▼第6試合 ライト級ムエタイ 3分3R
×ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
KO 3R 1分15秒 ※右ストレート
〇ジョージ・ジャービス(英国)
前半戦のメインとなる第6試合では、ルンラーウィーがジャービスと対戦。
ルンラーウィーは2015年にムエマラソンこといすゞカップトーナメントの70kg級で優勝、中国のEMレジェンドでは2017年に世界75kgトーナメント準優勝、2020年に77kg級王座を獲得。また、インドネシアの伝統武術プンチャック・シラットの2022年世界選手権では金メダルを獲得した。ONE Friday Fightsには2023年2月から参戦し、3連勝してドミトリー・メンシコフに敗れたが、その後は再び2連勝中。戦績は157勝47敗2分(KO数は不明)。
ジャービスは2023年9月のONE Friday Fights初参戦ではタイのチャンナッジョンに判定負け、2024年2月はムスタファ・タクレティにスプリット判定で勝利し、8月にはリカルド・ブラボの連勝をストップした。これまでWBCムエタイ英国王座、WBCムエタイ世界スーパーミドル級王座、同ヨーロッパ王座、ISKA世界スーパーミドル級世界王座、WBCムエタイ・インターナショナルライトヘビー級王座を獲得。戦績は23勝(6KO)4敗。
1R、サウスポーのルンラーウィーが左ミドルと左インロー、ジャービスはワンツーの連打を打ちながら前へ出ていく。右を被弾するルンラーウィーは首相撲からのヒザ。ルンラーウィーは左ローでジャービスの奥足を狙い、首相撲になるとジャービスはヒジを繰り出すもルンラーウィーがヒザを連打。右ストレートでルンラーウィーのガードをぶち破ったジャービスは、そのまま回転してのバックスピンエルボーもヒットさせた。パンチの連打でルンラーウィーを下がらせるジャービスに、ルンラーウィーは首相撲からのヒザで応戦。
2Rも前へ出るジャービスにルンラーウィーは首相撲で対抗。このラウンドはジャービスも負けじとヒザを蹴り合う。左ボディ、左フックを打つジャービスにルンラーウィーは徹底してヒザ。ジャービスはヒジも打つ。ジャービスのワンツー、バックハンドブローにルンラーウィーはヒジから首相撲のヒザ。ジャービスの前進しての圧にルンラーウィーはほとんどミドルを蹴ることが出来ない。
3R、いきなり接近したジャービスにルンラーウィーが打ち合いに行くと、ジャービスの右ストレートが見事にルンラーウィーを捉えてダウンを奪う。ジャービスがラッシュをかけ、右ストレート、左フックでルンラーウィーを追い込む。ふらつきながらもヒジを出すルンラーウィーだが、ジャービスの右ヒジをもらって身体が泳ぎ、追撃の右ストレートで2度目のダウン。ここでレフェリーがストップした。
ジャービスは35万バーツ(約150万円)のボーナスをゲットした。これでリカルド・ブラボ、ルンラーウィーと本戦契約選手に2連勝し、本戦契約まであと一歩と迫った。