▼第1試合 ONEストロー級ムエタイ 3分3R
×シャミル・アドコフ(ロシア/Profi-Sport)
[3R TKO]
〇エリス・バルボーサ(英国/Fairtex Training Center)
※アドコフは2.4kgオーバー。バルボーサに補償金を支払うことで試合に合意。

アドコフは2025年2月にONE初参戦、アリーフ・ソー・デチャパンに1RでTKO負け。

元WBCムエタイ欧州王者バルボーサはフェアテックストレーニングセンターでムエタイの修行を積み、2023年12月からONEに参戦。初戦は両者計量失敗によるキャッチウェイト戦に変更され、トンプーンにボディブローでKO勝ちしたが、試合後に禁止薬物の陽性反応が出たため無効試合に。

2戦目は2024年7月で、アリーフにスプリット判定で勝利。2025年2月、ONEムエタイ世界ストロー級王者プラジャンチャイの挑戦者に抜擢され、前に出てのジャブと左ミドルで粘ったがヒジで切り裂かれて4RにTKO負けを喫した。

1R、バルボーサはガードを高く上げて前へ出ると右ロー、長身のアドコフは首相撲に捕まえてのヒザ。右ローから右の顔面前蹴りを当てるアドコフ。バルボーサは距離を詰めて左右ボディを打つ。どんどん前へ出るバルボーサにアドコフはバックハンドブロー。サウスポーにスイッチして左ストレートを打ったアドコフのバックハンドブローが前へ出てきたバルボーサにヒットし、ダウンを奪う。

2Rも前に出て右ローを蹴るバルボーサに、アドコフは後ろ蹴りを2連発。さらにヒザ。左ボディもヒットさせる。多彩な技を上中に振り分け、さらにスイッチも多用するアドコフ。バルボーサはどんどん距離を詰めて左右フックを放っていくが、アドコフはヒザを蹴る。かなり消耗が見えるアドコフ。

3R、前へ出るバルボーサをアドコフがジャブで迎え撃つが、 バルボーサが飛び込んでの右ヒジ。かなり距離を詰めるようになったバルボーサのパンチが当たる。バルボーサの右ボディにうめき声を発するアドコフ。バルボーサはそのボディを徹底的に攻めて右ボディストレートでダウンを奪うと、パンチとヒジの連打から右ヒジで2度目のダウンを奪う。


立ち上がったアドコフだが大きくフラついたアドコフは、コーナーに座り込んでカウントを聞き、レフェリーが途中でストップ。バルボーサの逆転TKO勝ちとなった。


