朝倉海とは1勝1敗、かつてのライバルの試合について語った堀口(写真はRIZIN出場時)
2025年8月16日(日本時間17日)米国イリノイ州シカゴのユナイテッド・センターにて『UFC 319: Du Plessis vs. Chimaev』(UFC Fight Pass/U-NEXT配信)が開催された。
UFC2戦目に臨んだ朝倉海(JAPAN TOP TEAM)は、2R4分39秒、ギロチンチョークでティム・エリオット(米国)に一本負け。2024年12月のUFC初戦でも同級王者アレシャンドレ・ パントージャ(ブラジル)にリアネイキドチョークで一本負けしており、厳しい2連敗となった。
試合後、現UFCファイターで朝倉海と1勝1敗の堀口恭司が自身のYouTubeチャンネルを更新。試合の感想を語った。
堀口は「1R目は凄い打撃が上手く当たってたりして、もうちょっと攻めればいいのになと思ったんだけど、ちょっと警戒してたのか分かんないけど、なんか攻めあぐねてたなって感じかな。打撃とか反応されてないのに。いい打撃が入ってたんだけど、それを続ければ良かったのになっていう感じで。1R目だから、どうしても様子を見てるってのもあると思ったんだけど」と、朝倉が打撃で優勢だったのに攻めあぐねていた、とする。

【写真】1Rはパンチを当てる場面があった朝倉海(C)Zuffa LLC/UFC
1Rに関しては「俺が見た感じは(エリオットは)結構いい打撃もらってんなっていう印象だったかな。テイクダウン取ってたけど、海くんが行けんのかなとは思ったけど」と朝倉が勝利する流れのように見えたと言い、「今回凄い海くんリラックスしていて、いい動きするだろうなと思ったけど。前半良かったけどね。試合的には紙一重だから。やっぱり倒せる場面で倒さなかったっていうのが。1R目でもう仕留めに行っちゃってれば俺は多分勝てたと思ったんだよ。これいい流れだなと思ったから。UFCはどっちが勝ってもおかしくない世界だから、チャンスをモノにできる人がやっぱ勝つから。それを俺もこうやんないとなっていうのを思って俺は見てたかな」と、倒せる場面で倒しに行かなかったのが敗因だとした。
「あとは寝技がね…寝技っていうかレスリングが。打撃に集中しすぎてて、1R目で相手の出方をティム・エリオットが見てて。2R目でその出方がちょっと分かってきて、寝技に行ったんじゃないかな。1R目でも入ったタックルは1発で倒してるし、そこで海くんがディフェンスなく倒してるから(中略)レスリングに対する反応が遅いなとは思った」とも指摘していた。



