試合後のチャド・コリンズの言葉

――11月からトーナメントの2回戦が始まる。そこへ向けて気持ちを切り替えていく?
「それもまた悔しいんですよね。前もペッチに負けた時にトーナメントが決まっていたじゃないですか。トーナメントで取り返したらチャラだよって言ってくれたんですけれど、それもそれで悔しくて。一から頑張りたい気持ちもあるけれど、もう一からする時間はないから、気持ちの置き方が分からない。次にやる相手は分からないですけれどチャドよりかは絶対に弱いと思うので、圧倒的に勝たないとあかん。チャドが上がってこない可能性ももちろんあるので、自分より強い3人を超えるのがこのトーナメントやから、ずっとネガティブに負けたと言い過ぎてもそのトーナメントに影響してくるので、少し反省してまたやるしかないですね」

――チャド選手になぜ勝てないかを聞いたとのことだが、納得のいく答えは得られた?
「チャドは凄くいい人で、その前に戦ったからこそ俺たちは真の親友だって言ってくれて、その言葉に泣きそうになったし。『唯一僕から言えることは、スタミナとコンビネーションがあればもしかしたら僕は負けていたかもしれない』と言ってくれたので。やっぱりそこですよね。一発を狙いすぎた部分があったし、疲れたからこそ一発しか出なかったし。でも俺が言い返したのは、チャドの精神力にやられたからあの場面では出来なかったって。チャドも分かってくれていましたね。これがあれば無理だったよって言ってくれたので。そこは唯一の救いでしたね」

【写真】最後には堪えきれず涙を流した原口
――今後はそこを養っていく?
「練習では出来ていたので、なんなんやろって思うんですよ。5Rになったら出えへんこの感じ。シンプルに精神力なのかなって思いますね。俺は幼い頃から格闘技は超エリートだったんですよ。でも子供の頃からずっとネガティブなんですよ。自分自身が強いって思ったこともないし、だからそこかなって思うんですよね…(声を詰まらせ、涙を流す)。だからもっと、自分は強いんだって思うことも大切なのかなと思いましたね。悔しいですね」
――最後にファンへメッセージを。
「また獲れなかったです。でもいつか必ず越えるので、また応援お願いします」


