないことで成長ぶりが不明なことにも「本人がどういう練習をしているのかという部分を全ては見てないじゃないですか。でも試合間隔が空いていることに関しては細かいところの神経とか…まあ、問題ないです」と、途中で口をつぐむ。  朝倉の挑発には「僕、ちょっと天然なところもあるので気付かないってところがあるかもしれないです。(言ってることは)気にならないですね。何か反応しないといけないなとは思うんですけれど、特に気にならないのはあるので」と、全く気にしていないという。 [nextpage] 僕の方が引き出しは多い。そこは僕の強み  クレベル・コイケに敗れ、RIZINフェザー級のベルトを失ったことでの精神的な影響に関しては「1試合1試合に懸ける想いはベルトを持っていようが持ってなかろうがそれは変わらないですけれど。今回は2年前くらいからずっとやりたかった相手との試合なので、凄く僕も楽しみにしていますし、最高のコンディションで全てをぶつける覚悟はあります」と、モチベーションはむしろ上がっているとする。  そのクレベル戦からの自分の進化については「総合をやるうえで自分がどこにゴールを持っていくか、フィニッシュだったり、それを改めて実感することが出来たのでより濃い練習をすることが出来ました。そこはかなり大きな違いだと思います」と答えた。その濃い練習の中身に関しても「それはあまり(笑)」とあくまでも秘密主義。  ただ、「総合の面でも僕の方が引き出しは多いと思っているので、そこは僕の強みですね」と、引き出しの多さは自分の方が上だとした。  2年前から朝倉との対戦を望んでおり、「意識して試合を見るようになりましたね。試合も生で見るようにして。ボクシングの試合をやっていたのでそっちに目が行きがちですけれど、総合としても成長しているはずなのでお互いいい試合は出来そうですね。総合としてみた時も全部できるし、打撃の一発の破壊力だったり、試合の流れを変える力も持っているし、僕の中での評価も高いです」と侮ってはいない。  作戦面に関しては「コーチとお互い話し合って僕の意見も伝えて、コーチがどういう目的をもってその作戦を考えているか、ちゃんと自分の中に落とし込んで作戦を立てています。試合中にこうしてこう来るだろうというのは何パターンか考えているので、それに対しても対策は練っています」とし、元PODの武居由樹からもアドバイスをもらった。「由樹くんの考えもしっかり僕も理解しています」と牛久。  サウスポーが相手ということには「元々僕、両方使うので。そんなに(気にならない)。朝倉選手も両方できるのでそれはやっています」とどちらの構えにも対応できると言い、腰が強い朝倉からケージでテイクダウンを奪うのは難しいのではと問われると「プランは見えています」ときっぱり。「もちろん腰が重くて簡単にはテイクとれないと思いますけれど、しっかり僕のやり方というか、アメリカで教わった事とかも全部ひっくるめて問題ないです」と自信をのぞかせた。  そして最後には「いろいろなパターンがあると思いますが、最後は僕が格闘技に対する想いというか。そこの気持ちの差で勝ち取りたいです」と語った。
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