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2025年9月21日(日)大阪国際交流センター大ホールにて『DEEP OSAKA IMPACT 2025 3rd ROUND』(昼大会 DEEP YouTubeメンバーシップ)が開催された。(夜大会の『DEEP OSAKA IMPACT 2025 3rd ROUND』はこちら)
▼メインイベント(第10試合)DEEPフェザー級 5分3R
〇青井 人 (BLOWS)=66.0kg
[判定3-0]※30-27×3
×チェ・ソンヒョク (TEAM HAN CLUB)=65.85kg
昼の『DEEP OSAKA IMPACT 2025 3rd ROUND』では、25年5月の『ROAD TO UFC』フェザー級1回戦でユン・チャンミンにスプリット判定で惜敗したDEEPフェザー級王者の青井人 (BLOWS)が復帰戦。韓国のチェ・ソンヒョク (TEAM HAN CLUB) と対戦する。

ソンヒョクは、元UFC“コリアンゾンビ”ジョン・チャンソンが率いる『ZFN』で第1回&2回大会をいずれもフィニッシュ勝利も、6月7日の『ZFN Origin 2』で河名マストと対戦し、ジャパニーズネッククタイで1R 一本負け。MMA戦績を6勝7敗としている。28歳。

青井は、2024年3月に『ROAD TO UFC シーズン2』に出場した神田コウヤからスプリット判定勝ちでDEEPフェザー級王座を獲得。12月には元王者の芦田崇宏に右アッパーを当ててパウンド、2RでKO勝ち。DEEPフェザー級GPが開催されるなか、25年5月のRTUを選択し、敗れており、同じくRTU敗北からUFCを目指す河名とも対戦しているソンヒョクには、負けられない一戦となる。28歳。

1R、静かな立ち上がり。ジャブ、ローで互いに距離を測る。2分が経過したところで青井が右インロー、ソンヒョクが左ストレートを出してきたところで胴に組み付き、そのままテイクダウンを奪う。

抑え込む青井にソンヒョクは下からヒジ。青井は組み付くソンヒョクを持ち上げて落とす。ソンヒョクは下から首を左腕で巻いてギロチンの体勢に。青井がケージ際まで持って行くと、ソンヒョクは立ち上がるが青井はバックを奪ってグラウンドへ引きずり込む。立ち上がるソンヒョク。

両者が離れてスタンドになると、青井はジャブを出してけん制。サウスポーのソンヒョクは左の蹴りを放つ。

2R、ジャブを出す青井にソンヒョクは左右フックで突進。青井は左フックで迎え撃つ。ソンヒョクは左フックから右アッパー、青井はジャブを打つ。青井の強い右インロー、右ハイも放つ。ソンヒョクは左ローを返した。

左ストレートで突っ込むソンヒョクを左ストレートで迎え撃つ青井。ジャブで距離をとる青井はニータップからテイクダウンしてパウンドを打つが、すぐにソンヒョクが立ち上がる。青井は右ミドル。ソンヒョクが右フックで入ってくると左フックを合わせる青井。強い右インローも蹴る。青井の右フックにソンヒョクは下がるが、左を打って青井を入らせない。

3R、青井が左フック、ソンヒョクはすぐに左を返して下がる。前に出る青井が右ストレート、右ミドル。サウスポーのソンヒョクに青井は左へ回り込み、左右フック。ソンヒョクも打ち合いに応じたが青井は両脇を差して右足を掛けてのテイクダウン。サイドポジションからヒジを落とす。ソンヒョクはバギーチョークに体勢になるが、青井は持ち上げてマットに叩きつける。

ソンヒョクが足を外したところで青井がマウントに。ケージを蹴ってブリッジしようとするソンヒョクに青井はヒジを見舞う。上体を起こしてのパウンド、背中を向けたソンヒョクにバックマウントからのパンチ。ソンヒョクは立ち上がる。青井は右の前蹴りを突き刺し、ソンヒョクの左に右のカウンター。ソンヒョクは後ろ廻し蹴りを放つが空振りに。ここで試合終了。

判定はフルマークで青井の勝利に。納得がいかない内容だったか、青井は首を傾げる。

青井はマイクを持つと「まだまだ自分のダメなところを練習してきたんですけれど、仕留められないのでまだまだ修行不足なので強くなって帰ってきます。まだまだ楽しませるので、もっともっと強くなってしっかり楽しませす」と語る。

ここで解説を務めていた、8月の「DEEPフェザー級GP2025」で優勝した水野新太がケージイン。マイクを持つと「12月、できたら僕とやってください。大丈夫ですか?」と挑戦宣言すると、青井はうなずく。続けて水野は「僕がチャンピオンに勝つので、準備しておいてください。僕も最高の準備をしてきます」と青井と握手を交わした。

青井は「水野選手はとても強い若手の、若手とは思わないですけれどとても強いファイターだと思うので。僕は今ベルトを持っていますけれど水野選手は暫定ベルトを持っていて、どっちもチャンピオンやと思っているので。今のままやと負けちゃうかもしれないのでしっかり強くなって帰ってきて、第12代チャンピオンというのをしっかり見せようと思うのでよろしくお願いします」と、8戦全勝の水野を迎え撃つと語った。





