▼第5試合 ONEライト級ムエタイ 3分3R
〇ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ/Sitsongpeenong)
[判定3-0]
×ユセフ・アスイック(デンマーク/モロッコ/Assouik Gym)

ルンラーウィーは2015年にムエマラソンこといすゞカップトーナメントの70kg級で優勝、中国のEMレジェンドでは2017年に世界75kgトーナメント準優勝、2020年に77kg級王座を獲得。また、インドネシアの伝統武術プンチャック・シラットの2022年世界選手権では金メダルを獲得した。

ONE Friday Fightsには2023年2月から参戦し、3連勝してドミトリー・メンシコフに敗れその後は再び2連勝していたが、2024年11月にジョージ・ジャービスにKO負け。戦績は157勝48敗2分。

アスイックは15歳からムエタイを始め、デンマークのアマチュア王者に何度も輝き、IFMA(国際ムエタイ協会)のジュニア部門で北欧、ヨーロッパ、世界王者になった。2014年にプロになると、2015年10月にWKNスカンジナビアK-1 64.4kg級王座に就く。

その後、2017年にISKA世界K-1ルール ライトミドル級(72.5kg)王座、2023年にWMA世界ミドル級王座も獲得。GLORYには3度出場し、2勝1敗。1敗はティジャニ・ベスタティに付けられたもの。現在2019年8月から9連勝中で2024年10月にONE初参戦を果たすと、シンサムットに判定勝ちした。

1R、サウスポーのルンラーウィーが左ローで先制し、アスイックが右ローを蹴り返す。今回はオーソドックスに構えるアスイックにルンラーウィーは右インローを蹴り、左ボディストレート。右ストレートから組み付き首相撲に持ち込むのは身長で11cm上回るアスイック。組み際には右ヒジを見舞う。

サウスポーになったアスイックは左ミドル。オーソドックスが多いが頻繁にスイッチするアスイックは何度も首相撲を仕掛ける。離れるとルンラーウィーが左ミドル。

2R、左右フックで前に出たアスイックはまたも首相撲からのヒザ。サウスポーからバックハンドブローを放ち、組み付いていく。ルンラーウィーもヒザで応戦。左ロー、左ストレートのルンラーウィーにアスイックは右ミドル。首相撲に持ち込むのはアスイックだが、高くヒザを上げて横から叩きつけるのはルンラーウィーだ。長いリーチでワンツーを打つアスイックだが、ルンラーウィーに届かない。

3Rも前に出るのはアスイック。ルンラーウィーが首相撲に持ち込んでのヒザ。離れるとアスイックがワンツーで前へ出ると左ミドルで迎え撃つ。その左ミドルに強い右カーフを蹴り返すアスイック。蹴り足をキャッチして殴りに行くアスイックだが、首相撲に捕まってヒザをもらう。

前に出るアスイックが左右フック、ルンラーウィーの首相撲を振りほどき、ワンツーから右ヒジ。このラウンドはパンチを多く使うアスイックをルンラーウィーが首相撲で止める展開が続いた。



