(C)RIZIN FF/GONG KAKUTOGI
2025年9月28日(日)愛知県・IGアリーナにて、『RIZIN.51』が開催される。ライト級王座戦、ヘビー級GP決勝、フライ級GP準決勝など大一番が並ぶ同大会で、年末に向けて新たな動きを見せているフェザー級戦線について注目したい。
コメインは、「RIZINフェザー級タイトルマッチ」として、王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)にビクター・コレスニック(ロシア)が挑戦する。
5月の『RIZIN男祭り』でクレベル・コイケにKO勝ちし、MMA15勝無敗で新王者となったシェイドゥラエフにとって初防衛戦。RIZINで4連勝中、MMA9連勝中のコレスニックを迎え撃つ。

キルギスを出発したシェイドゥラエフと陣営。(C)rajabali__shaidullaev
試合に向け公式SNSで、王者は「これはMMAなので、自分はストライキングでも寝技でも、絞め技でも、あらゆる技を使って戦うつもり」と全局面での優位を語り、挑戦者は「今回、非常に優れた対戦相手とのマッチアップで彼は現在無敗の戦績だが、それも今のうちだけ」と初黒星をつけるとした。
榊原信行CEOは、この勝者に2連勝中の朝倉未来(ジャパントップチーム)が挑戦する可能性を語っており、朝倉自身も『CONFESSIONS』で王者について「俺しか戦えるやついないんじゃないですか?」「(勝つ)可能性があるのは鈴木千裕だとか平本(蓮)だとか(ファンが)言ってますけど、俺だと思いますけどね。まあ見ててくださいよ、チャンピオン目指してるんで」と、対シェイドゥラエフに自信を見せていた。

Kuznya Fight Clubでのコレスニック(C)kolesnik_viktor_
本誌『ゴング格闘技』(NO.340)の取材では、シェイドゥラエフは「コレスニックに勝って次の戦いたい相手」として、朝倉未来の名前を挙げている。「日本で一番強い、一番人気のある選手と戦って盛り上げたい」と大晦日の相手に指名したが、朝倉の試合については「クレベルとの試合を見たけど特に驚くことはなく、退屈な試合だった」と、辛辣に印象を語っている。
今回の対戦相手のコレスニックは、グラウンドでの蹴りも許されたロシアの軍隊徒手格闘技出身のストライカー。これまでの対戦相手にない殺傷能力を持つコレスニックを相手に、果たしてシェイドゥラエフは年末に駒を進めることができるか。



