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2025年8月28日、UFCのダナ・ホワイト代表はインスタグラムライブで『UFC 322』(11.15 MSG)のカードを発表。その最後に「UFCとホワイトハウスでの会合はこれ以上ないほどうまくいった。今日、やり遂げた。最高になるぞ」と期待を煽った。
ドナルド・トランプ米大統領は先月アイオワ州で行われた集会で、2026年7月4日の米国建国250周年の記念日(※6月開催の報道もあり)に、ホワイトハウスの敷地内(サウスローン)で2万人から2万5千人の前でUFCの試合を行う計画であると述べていたが、28日、ホワイト代表は「ワシントンDCからそろそろ出発する。素晴らしい一日だった。ホワイトハウスで会談した。これ以上ないほど話はうまくいった。ホワイトハウスでの戦いが始まった。今後数週間で詳細をお伝えするが、今日は決着がついた」と、すでに具体的な準備に入ってることを明かした。
同大会には、コナー・マクレガーや引退を表明したばかりのジョン・ジョーンズらレジェンドが出場への関心を示している。
マクレガーは、2024年6月の『UFC 303』でマイケル・チャンドラーとの「TUF31コーチ対決」に臨む予定だったが、つま先の負傷で欠場。2021年7月のダスティン・ポイエーとの3戦目で左足脛骨を骨折して以来、4年間試合に出ていないが、そのアピールにホワイト代表は、「コナーなら信頼できる。コナー・マクレガーは、重傷を負った時を除いて、これまで一度も、そしてこれからも、常に期待に応えてくれる男だ」と、大会時には38歳になる“ザ・ノートリアス”がホワイトハウス大会で復帰しブランクを解消することを確信していると述べている。
一方でトム・アスピナル戦を拒否して引退したジョーンズがアンチ・ドーピング検査プールに再登録してホワイトハウス大会出場をアピールしたことについては、「ジョンがそのカードに出る確率は10億分の1」と斬り捨てている。
その言葉にジョーンズは「どんな困難にもかかわらず、俺はまだトレーニングを続けていて、ホワイトハウスでのイベントに参加できる可能性について楽観的だ。結局のところ、ダナがボスであり、その夜に俺が競技に参加するかどうかは彼の判断にかかっている。ダナがこの試合について本当に興奮していたことは知っているし、可能性が完全に閉ざされたわけではない。それが俺のような男に本当に必要なすべて。それはまた一つ、刺激を受ける素晴らしい目標のように思える。人生では、設定したすべての目標を達成できるわけではないこともあるけど、それでも大丈夫。でも、俺にはチャンスがあると思っている……結局、“10億分の1”の確率こそが、そもそもジョン・“ボーンズ”・ジョーンズになるために必要だったものだから」と、熱い思いをXに投稿している。
現在では反則規定から除外された「垂直方向のヒジ打ち」による失格の1敗以外、29戦無敗の“ボーンズ”は、もし復帰すれば、2024年11月に37歳でスティーペ・ミオシッチを左スピニングバックキックからのパウンドで3R TKOに下して以来、1年8カ月ぶりの試合となる。
計量はリンカーン記念堂で行われるとも噂されるUFC初のホワイトハウス大会はどうなるか?




