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【RIZIN】9月28日(日)名古屋大会でフェザー級王座戦・王者シェイドゥラエフにコレスニックが挑戦! 佐藤将光とサバテロが“いぶし銀”対決、ムエタイMMA・梅野源治vs.芦澤竜誠、合氣MMA・大和哲也vs.SB柔道・奥山貴大ほか6カードが決定!

2025/07/27 16:07
 2025年9月28日(日)愛知県・IGアリーナ(愛知国際アリーナ)で開催される『RIZIN.51』の決定6カードが下記の通り、発表された。また、2025年11月3日(月・祝)神戸・GLION ARENA KOBEにて『RIZIN LANDMARK12 in KOBE』の開催も併せて発表されている。  RIZINフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の初防衛戦の相手は、MMA9連勝中のビクター・コレスニック(ロシア)に決定した。  25年5月にクレベル・コイケをKOに下し、新王者となったシェイドゥラエフは、当初、6月14日の『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』メインで木村柊也(BRAVE)に判定勝ちしたヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)と、7月27日の『超RIZIN.4』で対戦予定も、ケラモフが木村の打撃で負傷。対戦相手がみつからず、『超RIZIN.4』での試合が延期に決まっていた。  新たに挑戦者に決定したのは、6月北海道大会で修斗世界王者のSASUKEを左ボディでKOしたビクター・コレスニック(ロシア)。蹴りも含めた危険なMMAストライカーであるコレスニックを相手に、14戦無敗のシェイドゥラエフは無敗記録を更新して、初防衛に成功するか。 ▼RIZINフェザー級(66kg)タイトルマッチ 5分3Rラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)王者ビクター・コレスニック(ロシア)挑戦者 ◆ラジャブアリ・シェイドゥラエフRazhabali Shaidulloev2000年10月11日、キルギス共和国出身身長:170cm リーチ:174cm(69inc)体重:66.0kg 所属:Ihlasキルギスの高地で広大な自然のなか育まれた脅威のフィジカル、さらに組技・寝技はもちろん立技でも高い技術を持つコンプリートファイター。家族の勧めでレスリングを始める。19年、地元キルギスのBatyr BashyでプロMMAデビュー。ロシアのACA Young Eaglesで3勝後、22年11月、アマチュアルールのGAMMAで4日間に3勝しフェザー級王座を獲得。23年6月よりROAD FC 63kgトーナメント出場。1回戦でヤン・ジヨンに1R一本勝利を収め存在感をアピールしたが、8月の準決勝は失格(体重超過及び計量への遅刻に起因)。10月、63.95kg契約でUAE Warriorsに参戦し一本勝利。24年6月RIZIN初参戦。武田光司に1R早々リアネイキドチョークを極め、その漲る破壊力でRIZINファンを一瞬で虜にすると、9月には体重超過のフアン・アーチュレッタとの対戦を「全く問題ない」と応じ1R アームバーでタップを奪った。大晦日、立ち技の元世界王者である久保優太を完全ドミネートしてTKO勝利。25年5月、RIZIN4戦目で王座挑戦を果たすと、クレベルをまさかの1R僅か62秒でTKOし、王座奪取、プロ戦績を14勝無敗に更新(オール2R以内フィニッシュ)。その圧倒的な第7代王者としていつ何時でも挑戦を受ける強者の流儀を持ち合わせながらも、参戦予定だった7月は筆頭候補ケラモフの負傷をはじめ、試合成立ならず。初防衛戦の今回、多彩なフィニッシュと高いファイトIQを持つコレスニックを圧倒的な強さで沈め、絶対的な長期政権を築き上げるのか。 ◆ビクター・コレスニックViktor Kolesnik1996年3月7日、ロシア出身身長:177cm リーチ:178.5cm(70inc)体重:66.0kgTiger Muay Thai/Kuznya所属 七色の蹴り技を持ち、終始アグレッシブでハイペースに試合を支配する卓越したMMAストライカー。サンボをバックボーンに持ち、14歳からMMAの練習を始める。KO13年8月にロシアのローカルプロモーションTech-Krep FCでプロデビュー。その後はローカル団体で6連勝を飾る。17年3月からはM-1 challengeに舞台を移し、並み居る強豪相手に勝利を飾る。21年9月にはSerbian Battle Championshipで1Rにハイキック、2Rには膝蹴りを当ててKOしフェザー級王者に輝く。12月にはOpen Fighting Championshipタイトルマッチで、1R終盤にTKO勝利を飾り2本目となるフェザー級のベルトを獲得。23年5月、初参戦のRIZINで岸本篤史に、続く10月、適正のフェザー級で高木凌からフルマーク判定勝利を挙げると、24年4月にはONEで勝ち越している中原由貴との高度な打撃戦を制し、RIZIN3連勝。しかし10月に予定された武田光司戦は感染症を罹患し試合中止に。多彩なフィニッシュを持ち、1年2ヶ月ぶりとなる25年6月の前戦では修斗王者のSASUKEを相手に、1R終了直前、左ボディでの豪快なKO勝利を挙げた。タイトル戦を7月時点では怪我で断念したものの再度チャンスをものにした今回、無敗王者をKOして初黒星を献上し、自らの腰にベルトを巻くつもりだ。 [nextpage] バンタム級で佐藤将光とサバテロが『いぶし銀』対決 ▼バンタム級 5分3R佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)ダニー・サバテロ(米国/アメリカントップチーム) ◆佐藤将光Shoko Sato1987年8月21日、東京都出身身長:175cm リーチ:177cm(70inc)体重:61.0kg坂口道場一族/FightBase都立大所属 高校時代、サッカー部を引退後にKRAZY BEEの一般会員に。大学進学後は転居先近くの坂口道場で格闘技を始めた。08年4月Tribelateでプロデビュー、12月には初代フェザー級王座獲得。パンクラスで経験を積むと、15年から本格的に修斗参戦。2連勝を経て、9月のVTJでは安藤達也を判定で下す。石橋佳大との王座決定戦で判定勝利し、第10代修斗世界バンタム級王座獲得。最も世界王座に近い日本人選手として19年5月からONE参戦。ハファエル・シウバやクォン・ウォンイルら強豪相手に4連勝の結果を残した。23年10月、負傷欠場の井上直樹に代わりRIZIN緊急初参戦、太田忍に判定2-1勝利を挙げた。24年3月の2戦目で井上直樹とハイレベルなMMAの攻防を展開するも、スピードで勝る井上にテイクダウンも取られ、判定0-3でRIZN初黒星を喫した。再起戦の9月、フェザー級元王者で転向2戦目となる牛久絢太郎を相手に、RIZIN参戦以来の異名「いぶし銀」に相応しい巧みな試合運びで攻勢に立ち、完封勝利。5月の韓国大会ではキム・スーチョルと13年ぶりに対戦。前に出るスーチョルにヒジやヒザを当て、ノンストップの攻防の末に判定勝利を収め、アウェーでリベンジを果たした。今回レスリングエリートのサバテロを相手にその技術で上回り、極上のMMAを繰り広げて勝利を挙げるとともに、サバテロの弾幕のような煽りもまた、その独特の表現力で駁するつもりだ。 ◆ダニー・サバテロDanny Sabatello1993年3月31日、米国イリノイ州シカゴ出身身長:178cm リーチ:177cm(70inc)体重:61.0kgアメリカントップチーム所属 幼少期にレスリングを始め、高校時代イリノイ州王者に2度輝く。大学ではNCAAディビジョン1で活躍。18年7月のプロMMAデビュー以来6連勝を飾る。Titan FC では20年6月に王座決定戦で一本勝利を挙げベルトを獲得、21年2月には初防衛に成功した。5月よりBellator参戦。2連勝を挙げバンタム級ワールドグランプリへの出場権を獲得すると22年6月の1回戦を判定勝利で突破、12月、ラフェオン・ストッツが保有する暫定王者のベルトもかかった準決勝ではスプリットで敗れGP敗退。23年4月、マルコス・ブレノに一本勝利で再起を果たすと、7月、超RIZIN.2で初来日し、マゴメド・マゴメドフにギロチンチョークを極められ敗れる。11月、ストッツとの再戦ではユナニマス判定で敗れリベンジならず。24年8月のPFLではマジョリティドローに終わった。試合ではレスラーらしいコントロールを得意とするファイトスタイルだが、所謂Fワード連発のトラッシュトーカーで、その澱みない啖呵がXに向いているとBellatorに勧められアカウントを開設したほどだ。RIZINファイターとして初の舞台となった25年5月、オリンピック金メダリスト太田忍とのレスラー対決では3Rにスラムされた場面で体をひねるテクニックを見せ、太田が顔面から落ちたところにパウンド連打でTKO勝利を飾った。今回、ベテランで高度な技術を持つ佐藤将光を自身のMMAで上回り、その独特の世界観もまた自らの色で潰し、RIZINバンタム級トップ戦線に踊り出たい。 [nextpage] ムエタイMMA・梅野源治 vs 芦澤竜誠! ▼バンタム級 5分3R梅野源治(PHOENIX)芦澤竜誠(フリー) ◆梅野源治Genji Umeno1988年12月13日、東京都出身身長:180cm リーチ:176cm (69inc)体重:61.0kg PHOENIX所属 “日本ムエタイ界の至宝”と呼ばれる国内トップのムエタイファイター。18歳の時に自分自身を変える為ムエタイの道へ進む。07年11月のプロデビュー以来、連勝を重ね日本人最強の地位を固めるとムエタイの本場タイのトップ選手と鎬を削り数々のタイトルを獲得した。16年10月、日本人史上6人目のラジャダムナンスタジアム認定王者となる快挙を成し遂げた。RIZIN初参戦となった21年6月、RIZIN KICK ワンナイトトーナメントに出場するも皇治との試合が偶発的なバッティングでノーコンテストに終わる。その皇治と22年3月の再戦では判定負けを喫したが結果に対する不服の「ヤバイだろ」発言とその表情が大ブームを巻き起こす。23年6月、鈴木宙樹の飛び膝を被弾しKO負け。10月の再起戦では、K-1からの刺客・斎藤祐斗に判定勝利を挙げた。24年6月、MMAへの挑戦に向けオープンフィンガーグローブマッチに挑戦。魚井フルスイングを相手にヒジで2度のダウンを奪い勝利した。24年大晦日、かつてRISEで自身に黒星をつけた大雅とMMAデビュー戦同士の対決に臨むと、相手のテイクダウンを防御し逆にテイクダウンで上を取りパウンド、最終回には首相撲のコカしでテイクダウンしてバックを奪って判定勝利した。MMA 5戦目となるストライカーの芦澤竜誠と迎える2戦目の今回もまた得意の首相撲・ヒジを光らせ、自らの支柱であるムエタイ技術からのMMAを追求し、勝ち星を重ねたい。 ◆芦澤竜誠Ryusei Ashizawa1995年5月1日、山梨県出身身長:175cm リーチ:175.5cm(69inc)体重:61.0kgフリー喧嘩上等の打ち合いを信条とする本能系ファイター。16歳のプロデビュー以来9勝無敗で期待の新人として注目される。16年4月INNOVATIONフェザー級王座戴冠。17年よりK-1を主戦場とし18年、第2代K-1スーパーフェザー級王座決定トーナメント3位に。19年6月以降は表舞台から離れたが20年に復帰戦をKO勝利。22年6月、THE MATCH 2022でYA-MANとのOFGマッチに敗れたが大乱闘で大会を盛り上げた。大晦日にMMA転向とRIZIN参戦を発表し、初戦に皇治を指名。その長い手足から放たれるしなやかな打撃を武器に判定勝ちを収めた。23年大晦日のMMA初戦では太田忍に1R中盤にパウンドでKO負けを喫し、MMAの洗礼を浴びた。23年7月、互いにMMAルール2戦目となる皇治と対戦。事前の舌戦・乱闘の末、試合ではフルラウンドの打撃戦を制し判定勝利を挙げた。24年11月、漢気を見せタックルを封じ、真っ向勝負の打ち合いに応じたベテランの昇侍にヒザを効かせ2RTKO勝利。大晦日にはDEEP二階級王者の福田龍彌と対戦し1R 僅か54秒KO負け。MMA2勝2敗と五分の戦績で迎える再起戦でムエタイ王者・梅野源治を相手に、MMA5戦目の経験値で上回れるか。 [nextpage] 合氣MMA・大和哲也とSB柔道・奥山貴大が対戦 ▼フェザー級(66kg)5分3R大和哲也(大和ジム)奥山貴大(NEX) ◆大和哲也Tetsuya Yamato987年12月10日、愛知県 知多市出身身長:171cm 体重:66.0kg所属:大和ジム第6代K-1 WORLD GPスーパーライト級王者にして日本人初のWBCムエタイ世界同級王者、そのほかLion Fight世界同級王者、WBCムエタイ インターナショナル同級王者、NJKFライト級王者、WMCインターコンチネンタル同級王者など数々の輝かしい功績を誇る。父の影響で少林寺拳法を6歳から10年経験。魔裟斗に憧れ15歳からキックボクシングも習い始める。05年7月プロデビュー。10年、2010 K-1 WORLD MAX -63kgトーナメントでは才賀紀左衛門、久保優太ら全4戦をKOで優勝し、その剛腕ぶりを世に知らしめた。その後はムエタイルールでの試合に専念。16年4月、地元大会でRIZINデビュー。キックボクシングルールで1R に3ノックダウンを奪うTKO勝利。17年4月から新生K-1に参戦。3連続KO勝利で迎えた18年3月に野杁正明のベルトに挑戦もKO負け。その後、しばらく勝ち星から遠ざかったが21年に復活を遂げると、22年4月に山崎秀晃を1R左フック一撃でKOしK-1WGPスーパーライト王座戴冠。2度の防衛後ベルトを返上した。24年6月にムエタイルール復帰戦で敗れ、10月のRWSでも判定負けと2連敗。そしてプロデビュー20周年となる今年、キャリアの集大成としてMMAへ挑戦を決めた。実績が裏付けられた打撃と心身統一合氣道から学ぶ氣を活かした身体操作を武器に、地元で一撃必殺勝利を轟かせる。 ◆奥山貴大Takahiro Okuyama1994年3月14日、愛知県 春日井市出身身長:168cm 体重:66.0kg 所属:NEX父に連れられ小学1?6年に極真空手を始め、小学4年?高校3年までは柔道を経験、シュートボクシングは小6から始めた。12年6月、愛知開催のS-BATTLE 2013 夏の陣でプロデビュー。16年9月SB日本スーパーライト級王座決定戦に緊急大抜擢されたがMASAYAに判定負け。17年4月にはカナダでWKA世界王座に挑み5R判定負け。その後は次世代を担う存在としてSB日本ウェルター級トップ戦線で活躍。破竹の5連勝後の18年8月、地元愛知でRIZIN初出場も、キックルールで松倉信太郎に判定負け。22年6月、SB日本ウェルター級王座決定戦で村田義光を相手に柔道仕込みの大腰で2度のシュートポイントを奪い、5R判定勝利でベルトを戴冠。24年6月にイモト・ボルケーノとのOFG戦で5R判定勝利、初防衛を果たす。12月、念願のMMAデビュー戦で白川ダーク陸斗に腕十字を極め鮮烈な一本勝利を飾ると、錚々たる出場者に並びDEEPフェザー級GP2025に大抜擢。3月、極真空手のバックボーンを持つ海飛とスタンドで競り合ったが接戦を落とし1回戦敗退の結果に。5月、MMAデビュー戦の直樹に1RKO負けで2連敗。再起戦となる今回、新たに立技から乗り込む大ベテラン大和のムエタイ技術を凌駕するMMAで華々しい勝利を飾り、地元で勝利の凱歌を揚げる。 [nextpage] PANCRASEフェザー級王者・三宅輝砂が元1位の高木凌とRIZINで激突! ▼フェザー級(66.0kg)5分3R高木 凌(パラエストラ八王子)三宅輝砂(ZOOMER) ◆高木 凌Ryo Takagi1999年9月12日、千葉県出身身長:178cm リーチ:179cm(70inc) 体重:66.0kgパラエストラ八王子所属 高校3年まで野球を経験。卒業を機にパラエストラ八王子の門を叩き、総合格闘技を始める。20年のアマチュアパンクラス西関東選手権ライト級で優勝すると、21年9月のプロデビュー戦以来パンクラスを主戦場に、4連勝うち3試合を右ストレートでKOしており、ジム代表の塩田歩も「神の右」と太鼓判を押す。22年12月、新居すぐるに一本負けで初黒星を喫するも、その後2連勝。23年10月、RIZIN初参戦でいきなり強豪ビクター・コレスニックと対戦、実力が出せぬまま判定負けを喫した。24年4月RIZIN2戦目で西谷大成を得意の右ストレートでマットに沈めRIZIN初勝利を掴み、練習仲間の鈴木千裕とともに新世代の台頭を見せつけた。9月には萩原京平とのストライカー対決で1Rリアネイキッドチョークによる一本勝利。25年5月、超新星・秋元強真との注目の若手対決では、相手に総合力で上回られ悔しい判定負けを喫した。その後ヒロヤとともに元JTTコーチのビリーの元で研鑽を積んだ。今回、自身が抜けたPANCRASEで王者となった三宅を相手にMMAの向上を見せつけて圧倒的勝利を収め、再起を遂げるとともに実質的なPANCRASE最強の座を確固とし、RIZINの舞台でのさらなる高みを目指す。 ◆三宅輝砂Kisa Miyake 1999年9月19日、愛知県 名古屋市出身身長:180cm 体重:66.0kgZOOMER所属 第11代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト。兄が習っていた空手を自分もやりたいと4歳から1年経験。兄の影響で総合格闘技にハマり14歳の時にヒョードルの動画を見て近所のサンボ道場に入門、さらに打撃も習おうと兄が通っていた志村道場に入門した。15年8月、GLADIATORでプロMMAデビュー。20年末よりPANCRASE参戦。21年5月のネオブラッドトーナメントでは1回戦で相手のアゴを破壊し1R TKO、決勝で1R一本勝利を挙げて優勝。しかしその後は2連敗から勝ち負けを繰り返す。23年3月に中田大貴にフロントチョークでテクニカル一本負け以降は、鋭い打撃に磨きがかかり、ジャブ&カーフでの支配力を得て3連勝。24年12月、平田直樹とのフェザー級王座決定戦のチャンスを得ると1Rテイクダウン狙いの平田にヒザを突き刺しKOでベルトを戴冠。続く25年6月、中田大貴を1RスタンドパンチでKOしリベンジを達成、初防衛を果たした。23年11月以降は全て2R以内にTKO勝利を挙げており、その天才性と殺傷能力に熱視線が注がれてきた。地元名古屋でのRIZINデビュー戦となる今回、高木が成し遂げていないキング・オブ・パンクラスという称号の誇りをかけ、早期KOで沈め、一気にRIZINで名を上げるつもりだ。 [nextpage] 冨澤大智と平本丈がMMAストライカー対決! ▼フライ級(57.0kg) 5分3R冨澤大智(フリー)平本 丈(剛毅會)◆冨澤大智Daichi Tomizawa1997年10月3日、栃木県出身身長:168cm リーチ: 165cm(65inc) 体重:57.0kg フリー 父や兄の影響で野球を6歳から18歳まで続ける。21歳の時に格闘技を始めるとアマチュアで6勝2敗の戦績を残し、K-1チャレンジ(一般) Bクラス トーナメント -60kg優勝。19年、ABEMAの格闘代理戦争でTEAM武尊の一員として注目を集める。その後K-1総本部で練習を重ね、21年10月のKrushでプロデビュー。Krush2連勝後、BreakingDown(以下BD)に活躍の場を移す。11月、ヒロヤと自身初のMMAルールで対戦するも判定負けを喫した。その後はキックボクシングルールで6連勝。RIZIN初参戦となった23年大晦日、Krush王者の篠塚辰樹相手にフルラウンド戦い抜くも判定0-3で敗れた。24年6月、井原良太郎が持つBDバンタム級王座に挑戦したが延長の末、判定0-5負け。その後、一時消息不明となるが自身のYouTubeで引退撤回。12月、半年ぶりの再起戦で無敗の空手家よしきまるに判定3-2勝利で涙を流した。大晦日、2度目のMMAルールで三浦孝太のタックルに膝を合わせ1R TKO勝利。25年5月の山本アーセン戦では左ストレートを当てる場面も作ったが打撃を封じ込まれバックチョークで一本負けを喫した。キック王者の田丸辰を組みで完封した平本丈を相手に、MMAストライカーとして総合力の進化を見せることができるか。 ◆平本 丈Joe Hiramoto2003年7月22日、東京都出身身長:170cm リーチ:166cm(65inc) 体重:57.0kg剛毅會所属兄・平本蓮の影響で5歳よりキックボクシングを始める。20年大晦日に蓮がMMAに挑戦した姿に刺激を受け自身も転向。21年、ABEMA「格闘 DREAMERS」をPCR検査が陽性で断念したが、その後に入れ替え戦を一本勝利でチャンスを掴む。最終審査では同じくストライカーの鈴木崇矢と対戦したが、負傷による棄権。その後も兄と共にMMAの練習に励み、23年3月のGLADIATORで飴山聖也を相手に、約2年ぶりの復帰戦にしてアマチュアMMAデビュー。1R、左フックによるKO負けを喫した。23年大晦日、初参戦のRIZINでプロMMAデビュー。YUSHIを相手に左ハイキックでダウンを奪うなど、判定3-0勝利。24年11月、プロ2戦目のDEEPで同じ空手ベースの木村琉音と対戦。1R中盤に腕十字を極められ、一本負けを喫した。再起戦となった25年5月、田丸辰のMMAデビュー戦に抜擢。キックボクシング二階級王者という大型新人を相手に、MMA経験の差を見せてグラウンドコントロールし判定勝利した。今回は同門の篠塚が完封勝利した相手でもあるストライカーの冨澤を相手にMMAの成長を見せつけてフィニッシュ勝利し、白熱するRIZINフライ級で着実にステップアップする。
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