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【修斗】環太平洋王者・上原平が2度目の防衛戦。難敵たておを迎え撃つ。高阪剛の愛弟子・杉野光星が初の国際戦でアフメドフと激突。フェザー級・轟轟vs.ヨシイノウエも=9月21日(日)ニューピア昼夜大会

2025/08/20 13:08

世界バンタム級王座統一戦・齋藤奨司vs.永井奏多、バンタム級無敗の宮口龍鳳vs.投神・倉本一真も=第2部

◆プロフェッショナル修斗公式戦【第2部】PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.8
2025年9月21日(日)ニューピアホール
[開場]17:00[開始]17:30 ※開場中にOPファイトを実施予定

▼世界バンタム級王座統一戦 5分5R
齋藤奨司(FIGHT FARM)正規王者 7勝2敗1分
永井奏多(TRIBE TOKYO MMA)暫定王者 8勝0敗1分

 永井は現在無敗の20歳。7連勝中と最激戦区のバンタム級最強のトップコンテンダーだ。2025年は3月に藤井伸樹に判定勝ち後、5月に大阪でダイキ ライトイヤーに1R TKO勝ちで暫定王座についている。

 永井の強みは心技体のバランスの良さ。それを裏付けるのが国内トップファイターが集結する“練馬ピラニアの穴”長南亮率いるTRIBE TOKYO MMAでの鍛錬だ。練馬で鍛え上げられ、技を磨き、自信を培った永井は一気に世界王者への階段を駆け上がった。

 そしてその動向が注目されていた正規王者・齋藤奨司は、統一戦のオファーを迷う事なく快諾。これこそが真の王者の姿と言っていいだろう。24年の7月21日に行われた後楽園ホール大会で“最も戦いたくない男”の異名を持つ藤井伸樹(ALLIANCE)との大激戦を制し、世界王座を戴冠。今回はちょうど1年振りの試合となるが、齋藤はその前の須藤拓真戦の際にも1年2カ月のブランク明けで判定勝ちしており、齋藤にとって実戦とは試合数をこなすことではなく、対峙する相手に対していかに自己を練り上げ挑むかであろう。30歳。

 そんな齋藤にとって暫定王者・永井は相手にとって不足なし。毎年数え切れないほどの選手がデビューし、篩にかけられ、サバイブしていく事すら困難なタイトル戦線。そのパイの大きさゆえ、最激戦区と呼ばれるのが修斗バンタム級だ。その最強を決める“TOP of TOP”に相応しい二人によって統一される王座。“心技体”、“打倒極”全てが最高峰と言える、これぞ修斗と言われるような試合展開が見られるのは間違いないだろう。今大会の大トリに相応しい両者の一戦に注目だ。

▼バンタム級 5分3R
宮口龍鳳(総合格闘技道場コブラ会)同級世界10位・環太平洋1位 ※24年度同級新人王 6勝0敗
倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We/Majestic)※KNOCKOUT UNLIMITEDスーパーフェザー級王者 11勝4敗

 そのバンタム級にあの男が帰ってくる。“投神”倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We/Majestic)だ。2017年に修斗でプロデビューすると、レスリング×空手のMIXスタイルが開花。レスリンググレコローマンスタイルで全日本を幾度も制したその投げを武器に7連勝を飾り、ランキングを一気に駆け上がる。

「わかっていても投げられてしまう」連続ジャーマンでのKOなど、その衝撃の結末からつけられた異名が“投神”。2020年からはRIZINに参戦。24年からは究極打撃格闘技KNOCKOUTにも参戦。絞め・関節技は禁止ながら、あらゆるシチュエーションでの打撃が認められる「UNLIMITED」ルールで、まさに水を得た魚のように躍動。6月22日には栗秋祥梧を判定で下し、スーパーフェザー級王者に輝いたばかり。MMAは、24年4月のヤン・ジヨン戦のスプリット判定勝ち以来、1年5カ月ぶりとなるが、UNLIMITEDで磨かれたスタンドとコントロールしての打撃が、いかにMMAに組み込まれるか。

 その“神”と呼ばれる男を迎え撃つのが宮口龍鳳(総合格闘技道場コブラ会)。5月に野尻定由を1R KOに沈め、修斗で5戦5勝5KOとパーフェクトレコードを誇り、関係者の評価が日に日に高まる次世代期待のトッププロスペクト。フルコン空手出身で、長い手足から放たれる打撃で対戦相手を沈めてきた宮口だが、本人はグラップラーだと語り、得意は寝技なのだそうだ。これまで寝技に行くまでに相手を打撃で倒しているという衝撃の事実が判明した宮口にとって、倉本一真との一戦はまさに世に出る前の“伏龍鳳雛”状態と言えるのか?

 その実力が本物かどうか、試されるには楽しみすぎるカードが決定した。最後に立っているのは“投神”か?それとも“伏せる龍”か? 王座が統一されるバンタム級だが、このカードこそが裏メイン。

▼インフィニティリーグ2025 ストロー級 5分2R
旭那 拳(THE BLACKBELT JAPAN)
友利琉偉(パラエストラ小岩)

 旭那は田上こゆるに2連敗後、25年5月のインフィニティリーグで田口恵大を2R リアネイキドチョークに極めて再起。

 友利は、牧ヶ谷篤に判定勝ち後、知名昴海、黒部和沙相手に連敗。25年7月のインフィニティリーグで田口恵大と対戦も、田口のヒザ蹴りがローブローで続行不可能。友利の反則勝ちとなっている。

▼インフィニティリーグ2025 ストロー級 5分2R
マッチョ・ザ・バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)
田口惠大(RISING SUN)

 マッチョ・ザ・バタフライは7月のインフィニティリーグ初戦で黒部和沙に判定負け。連敗脱出なるか。打口も5月に旭那、7月に友利に敗れている。先に白星を掴むのは?

▼環太平洋フェザー級チャンピオンシップ 5分3R
上原 平(リバーサルジム横浜グランドスラム)王者 ※2度目の防衛戦
たてお(ELEVEN)挑戦者 同級7位

 第2部(17:30試合開始)に追加となったのが環太平洋フェザー級王者・上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)の2度目の防衛戦。

 上原は直近5試合負けなし。竹原魁晟、浜松ヤマトとのドローを挟み、磯部鉄心、青井太一に判定勝ちで環太平洋王座についた。

“毎試合防衛戦”を掲げる上原は保持するベルトを「自らの手で価値を高めていく」と熱く語る。

 その相手に選ばれたのがたてお(同級7位/ELEVEN)だ。たておはSASUKE、新居すぐるに敗れた後、椿飛鳥にスプリット判定で惜敗し3連敗も、24年11月に島村裕に判定勝ちで再起。25年3月の前戦では2連勝中だったシャ ランディとドローとなっている。

 世界王座に続き二度目のタイトルショット。既に発表されている世界バンタム級王座統一戦=正規王者・齋藤奨司と暫定王者・永井奏多の一戦に加え、ダブルチャンピオンシップとなった。

▼バンタム級 5分3R
杉野光星(同級世界2位/ALLIANCE)
ザヒド・アフメドフ(インドネシア・TEAM侍)

 初参戦から負けなしの三連勝を誇る“世界のTK”こと高阪剛の愛弟子・杉野光星(同級世界2位/ALLIANCE)が初の国際戦に挑む。

 対するは、国内外様々なプロモーションでキャリアを持つハードストライカーのザヒド・アフメドフ(インドネシア・TEAM侍)。

 12歳から日本に移住し、侍マーク・ハントこと桑原清氏率いるteam侍で格闘技を始め、4年の経験を持つ。キック戦績は7勝1敗(4KO)。MMAは、地下格でキャリアを積み、25年5月の『Breakthrough Combat04』で本格的なMMAデビュー。山崎蒼空のテイクダウンに判定負けしたものの、極めさせない粘り強さを見せた。

 ムエタイをペースにしており、序盤からガンガン殴りに来るファイタータイプだが、ディフェンス力にも優れており、カウンタータイプの杉野との試合はヒリヒリする緊張感の中での打撃のやり取りが期待される。

 スタンドの組み立てが違う両者だけにどちらが軍配が上がるか楽しみな一戦となった。

▼2025年度新人王決定トーナメント2回戦 フェザー級 5分2R
飯野雄斗(THE BLACKBELT JAPAN)
齋藤 優(無所属)

 新人王決定トーナメント2回戦では、全日本ライト級覇者で、25年4月に翔べ! ゆうすけ! に判定勝ちした飯野雄斗(THE BLACKBELT JAPAN)と、1回戦で山田稜真を下した齋藤優(無所属)が対戦する。

▼ストロー級 5分2R
大城匡史(THE BLACKBELT JAPAN)
漆田直輝(パラエストラ小岩)※デビュー戦

 ストロー級で黒部和沙に敗れたものの、4月に児玉勇也に2R TKO勝ちで再起を遂げた大城匡史(THE BLACKBELT JAPAN)が、今回プロデビュー戦となる漆田直輝(パラエストラ小岩)と対戦。

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