10連勝が途切れてからの再起戦となる石川(左)が蒔と再戦
2025年9月23日(火・祝)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.57』の対戦カード発表記者会見が、8月7日(木)都内にて行われた。
KNOCK OUT-REDバンタム級3分3R延長1Rで、ISKAインターコンチネンタルK-1ルールフライ級王者・石川直樹(KICKFUL GYM)がINNOVATIONバンタム級王者の蒔・センチャイジム(センチャイムエタイジム)と対戦する。
両者は2024年8月の『MuayThaiOpen』で対戦し、その時は石川が判定勝ちを収めている。

会見に出席した石川は「前回、乙津選手に負けてしまってベルトまで遠回りになってしまったんですけれど、必ずそこまで辿り着けるように頑張ります」、蒔は「リベンジマッチなので1年越し、しっかり勝って行きたいと思います」と、それぞれコメント。
前回の対戦しての印象とどう戦いたいかを聞かれると、石川は「自分は誰が相手でも同じ戦い方をするんですけれど、その中で相手が効いたらその効いたところをひたすら攻めて、それを軸に戦っていけるような感じも出来るようになってきてそれが前回ハマった感じでした。今回も前回のようになるのか、全然違う感じになるのか。自分でも楽しみです」とし、蒔に「全勝で3KOってホント?カッコいいじゃない」と語りかけると、「僕は返り討ち得意なので楽しみにしていてください」と自信を口にした。

蒔は「1年前やった時は効かされた時があって。1年でめっちゃ変わっているので、見ている人にも“うわーっ”って感じ(笑)。効かされても効かされなくてもめっちゃ頑張ります」とする。
どこが一番伸びていると思うかと聞かれた蒔は「気持ち的に変わって。1回負けたことによって、あんな思いはしたくないって。毎日負けたことを思い出して練習して試合していたので、そこが一番大きかったと思います」と、気持ちをあげた。

チャンピオンベルトを巻いたことには「自覚はありますけれど、鼻を伸ばすことなく初心を忘れずにやっているつもりです」という。
ベルトへの想いを聞かれると、石川は「今はそこしか見てなくて。100%、2Rまでに仕留められると思うので必ずそこまで辿り着こうと思います」、蒔は「ベルトを見るとカッコいいですね。ここで勝って次につなげられたらいいなと思います」と答えた。

蒔は卒業を前に大学を中退して格闘技に専念することを決めたことについて、「プロデビューした時に大学通っていて。一つのことしか出来なくて、勉強と学問の両立が出来ると思っていたんですが無理でした。理学療法士になるための4年制大学で、2年生の時に留年しちゃってやべぇな、と。留年して勉強して試合してみたいにやっていたら、必修を半分以上落としちゃって、これやべぇってなって。それで、もう俺は格闘技やるしかないなと、好きだし続けられているから頑張ろうって感じですね」と、格闘技に人生を懸けると説明。
人生の先輩としてコメントを求められた石川は「大学を辞めて格闘技一本にするのはめちゃくくちゃ素晴らしい。以前のジムで後輩に同じことを相談受けたことがあって。その後輩も蒔選手と同じ選択をして凄い強くなったので、そういう思いも思い出しながら、全部受け止めて倒したいと思います」と語った。



