『打撃ありきで組む・組みありきの打撃』──MMAをミックスしながら戦いたい
「目標? 今、やっぱり自分のフェザー級のチャンピオンは目標には必ずしてるものではあるので……シェイドゥラエフ選手ですかね。みんなそこは目指してるもんじゃないですかね。確かに強いですよね。本当に強いと思います」と、復帰する以上、目指すのは頂点だという。
あらためて1年ぶりの試合に向け、意気込みを問われ、「僕、タイに行っていて、“バラ呼び”を見てたんですよ。征矢選手が出てきて、榊原さんがずっと寝技の説教をしていて、“今回呼ばれる時に『お前、寝技に行くなよ』みたいなことを言われるのかと思っていて、ちょっと怖かった部分もあったんですよ(笑)。でもそういうのも含めて、やっぱり魅せるものは魅せなきゃいけないと思うし、自分も寝技だけにこだわるつもりもないし、もちろん『打撃ありきで組む・組みありきの打撃』っていう、MMAをミックスしながら戦いたいと思うので、そこは榊原さん安心してください。ちゃんと“喧嘩”するので大丈夫です」と、MMAで“ファイト”する気持ちは出来ているとした。
自身が主宰するリバーサルジム立川ALPHAからは、草訳駿介、岩倉優晟、福元大貴、海咲イルカ(須田美咲)、横江明日香ら男女でプロ選手が活躍している。
「可愛がってるっていうと、ジムの子たちですね。ネクストブレイクじゃないですけど、うちのジムの若い子たちがRIZINを目指したり、自分の姿を追ってくれているので、こういう人たちを いつか自分がRIZINの舞台に上げてあげたいっていう夢もあるので。本当にRIZINのおかげで 若い子たちがMMAに向けてくれる熱量って大きくなってきてる」と、RIZINでの試合が、次世代にも繋げたいという金原は、最後に「前回、負けてしまって仕切り直しの一戦。もうあとないと思っております。50戦目、デビューして20年以上経ちますが、この試合に向けて、一切妥協なく仕上げてきました。皆さんにMMAをしっかり堪能していただけるようお見せしたいと思いますんで、ご期待ください」と語った。
MMAファイターとして進化する29歳YA-MANと、42歳ながら50戦超えでMMAの深化を続ける金原。攪乱要因たちがフェザー級のキーパーソンに踊り出るか。



