▼コー・メイン フライ級ムエタイ 3分3R
〇ギンサンレック・ウォー・カムチャムナン(タイ)
TKO 1R 1分11秒 ※3ノックダウン
×タン・ジン(ミャンマー)

ギンサンレックはラジャダムナンを主戦場としていたサウスポーで、クマンドーイ、サオエーク、タノンチャイらトップファイターには敗れているものの、ルンミニットやコントラニーなど王者クラスから勝利を奪っている。2022年のRWSでは、ウズベキスタンとウガンダの選手に勝利。2022年12月にはヨーキッサダーにTKO勝ちしている。ONEではゴントーラニー、ジョアキン・オラギ、イゴール・ベクレフに3連続KO負けを喫して崖っぷちに追い込まれたが、7月にアレクセイ・バリカを1Rわずか53秒、バックハンドブローでKOして再起。戦績は43勝12敗。

ジンはラウェイの戦士。『ONE Friday Fights』には2024年2月から出場し、ジャイシンに鮮やかな左フックのカウンターで2R TKO勝ち。8月にはタイ(タイ)もボディへの猛攻で1R1分14秒、マットに沈めている。9月には武尊との初のキックボクシング戦に臨み、2RにKOで敗れるも1Rに武尊から左フックでダウンを奪った。2025年1月にスリヤンレックにKO負けを喫し、4月の再起戦はメディカルチェックで不合格となり欠場。

この試合は当初8月8日の『ONE Friday Fights 119』のメインで行われる予定だったが、ギンサンレックの欠場で今大会にスライドされた。

1R、サウスポーのギンサンレックにジンは右インロー、ジンのジャブにギンサンレックは左ストレートを合わせようとする。ジンが右インローを空振りした直後、ギンサンレックが左ハイキック一閃、ダウンを奪う。ダメージの見えるジンだがギンサンレックの左ミドルに軸足蹴りを合わせて転倒させる。

ギンサンレックは左ストレートからの左ヒジ。左へ回り込みながらまたも左ハイを蹴るギンサンレック。ジンの右ローとギンサンレックの左ローが相打ちとなり、すかさず右ローをもう一発蹴っていったジンだが、空振りしたところに左フックをもらって壮絶なダウン。


それでも立ち上がるジン。ロープに両手をかけたままのジンだったが、レフェリーはカウントを止めて試合続行。すかさず左ハイを放ったギンサンレックはふらつきながら後退するジンへ左ストレートを叩き込み、ジンは座り込むようにしてダウン。ギンサンレックの初回KO勝ちとなった。

2連続初回KO勝ちとなったギンサンレックは「KO勝利できて本当に良かった」と勝利者インタビューに答え、2連続で35万バーツのボーナスを受け取った。


