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2025年9月23日(火/祝)東京・ニューピアホールで開催の昼夜大会『PANCRASE 356』『PANCRASE 357』の前日計量が22日13時から都内にて行われ、夜大会の『PANCRASE 357』は全選手が計量をパスした(※追加コメントあり)。
PANCRASE 357 計量結果とコメント
ネオブラ優勝の平田がカザフスタンのスコティッシュ・ツイスター使いのサルドロフと対戦
▼ミドル級 5分3R
平田 旭(move)1位/2025年NBT同級優勝 2勝1敗 83.7kg
コシム・サルドロフ(Dorob Fight/タジキスタン)4勝 84.05kg
25年2月、破壊力抜群のパンチで岡村寿紀を1R マットに沈め、NBT王者に輝いた平田。続く6月のNPH大会では、パンチとパウンドの猛ラッシュでタフファイター・長岡弘樹を2Rに粉砕し、勢いは加速する一方。
そんな平田の前に立ちはだかるのは、タジキスタンから来日を果たす無敗の刺客・サンドロフ。レスリング仕込みの圧倒的フィジカルを武器に4戦無敗。
ロシア、ベラルーシ、中国で戦い、7月のJCK Fight Night 101では、カザフスタン戦士をスコティッシュ・ツイスターに極めている。王座空位のミドル級に、中央アジア旋風が吹き荒れるか?
平田「準備はばっちりでやることもわかっているので、必ず勝ちます」
サルドロフ「もう話す時間は終わりました。ぜひ見に来てください」
平田「打撃が通用するところを世界に見せられたら」
平田(会見コメント)「初の国際戦で分からないことも多いんですけど、バッチリ準備して来ています。向こうも本気で来ると思うので、僕も本気で倒しに行く、そういう試合を見せられたらと思います。サルドロフ戦が決まった時は、率直に“あ、マジか”と。でも今は、そこから練習を重ねていってもうゾクゾク、ワクワクしてるので、楽しみの方が強いです。コシム選手はランキング外ですけど、アマチュアの世界チャンピオン(IMMAF)で2連覇しているので、僕の心境としては挑戦者という気持ちが強い。と同時に練習もしてきて自信もついて、迎え撃つという気持ちもある。本当に強敵なので、ここを倒し切れれば、僕は打撃なので、それが通用するところを世界に見せられたら自信にもなるし、次のステップも見えてくると思う。なので打撃を見てほしいです。
(NBT優勝から2連勝中は)拳の感覚が研ぎ澄まされてきた感じがあって、当たったタイミングも分かるようになってきた。力加減も。長岡(弘樹)戦でもそうだったけど、そんなに力まなくても打てる、その辺のセンサーが敏感になってきているので、もっといっぱい出せるようになってきたし、次の試合も多分そういう展開に持っていけると思うので、ガンガンいけると思う。
格上、強敵とやる時の心構えとしては、勝機って一瞬しかないと思うんで、そこで待たずに畳みかけるっていうのは普段の練習でも意識していて、それが試合でも出せればなと。
(空位のミドル級王座について)ここで勝てばタイトルマッチをやっても文句はないと思うし、はっきり言って、ここで勝てれば全然(タイトルも)見えてくる話だと思うので。“通過点”とは言えないけど、そこを見据えた試合になるかなとは考えています」
サルドルフ「1Rでフィニッシュしなければいけない」
サルドルフ「プロでは4戦して4勝しているんですけれども、あの、この戦績は5カの間に4試合しての戦績ですで、今もとてもコンディションが良くて、毎回技術も上がっていると思っています。なので、年内にはまだ試合をして、全部で7試合したいなと思っています。
(25年5月21日のop Fight Globalでの2試合は)ワンデートーナメントで、1回戦がウズベキスタン選手と、2回戦がロシアの選手を相手に両方とも1R TKOでした。
(前戦のスコティッシュツイスターについて)この間の試合で使ったスコティッシュツイスタ-は、もちろん練習の中でたくさん使ってきて、試合の準備のためのトレーニングでもたくさん練習をしてきたものです。それがあの試合で出せたことにすごく自信が持てました。そうした経験から、今まで見せていなかった技術をどんどんプロフェッショナルの試合の中で見せられるんだ、という自信がついてきた。これからも、もっともっとそういった技を見せられるんじゃないかなと思っています。
(前回の試合のスコティッシュツイスターでは相手の頭を脇に抱えて、組んだ自分の足を持って絞め上げてた。あの形は?)PFLでほかの選手(ジェイク・ハードリー)がやってるのを見て、いつも真似をして練習をしていました。前回の試合では1回目にかけた時は成功しなくて、2回目でフィニッシュすることができました。
(対戦相手の平田はパンチャーだが?)自分のアドバンテージはレスリングにある。フリースタイルレスリングで国内で86kgで5度王者になっています。しかし、これからプロのキャリアを、戦績を作っていくためには打撃にもしっかり取り組んでいくし、今までのアマチュアの試合の中ででも、過去、何戦かしてきたプロの試合でも、ストライカーの相手と試合をすることはありましたので、今回の平田選手が打撃が非常に強いというのは知っていますけれども、特にそんなに大きなチャレンジではないと思っています。
(試合のカギは)自分は打撃でも寝技でも自信を持って戦えるとは思っていますが、1Rでフィニッシュするのが、鍵になるんじゃないかなと思っています。平田選手の過去の試合を見て、まあ1Rでフィニッシュできるだろうな、しなければいけないなというような印象ですね。
(PANCRASEのミドル級は現在王座が空位だが)いまはもう今回の試合、平田選手にしか集中していません。とりあえずこの試合をしっかり終えてから、先のことを考えたいなと思っています。
自分は子供の頃にPRIDEなどの格闘技を見てきて、日本のMMAにすごく憧れを持っていました。なので、まず日本に来れたことで一つ夢が叶ったと思っています。非常に嬉しいです。この暑さとかコンディションに関しては大きな影響はないです。今日もそこまで暑く感じないですし、非常に良い感じで過ごせています。
PANCRASEの皆さん、呼んでいただいてありがとうございます。来日できて本当に嬉しいです。日本は美しい国で素晴らしいと思っています。ファンの皆さん、9月23日、ぜひニューピアホールに試合を見に来てください」















