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【DEEP】中国YFU対抗戦・鹿志村仁之介、海飛、杉山廣平が3連続フィニッシュ勝利。橋本優大が安永吏成に判定勝ち、松井優磨が横内三旺にリベンジ、黒井海成が丈太に一本勝ち、山崎弥十朗がゲェイデに組み勝つ

2025/09/07 12:09
 2025年9月7日(日)、東京・ニューピアホールの昼の部で『DEEP TOKYO IMPACT 2025 4th ROUND』(U-NEXT配信/DEEPメンバーシップ)が開催された(※夜の部『DEEP JEWELS 50』速報)。6日12時30分からの計量は全選手がパス。  中国・YFUとの対抗戦が行われ、鹿志村仁之介(Battle-Box)、海飛(和術慧舟會HEARTS)、杉山廣平(THE BLACK BELT JAPAN)がDEEP代表として出場し、3戦全フィニッシュ勝利をあげた。 ▼DEEPバンタム級 5分3R ※選手名から前戦〇鹿志村仁之介(Battle-Box)9勝5敗 61.40kg[1R 3分36秒 リアネイキドチョーク]×マジシャン(郭強フィトネスクラブ)8勝4敗 61.35kg  鹿志村は、柔道を9歳から、12歳から柔術を始め、JBJJF全日本柔術選手権優勝。20年にPANCRASEでMMAデビュー。22年11月、DEEP初参戦。雅駿介をリアネイキドチョーク(RNC)に極め、一本勝ち。  しかし北米修行を経た23年2月のDJ.taiki戦、7月の日比野"エビ中"純也戦でいずれも判定負けを喫し2連敗に。再起戦となった11月、橋本優大に1R腕十字で一本勝利を収めると、24年9月に力也、12月にはRYUKIをともにRNCで極め、3試合連続、1R一本勝ちをマーク。  25年6月のRIZIN北海道大会では、左のストライカー後藤丈治に寝技を挑み、チャンスを作るも判定負け。今回、再起戦が国際戦となった。  対するマジシャンはMMA8勝3敗。WLF MMAで活躍し、25年4月にはBRAVE CFにも参戦。ONE FF1勝1敗のラビンドラ・ダッドに1R TKO負けを喫している。 鹿志村「明日はメインイベンターとして、そしてDEEP代表として、絶対負けられない試合だと思ってるんで必ず勝ちます。期待してください」 マジシャン「初めて日本で参戦しますけれども、しっかり今日は休んで寝て、明日いい試合、会場を盛り上げていきます。よろしくお願いします」。  1R、サウスポー構えの鹿志村は右ローをヒット。さらに左ミドルからマジシャンにダブルレッグで引き込み外ヒール。トップへ移行しサイドを奪取。マジシャンの起き上がりに三角絞め。  マジシャンは2度スラムも、鹿志村は受け身を取って外さず、うつ伏せで腕十字へ。  またいで抜いたマジシャンの踵落としに足関節も狙う鹿志村はバックを奪い、顎上からリアネイキドチョークを極めた。  試合後、鹿志村は「初めましての人もいるかもしれないですね。鹿志村です。今日はメインイベンターとして、大将としてしっかり勝つことができたことにまず安心しています。ありがとうございます。内容としては、すごいタフでした。最初も極まったんじゃないの? って思ったんですけど、ぶっちゃけ極め切れなかったですね。すごい諦めずに足関節から作って、バック取れて、リアネイキドチョークしようっていうことで。自分の課題もたくさん見つかった試合だし、とにかくこのメインイベントで勝つことができたっていうまず自分の経験に、一番感謝したいと思います。ありがとうございます。今後とも応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分3R〇海飛(和術慧舟會HEARTS)9勝6敗 66.25kg[1R 2分00秒 TKO] ※右フック→サッカーキック×ジャッキー狂(中山拓武)3勝2敗 66.25kg  海飛は、フェザー級級GPでの奥山貴大戦の判定勝ちを含め、DEEPで4連勝。25年5月にGP準決勝で水野新太からダウンを奪うも判定負けで決勝進出ならず。ジャッキーことQiong Jiaは、MMA3勝1敗。うち2勝をギロチン、ダースチョークで極めており、頭を下げると危険な相手だ。 海飛「まずジャッキー選手、中国から来てくれてありがとうございます。ですが、明日はDEEP代表として日本人として、中国人をしっかりブッ飛ばすんで、応援よろしくお願いします。KOします」 ジャッキー「対戦相手は空手出身だと思います。私は打撃から寝技まで全部できます。明日の試合に関しては、どんな技できても私は対応がしっかりできます。今日休んで(リカバリーして)いい試合を、会場を盛り上げていきましょう」  1R、サウスポー構えの海飛に、オーソのジャッキー。海飛は左ハイから。ジャッキーも左ハイ。ダブルレッグも差し上げる海飛。腕を差し入れて体を入れ替える。詰めてくるジャッキーを海飛が突き放すが、バッティングになり、海飛が頭をカット。ドクターチェック。  再開。ジャッキーは右を伸ばすが、右にかわしてカウンターの右前手フックを突いた海飛! ダウンしたジャッキーにサッカーキック! 前手をガードせずに柔術立ちしたジャッキーがまともにもらいダウン。海飛がKO勝ち。  試合後、海飛は「前回マジで悔しくて、水野君優勝してくれたからよかったけど、絶対やり返すんで。高橋選手、練習仲間ですが、どうですか」と準優勝の高橋遼伍との対戦をアピールした。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分3R〇杉山廣平(THE BLACK BELT JAPAN)16勝10敗 57.15kg[2R 1分52秒 三角絞め]×ラスカル(郭強フィトネスクラブ)4勝4敗 56.50kg  杉山は、23年から白星と黒星を交互に繰り返しており、2024年9月に関原翔にスプリット判定負けも、25年3月に濱口奏琉にスプリット判定勝ち。国際戦だが、3年ぶりの連勝をマークできるか。MMA4勝3敗のラスカルはWLFで3連勝中。 杉山「中国から来てくれてありがとうございます。明日はすごいパチパチ来てくれそうなので、すごい自分自身、楽しみです。対抗戦の一発目ということで、後ろの2人につなげられるような、いい仕事をしようと思ってます。DEEPのレベルの高さを見せつけようと思ってます」 ラスカル「日本に参戦するのが楽しみでした。明日しっかりKOします。必ずKOで倒します。打撃から寝技、組みまで全部できます」  1R、ともにオーソドックス構え。ラスカルの右に尻もちを着いた杉山はフルガード。ラスカルの右足を抱えると嫌ったラスカルがスタンドに。  ラスカルの左右の大降りを潜った杉山の組みにギロチンのラスカル。頭を抜いた杉山はパス狙いでサッカーキックも。立つラスカルは押し込み。  ラスカルのフックにアッパー、カーフ、ジャブの杉山。ラスカルのバックヒジをかわしてシングルレッグも切る杉山は左前蹴り。カウンターを狙う。ラスカルはスタミナ厳しいか。  2R、右前蹴りの杉山。ラスカルはジャブもシングルレッグテイクダウンの杉山が右足パス。フルガードに戻すラスカルが足を抱えてのスイープ狙いに杉山は頭を抱えて三角絞めに。タップを奪った。  杉山は「もっと圧勝するつもりが逆転という形になってしまいました。この後の対抗戦も勝ってください」と語った。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R〇橋本優大(CAVE)57.15kg[判定3-0] ※20-18×3×安永吏成(IRIE BASE)57.20kg  MMA6勝4敗・現在3連敗中の橋本優大(CAVE)と、MMA2勝3敗の安永吏成(IRIE BASE) がフライ級で対戦。橋本の前戦は24年12月にRYOGAに判定負け。安永は25年5月に59kg契約で竹見浩史郎に判定勝ち。 安永「戦いを楽しみたいと思います。応援よろしくお願いします」橋本「熱い試合をしてきちんと勝ちます」  1R、安永は蹴りから。その蹴り終わりで組んでテイクダウンの橋本。サイドに回るが安永はすぐにハーフに戻して足を抱えてスイープ。橋本は下からギロチンプレッシャーで首相撲ヒザ。橋本のシングルレッグにバック狙いの安永を落として橋本が上に。  キムラ狙う安永にケージに頭を詰めてハーフからヒジ。右差しで立つ安永がケージに押し込むも突き放す橋本。安永は左ミドル、さらに橋本の頭を下げた入りに左ヒザ! しかし足をつかんだ橋本がテイクダウン。立つ安永が左の蹴りでゴング。  2R、左フック、蹴りの安永に橋本はボディ打ち、安永のシングルレッグにネルソンもトップを取る安永。ここもギロチンがぶりで立つ橋本。首がぶりヒザで押し込み。頭を抜く安永を押し込む橋本はバックフィスト。すぐに組んでボディロックテイクダウン! そのままマウントに。  ケージウォークの安永のブリッジをかわしてマウントで両足を束ねる橋本。足を抜きハーフにする安永にケージから足を離してマウント、ギロチンチョーク。最後はパウンドに切り替えてゴング。  判定3-0(20-18×3)で橋本が勝利。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R ×横内三旺(Battle-Box)57.10kg[判定0-3] ※18-20×3〇松井優磨(KATANA GYM)57.15kg  RIZIN甲子園で優勝した横内三旺(Battle-Box)がプロ2戦目。DEEPでは23年11月にアマチュアSPルールフェザー級3分2Rで鈴木大晟 に1R KO負けして以来の試合。24年12月にRIZIN甲子園決勝で斉藤健心に一本勝ちした横内は、25年3月にRIIZN香川大会で前田吉朗に3R リアネイキドチョークで一本負け。再起戦となる。  松井優磨は、デビュー戦の高橋謙斗戦でアイポークによりノーコンテスト。2戦目で木村琉音と対戦も、木村が大幅体重超過で2R KO勝ちもノーコンテスト。25年5月の前戦でマサト・ナカムラに三角からの鉄槌、リアネイキドチョークで一本勝ちで初白星を挙げている。 松井「自分、横内選手には一度負けているので、ここでリベンジ、しっかりしたいと思います。応援お願いします」 横内「横内三旺、おにぎりくんです。頑張ります。応援よろしくお願いします」  1R、サウスポー構えの松井の左右の連打に横内は脇を差してテイクダウンも、松井はバック狙い。立ち上がりスタンドバックの横内はおたつロックの足を外して正対。下から突く松井に、横内は離れる。  右フックで飛び込む横内をかわす松井。左目周辺から出血の横内は左ミドル、左ストレートから跳びヒザ。さらに左ストレートをかわす松井は四つに組むと、横内が小外がけテイクダウン。  ハーフの松井は腰を切りフルガードに。ヒジを狙う横内。立ち上がり、飛び込んでパウンド。クローズドの松井は足を解くと横内の飛び込みパウンドをかわしてフックガードで跳ね上げスイープ、バックへ。  リストコントロール&四の字ロックの松井も、横回りで正対する横内が上でゴング。  2R、横内にドクターチェック後、再開。左から右を当てる横内。松井も右アッパー、ヒザを返すが、横内はシングルレッグテイクダウン。  松井は左で差してダブルアンダーで跳ね上げ、スイープ! バックから後ろ三角ではなく、センタクハサミからチンカップ(ストラップ)ギロチンのバック版か、アゴを引き付ける“松井スペシャル”。しかし、正対した横内は上に。側転パスを狙うが、そこをかわされバックを奪う松井はボディトライアングル。  横内は脇差しで横回転で正対し上に。バック狙いの松井はここもアゴを持ち、頸動脈を絞めて松井スペシャルを極めに行く松井だが、抜ける横内がスクランブル。最後のバックの取り合いから背後からアゴを引き寄せながらのセンタク挟みも極まらず。  判定3-0(20-18×3)で松井が勝利、横内にアマチュア時代のリベンジを果たした。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R 〇黒井海成(BRAVE GYM)65.95kg[1R 2分01秒 三角絞め]×丈太(クロスポイント・パラエストラ吉祥寺)65.80kg※奥村歩生(T・GRIP TOKYO)は負傷欠場  GRACHANで5連勝後、ROAD FCで2連敗した黒井海成(BRAVE GYM)がDEEPに初参戦。丈太こと古仲丈太と対戦する。KNOCKOUTでも活躍の丈太は、AMMACを経て、24年12月のDEEPでは、アマチュアルールで菊池佳歩をボディロックテイクダウンからそのままマウントを奪い、2R パウンドアウト勝利している。 丈太「全力で今までやってきたこと全部出して行きます。応援お願いします」 黒井「KOか一本で勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」  1R、ともにオーソドックス構え。四つに組んでテイクダウンの丈太に、下の黒井は三角絞め。左手も入れていた丈太だが抜けると、黒井はアームロックも狙い、右足を抱えてマウントになりつつ、最後は下になって三角を絞めてタップを奪った。 [nextpage] ▼DEEPライト級 5分2R〇山崎弥十朗(ガスワン)70.70kg[判定2-1] ※19-19マスト山崎2, 19-19マストゲェイデ×アサン・ゲェイデ(ROOTSジム)70.80  ライト級で山崎弥十朗(ガスワン)がプロMMAデビュー。山崎や埼玉栄高時代にレスリング高校3冠を達成。2014年南京ユースオリンピック男子フリースタイル76kg級優勝、2018年レスリングU23世界選手権79kg級5位、2022年全日本レスリング選手権ではフリースタイル79㎏級で優勝している。25年4月のアマチュアMMAコンペティションではミドル級で出場し、リラ・カルロス(MTK FIGHT JAPAN)に1R パウンドでTKO勝ちしている。28歳。  セネガルのアサン・ゲェイデは、セネガル相撲出身。25年4月のDEEP大阪でプロデビューし、松浦真実也にリアネイキドチョークで一本負け。 ゲェイデ「試合、期待して待っていてください。よろしくお願いします」 山崎「アサン選手はすごいアグレッシブな試合をすると聞いていたので、それに負けないように自分もしっかり暴れ回ろうと思います」  1R、サウスポー構えの山崎。オーソのゲェイデは右オーバーハンドから組んでボディロックで回してレスラーの山崎を崩す。バッククリンチのゲェイデは背後から足をかけて崩して山崎を振り回す。立つ山崎はケージに歩くが、送り手をつかんだゲェイデがバッククリンチで押し込み。背後からヒザ。  山崎はケージ背にするとヒザを突いて体を入れ替えもローブローに。中断、しっかり時間をかけて再開。山崎に「注意」。  右フックのゲェイデ。ブロッキングの山崎は下がりながらの組みは切るゲェイデ。シングルレッグもここは倒れず、バックに回る山崎。亀のゲェイデにサイドバックからバックでリアネイキドチョークも足をかける前にゲェイデは山崎を前に投げて落とす!  すぐに詰める山崎は両差しもゲェイデは左小手投げ! 同体で頭から落ちるも体勢を戻してパウンドは山崎。  2R、左フックで近づく山崎シングルレッグテイクダウンからサイド奪いキムラ狙いも足つかみ防御のゲェイデ。  なおもサイドの山崎は右で差して押さえ込み、クルスフィックスへ。さらに左腕にアメリカーナも。ここで腕を抜き戻すゲェイデ。なおもサイドをキープする山崎は右で差して左でパウンド。ワンハンドでノースサウスで押さえ込み。さらに上四方で右ヒジ。  うつ伏せになって立つゲェイデにがぶりの山崎がヒザを突くが、首を抜いたゲェイデ。すぐに詰めた山崎が左右でゴング。マストのスプリット判定で山崎が勝利した。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R 〇マサト・ナカムラ(レンジャージム)57.10kg[1R 4分07秒 リアネイキドチョーク]×松丸息吹(THE BLACK BELT JAPAN)56.90kg  ナカムラは、23年9月に亀田一鶴に1R 一本勝ちで3連勝をマークも、カザフスタンNAIZA、バリCanggu Fight Nightの国際戦で2連敗。その後、DEEPで関原翔、濱口奏琉に判定負けし、25年5月の前戦で松井優磨に一本負けで5連敗となっている。  松丸は、23年から白星と黒星を交互に繰り返しており、24年10月に氏原魁星に判定勝ちも、25年4月に能坂陸哉に一本負け。 松丸「必死こいてがむしゃらに絶対勝ちますので、応援よろしくお願いします」 ナカムラ「この夏、最後に大きい花火打ち上げたいと思いますんで、皆さん楽しんでいってください」  1R、サウスポー構えの松丸。オーソのナカムラは右の蹴りで圧力。右インロー。左右足を入れ替える松丸はシングルレッグも、まだ遠い。ジャブを当てるナカムラの詰めにシングルレッグの松丸は、ヘンゾロックから崩して引き込み。松丸の上に座るナカムラは背後にヒジ。さらに正対してハーフからヒジ。そのスペースで立つ松村。  ともにサウスポー構えに。詰めるナカムラにシングルレッグの松丸。そこに右ヒジを連打するナカムラはバックに回り、リアネイキドチョーク! タップを奪った。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R〇鈴木大晟(パラエストラ八王子)65.75kg[1R 1分09秒 TKO]×今村 豊(POLAR GYM OSAKA)66.25kg※藤井連(FIGHTER'S FLOW)が負傷欠場。 今村「大阪から来ました今村豊です。僕は大阪でいろんな職業をやってます。でも明日はプロ格闘家として、ここにいてるメンバー全員に勝てるぐらいの試合にするんで。期待して僕にワクワクしてください」 鈴木「まずは今村選手、(急遽)対戦を受けてくれてありがとうございます。今回も1Rで仕留めるので注目お願いします」  1R、左ハイから詰めて右で崩す鈴木。ハーフの今村にケージまで運び、今村に左手で潜らせずに強い右のパウンド。さらに右ヒジを打ち込み、左のパウンドでレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R×颯斗(神龍ワールドジム)※FKT優勝 56.80kg[判定0-3] ※18-20, 19-19マスト石原×2〇石原 射(GRABAKA)56.90kg 石原「2試合目なんでフィニッシュして会場を温めます。楽しみにしててください」 颯斗「明日は頑張ります。応援お願いします」  1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る颯斗がダブルレッグからバッククリンチでヒザ。背後から崩すも立つ石原は頭にパンチ。颯斗はサイドバックから崩し。石原はケージを背に体勢を戻して右ヒジ。正対するもダブルレッグの颯斗。石原は立ち上がり小手から正対。  しかし脇潜る颯斗は再びバッククリンチからシングルレッグで崩し、颯斗は近距離でヒジを当てるとニンジャチョーク狙い。外して詰める颯斗にヒザ。颯斗の組みに小手を巻く。  2R、石原の初回のヒジか、右瞼を腫らした颯斗。右を突く石原。左ジャブ。颯斗も右を突くが、石原はインロー。さらに右をテンプルに当ててヒザを落とさせる。颯斗はバックフィスト。詰められ回りながらもダブルレッグテイクダウン。立つ石原に右足を小外がけで崩すが、すぐに立つ石原。  再三のバッククリンチからの崩しにケージ背に正対した石原をまたも崩して右で腰を抱いて左でこつこつ打撃の颯斗。左小手の石原も右手で細かい打撃も、ダブルレッグの颯斗が崩して、その頭に石原が細かいパウンド。  判定は3-0(19-19マスト石原×2, 20-18)で石原が勝利。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分2R ×生田大雅(BLUE DOGGYM)61.55kg[1R 1分59秒 TKO] ※右フック→左フック、パウンド〇西山亮翔(パラエストラ八王子)61.60kg 西山「第1試合目ということで、大会の口火を切るような派手な試合をして盛り上げたいと思いますので注目してください」 生田「本戦一発目なんで。ええ一本・KOを狙っていきたいと思います。よろしくお願いします」  1R、オーソの生田は伝統派、サウスポー構えの西山は極真出身。生田の組みをはがす西山は右ロー。左ハイ。  生田は右アッパー、その蹴り足をつかんで詰め。ワンツーの右で飛び込む生田に、西山は詰めて右フック! 崩れた生田に背後から左フックでダウン奪い、追打でパウンドTKO勝ち。西山は3連勝をマーク。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 3分2R アマチュアSルール 〇寉岡樹記(MASTER BRIDE)61.60kg[1R 1分27秒 TKO]×大和田龍斗(GRABAKA郡山)61.00kg  1R、大和田のヒザの詰めに、寉岡は右で差して組んでヒザ。離れた大和田が左で差してシングルレッグも、足を抜く寉岡が右を当ててで崩して左ヒザ! 寉岡がKO勝ち。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 3分2R アマチュアSルール×菅 涼星(パラエストラ八王子)66.30kg[判定0-3] ※19-19マストダイヤ×3〇ダイヤ(FIRED UP GYM)65.85kg  1R、遠間からのシングルレッグのダイヤ。下の管は三角絞め。しかしダイヤは管の頭をケージに押し付け防御。管はキムラも狙いながら頭をずらすが、ダイヤは三角に固められながら細かいパウンド。  2R、逆ワンツーの左でダウンを奪ったダイヤ。管は下から左でオーバーフック、オモプラッタ。ダイヤは正対して左手でパウンド。下の管もパウンド。その際で腕を外して立つダイヤや上から足を蹴る。スタンド、管の左ローに、ダイヤも左を合わせてホーン。判定は3者19-19もマストでダイヤを支持。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 3分2R アマチュアSルール×岸 翔大(IRIE BASE)56.60kg[1R 2分51秒 三角絞め]〇荒井夕翔(Fired UP Gym)56.65kg  1R、右でダウンを奪った荒井だが、岸は下から足関節で立ち上がり。バックを奪いリアネイキドチョークへ。腰をずらし正対した荒井は下から三角絞め。左手を外に巻いて中腰の岸がタップした。
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