9月3日にK-1プロデューサーに就任した須藤元気が、10月2日に自身のSNSを更新。就任時から打ち出している“K-1改革”について触れた。
「会議で『K-1とKrushを統合したい』と伝えました。大会を一本化することで選手層を厚くし、モチベーションを高め、他団体との交流を通じて格闘技界全体を盛り上げたいと考えています。
課題は多いですが、『日本の格闘技をもっと盛り上げたい』という思いが根底にあります。選手たちがさらに世界を目指す姿を、皆さんと一緒に応援できたら嬉しいです。
格闘技ファンの皆さんどう思いますか?率直なご意見をぜひお聞かせください!」と、ファンに意見を求めた。
これに多くのファンが反応し、賛否両論、意見・提案のコメントを寄せた。
須藤Pは「たくさんのご意見ありがとうございます!」とお礼を述べた上で、長文で自分の意見を投稿。
「そのうえで言いますが、現在の打撃系格闘技は、世界的に見るとMMAやボクシングに比べて盛り上がりが停滞しているのが現実です。
例えば、世界最大のMMA団体UFCは2024年時点で年商約 2,129億円 、YouTube登録者数も 2,000万人超。ボクシングでもメイウェザーやカネロの試合は1試合で数百万件規模のPPVを売り上げるなど、巨大な市場を築いています。一方で、キックボクシング主要団体は登録者数や収益規模でまだその数分の一にとどまっています。
しかし、これは未開拓の市場が残されているとも言えるのではないでしょうか。
かつてのK-1ブーム(ゴールデンタイム視聴率20%超、東京ドーム7万人動員)が証明したように、団体の壁を壊し、一つの大きな流れを作り出せば、再び『打撃の時代』を築くことは可能です。その一歩として、K-1とKrushの統合を進め、選手層を厚くし、競技全体を大きな塊としてまとめていく必要があると考えています」と、K-1とKrushを統合する考えの理由を綴った。
【写真】現Krushプロデューサーの宮田充氏はどのような考えなのか そして「各団体の特色を活かしつつ団結し、世界で戦える選手を育て格闘王国日本を取り戻す!」との決意で締めくくった。
2008年から始まり、17年もの歴史を持つKrush(※2019年4月にK-1 KRUSH FIGHTに改名されたが、2020年1月に元に戻されたこともある)だけに、思い入れのあるファンも多く統合には反対意見も多いが、須藤PとK-1実行委員会はどのような結論を出すのか。