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2025年10月23日(日本時間23時45分~)アラブ首長国連邦ドバイのコカコーラアリーナにて『QUINTET.5』(Lemino配信)が開催された。
同大会では「レジェンドたちの再会と未来への継承」をテーマに『PRIDE』で活躍した桜庭和志、ヘンゾ・グレイシー、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ボブ・サップらレジェンドたちが「チーム監督」として集結し、下記の選抜した精鋭5名によるチーム戦で再び相まみえた。なお、今回のドバイ大会から、これまで禁止されていたヒールフックが解禁された。
1チーム5人の総重量は430kg以内。それを先鋒、次鋒、中堅、副将、大将に配置し、5対5の勝ち抜き戦で競う。一本で勝てばそのまま次の試合へ。大将戦まで判定は無く、ドローになれば両者失格。相手のポイントゲッターを引き分けて止める“分け役”が団体戦の勝負のカギを握ることもある。最後に人数を多く残した方が勝ちとなる。
準決勝 1
◆TEAM SAKU JAPAN/監督:桜庭和志(Total:426.4kg)
先鋒 大嶋聡承/Sousuke Oshima 86.7kg
次鋒 桜庭大世/Taisei Sakuraba 72.8kg
中堅 ハイサム・リダ/Haisam Rida 100.5kg
副将 中村大介/Daisuke Nakamura 72.7kg
大将 イゴール・タナベ/Igor Tanabe 93.7kg
◆TEAM RENZO GRACIE/監督:ヘンゾ・グレイシー(Total:426.0kg)
先鋒 タリソン・ソアレス/Talison Soares 79.9kg
次鋒 アンダーソン・ウェズリー/Anderson Wesiley 85.3kg
中堅 ネイマン・グレイシー/Neiman Gracie 91.2kg
副将 アンドレ・ルイズ/Andre Luiz 81.5kg
大将 デウソン・エレーノ/Delson Heleno 88.1kg
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△先鋒 大嶋聡承/Sousuke Oshima 86.7kg
△先鋒 タリソン・ソアレス/Talison Soares 79.9kg
いきなり滑り込んだ大嶋。シッティングガードの大嶋にソアレスは足を掴んでパス狙い。ブレーク。両者指導。立ちから始める大嶋。組み手争いから頭をつけ合う両者。引き込む大嶋にパスのアタックのソアレスだが、超えさせない大嶋。シッティングガードで近付き下から右足を掴むが、ソアレスは足を抜く。ブレーク。両者に2枚目の指導。
組んでシッティングガードの大嶋。ソアレスのアタックに足が効く大嶋はレッグロック狙い。ソアレスが上体を抑えに来ると潜り足狙い。最後は自らシングルレッグテイクダウンでトップから攻めてゴング。両者脱落。
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△次鋒 桜庭大世/Taisei Sakuraba 72.8kg
△次鋒 アンダーソン・ウェズリー/Anderson Wesiley 85.3kg
足払いでテイクダウンしたウェズリー。桜庭、足を戻すもパスしてサイドのウェズリー。マウントから腕十字狙いもシザーズで足をかけて抜いた桜庭。
スタンド。「相手は疲れてきている」の声に、桜庭は払い腰狙い。しかし潰したウェズリーがサイドに。エビで抜けた桜庭。スタンド。ウェズリーのダブルレッグを切る桜庭だが、ウェズリーはシングルレッグに背中を見せた桜庭。バックから崩したウェズリーが桜庭の身体を伸ばしてリアネイキドチョーク狙いに、桜庭は仰向けで防御。ハイガードで脇を開けさせるウェズリーに桜庭はまたも脇に足を差し込むシザーズからの足関節で脱出。
スタンド。先にシングルレッグを狙う桜庭。ウェズリーのシングルレッグを切って足払いで崩す桜庭。ウェズリーのシングルレッグに尻を着くが立ち上がる。
桜庭の払い腰を切るウェズリー。残り1分。両者指導。
奥襟から投げを狙う桜庭に、ウェズリーが潰してサイド、腕十字! クラッチしたまま後転した桜庭は残り時間を凌ぎ、分け役として体重差のあるウェズリーを道連れに。
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△中堅 ハイサム・リダ/Haisam Rida 100.5kg
△中堅 ネイマン・グレイシー/Neiman Gracie 91.2kg
スタンドから、ハイサムが崩してサイド。ネイマンのエビにダースを狙いつつ、バックに。ネイマンは横回転で場外に。
中央でバックから再開。ボディトライアングルから同側のおたつロックのハイサム。防ぐネイマンにブレーク。膠着とみなされ両者に指導。
足払いのハイサム。残すネイマン。両者に指導。残り1枚で失格のなか、スタンドで前に出るハイサム。下がるネイマンは押し出されて場外に。
スタンドで足払いで崩れてまたも場外に落ちるネイマン。スタンド、崩してトップを奪うハイサム。中央で再開。座るネイマンに上のハイサムはパス狙い。ネイマンはニーシールド。中腰から左右にパスを狙うハイサムに、立つネイマンは引き込み気味に下になると、ドロー。
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×副将 中村大介/Daisuke Nakamura 72.7kg
[ヒザ固め]
〇副将 アンドレ・ルイズ/Andre Luiz 81.5kg
中村のシングルレッグを切るルイズ。頭を抱えてハーフの中村にギロチン狙いでパスも仕掛ける。首を絞めるルイズだが、凌ぐ中村にバックに移行。ボディトライアングルからリアネイキドチョークも、後ろ手を剥がす中村。
腰をずらす中村。亀まで戻してブレークに。
ルイズの足払いに跳びつき十字を合わせに行く中村。ルイズのがぶりに仰向けになってから立ちに。引き込んだルイズ。中村は脇差しパス狙い。外してヒールを仕掛けるルイズにヒザを抜く中村。
ガードからストレートフットロック、トーホールドを狙うルイズ。最後は脇で足を抱えてのニーバーに中村がタップした。
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〇大将 イゴール・タナベ/Igor Tanabe 93.7kg
[0分54秒 三角絞め]
×副将 アンドレ・ルイズ/Andre Luiz 81.5kg
シッティングガードのイゴール。ルイズのパスに合わせてイゴールは三角絞め! 54秒でタップを奪い、大将対決に持ち込む。
QUINTET 1st round pic.twitter.com/qPmdtgfm6d
— 石井基善@石井道場代表 (@ishiidojo) October 23, 2025
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〇大将 イゴール・タナベ/Igor Tanabe 93.7kg
[0分47秒 腕十字]
×大将 デウソン・エレーノ/Delson Heleno 88.1kg
シッティングガードからデウソンにすぐに足をからめオモプラッタのイゴール。腕十字に移行し、タップを奪った。47秒、逆転勝利でチーム桜庭が決勝進出。
QUINTET 1st round pic.twitter.com/qsLbEuTVmT
— 石井基善@石井道場代表 (@ishiidojo) October 23, 2025






