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【ONE FF】平田樹出場のFF120に3連勝狙う石井寿来とRISEのGUMPも参戦、メインはヨードレックペット

2025/08/10 22:08
 2025年8月15日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 120』(U-NEXT配信)に、平田樹(フリー)に続いて石井寿来(ウォーワンチャイプロモーション)とGUMP(TEAM TEPPEN)の出場が決まった。  ジュライ・ウォーワンチャイこと石井寿来は石井一成の甥で、一成と同じくジュニア時代からタイ遠征を重ねて2019年3月にルンピニースタジアムでプロデビュー。その後も日本とタイを行き来しながら戦績を重ね、WMC日本フライ級王座、スックワンキントーンフライ級王座、BOMスーパーフライ級王座の三冠を獲得。2023年7月、BOMで吉成名高と好勝負を繰り広げたソンチャイノーイに敗れるまで国内無敗の戦績だった。  2025年5月、KPKB(九州プロキックボクシング)で初めてのキックボクシングルールに挑戦し、ジョン・ヒョヌに1RでTKO勝ちしてKPKBインターナショナルバンタム級王座を奪取。2024年4月には『ONE Friday Fights』に初出場し、ベテランの片島聡志との日本人対決で勝利した。2025年6月の2度目の参戦ではモロッコのユネス・ムーニンをヒザ蹴りで2RにKOしている。  今回は120LBS(-54.43kg)ムエタイ3分3Rで、ハー・リン・オム(ミャンマー)と対戦する。石井のONE3連勝鳴るか。  GUMPは2024年8月の『DEEP☆KICK』で-60kg王者の大樹(RISEスーパーフェザー級3位)を三日月蹴りでKO。11月のRISEでは岩郷泰成をKOと波に乗っていたが、12月に笠原友希に判定負け。2025年3月、細越竜之介に判定勝ちして再起。6月には元NKB王者の高橋亮を判定で破った。現RISEスーパーフェザー級4位。決め台詞は「ノーダメージ」。戦績は16勝(3KO)4敗1分。  8日の『ONE Friday Fights 119』には同じTEPPENの水野夢斗が初参戦で勝利を収めており、続きたいところだ。 138LBS(-62.6kg)キックボクシング3分3Rで対戦するチャン・ハイヤン(中国)は、6月のONE FFで成尾拓輝と対戦している選手。試合序盤から打ち合い、左フックで成尾から先制のダウンを奪ったが、その後の打ち合いで逆転KO負けを喫した。  豊富なスタミナと手数で勝負のGUMPに、今回も最初から打ち合いを仕掛けてきそうなパワーのハイヤン。勝負を制するのはどっちか。  同大会のメインイベントには、ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)が出場。ポンペット・パントンジム(タイ/P.K. Saenchai Muay Thai Gym)と対戦。 “ザ・デストロイヤー”ことヨードレックペットはラジャダムナンスタジアムでライト級(2015年と2017年)とスーパーライト級(2021年)の2階級制覇、ルンピニースタジアムでも2017年にライト級王者となり、2大スタジアム王座を同時に保持した。2015年12月にラジャで梅野源治と対戦してTKO勝ちしたが、2016年10月の日本での再戦では判定で敗れラジャ王座を奪われた。2018年4月のKNOCK OUTでは初代王者・森井洋介にTKO勝ちしてKNOCK OUTライト級王座を奪取。同年にはタイのスポーツ界で権威のあるサイアムスポーツ社認定のタイ・スポーツ大賞のムエタイ部門でMVPを獲得している。  ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 2』から参戦し、4連勝(3KO)するもムアンタイ、タギール・カリロフに連敗。2024年6月のコムアウット戦で連敗を脱出したのも束の間、8月にコンスックに敗れた。11月のプンルアン戦ではダウンを奪われるも3Rに逆転KO勝ち。1月31日の『ONE Friday Fights 95』ではジャオスアヤイに2RでKO負け、3月のONE日本大会では吉成士門に判定負けを喫したが、6月にONE4戦全勝だったドンキングを1RでKOした。戦績は91勝38敗3分。  ポンペットは2023年5月からONE FFに出場し、ドゥアンソムポン、リッティデット、スリヤンレック、プンルアンらを撃破。5勝(3KO)2敗の好成績をマークしている。35万バーツのボーナスを4回獲得している激闘男。  コー・メインではギンサンレック・ウォー・カムチャムナン(タイ)がタン・ジン(ミャンマー)と対戦する。  ギンサンレックはラジャダムナンを主戦場としていたサウスポーで、クマンドーイ、サオエーク、タノンチャイらトップファイターには敗れているものの、ルンミニットやコントラニーなど王者クラスから勝利を奪っている。2022年のRWSでは、ウズベキスタンとウガンダの選手に勝利。2022年12月にはヨーキッサダーにTKO勝ちしている。ONEではゴントーラニー、ジョアキン・オラギ、イゴール・ベクレフに3連続KO負けを喫して崖っぷちに追い込まれたが、7月にアレクセイ・バリカを1Rわずか53秒、バックハンドブローでKOして再起。  ジンはラウェイの戦士。『ONE Friday Fights』には2024年2月から出場し、ジャイシンに鮮やかな左フックのカウンターで2R TKO勝ち。8月にはタイ(タイ)もボディへの猛攻で1R1分14秒、マットに沈めている。9月には武尊との初のキックボクシング戦に臨み、2RにKOで敗れるも1Rに武尊から左フックでダウンを奪った。2025年1月にスリヤンレックにKO負けを喫し、4月の再起戦はメディカルチェックで不合格となり欠場。  この試合は当初8月8日の『ONE Friday Fights 119』のメインで行われる予定だったが、ギンサンレックの欠場で今大会にスライドされた。
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