▼メインイベント 59.87kg契約 3分3R
〇スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)
判定3-0
×デチャ・ポー.ボリラック(タイ)

スリヤンレックはラジャダムナンとルンピニーの2大殿堂でランキングに名を連ねたほか、タイのテレビマッチである『ワンソンチャイ』フェザー級王者の肩書を持つ。パンチを得意とするハードパンチャーで、激闘派ファイターとして名を馳せ、2019年12月のK-1名古屋大会に初来日。当時K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹と対戦。合計3度のダウンを奪われて判定で敗れるも、そのたびに立ち上がって武居に反撃。3R終盤には猛反撃に出て武居をヒヤリとさせた。

2020年2月にも再来日したが、軍司泰斗に判定で敗れている。ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 25』から参戦し、ONE戦績は8勝(7KO)4敗。2025年3月の日本大会で龍聖に敗れたが、7月にランボン・ソー・テラパットをKOして再起した。 
デチャはONE FFでイサンヌアに2連勝するなど、現在8連勝中。首相撲からのヒザ蹴りを得意としている22歳。

1R、デチャはジャブ、スリヤンレックは右ロー。上背で優るデチャはジャブ、前蹴り、右ローを出しながらじりじりと前へ出ていく。スリヤンレックが入り込もうとするとデチャはステップでかわし、右ローを蹴る。デチャのジャブに左フックを合わせようとするスリヤンレックに、デチャは右の縦ヒジを狙う。デチャが長いリーチを活かした戦い方で優勢に。

2R、左インローから左右フックを放つスリヤンレックに、デチャは右ストレートのカウンター。スリヤンレックの右ローをかわして左ミドルを蹴る。ジャブと右ローで前に出るデチャに、スリヤンレックが左右フックを放つと右の縦ヒジを打つデチャ。離れると左ミドル、ジャブ、右ロー。スリヤンレックが入り込んでもデチャは首相撲捕まえてのヒザ。

デチャの右ローに大きく足が流れるスリヤンレック。デチャは一気に前へ出て右ストレート、首相撲からのヒザ。右ロー、右ボディストレート、そしてつかんでのヒザとデチャが攻め、スリヤンレックは左右フックで応戦するがデチャの首相撲に捕まる。

3R、逆転を狙うスリヤンレックは左フックからの速攻、右アッパーでデチャが倒れ、レフェリーがダウンをコール。両手を広げて抗議するデチャだが受け入れられない。ここからスリヤンレックが左右フックのラッシュを仕掛け、デチャもこれに応じる。猛打を連打するスリヤンレックは右ヒジでダメージを与えての右フック、左フックでダウンを追加。

デチャも右縦ヒジ、アゴへのヒザ、ハイキックで逆転を狙う。スリヤンレックは右フックの連打で仕留めにいき、前に出るデチャを右アッパーで迎え撃つ。しかし、デチャが首相撲からヒザを突き上げてダウンを奪い返す。

首相撲に行くデチャにスリヤンレックは右アッパー、首相撲を振り払ってデチャが倒れると、デチャは足をフラつかせながら立ち上がる。デチャが右ロー、スリヤンレックはまたも左右フック、デチャもこれに打ち返す。最終Rは激闘となった。




