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【KNOCK OUT】連続番狂わせの下地奏人がゴンナパーに挑む「パンチのスピードと目の良さは自分の方が上。勝つにはKOが必須」

2025/07/22 19:07
 2025年8月29日(金)東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT.56 New beginning』の記者会見が、7月22日(火)都内にて行われた。  スーパーファイトのKNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rで、下地奏人(フリー)がゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)と対戦することが決定。  下地は2024年8月に髙橋亨汰を延長戦で破る番狂わせ、11月にカンボジアで行われたクンクメールとの対抗戦でも初回KO勝利を収めると、12月には「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定トーナメント」準決勝で、久井大夢を破ったロムイーサンに1Rで右ハイキックによるKO勝ちの番狂わせ。決勝では久井に判定負けで王座獲得はならず。2025年4月に試合が決まっていたが、網膜裂孔でドクターストップがかかっていた。戦績は12勝(4KO)2敗。  ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1グループに参戦。2018年4月に第5代Krushライト級王者、2020年12月に第4代K-1 WORLD GPライト級王者となった。2025年2月にKNOCK OUT初参戦を果たすと古村匡平に判定勝ち、6月に重森陽太をKOしてKNOCK OUT-REDライト級王者となった。戦績は118勝(27KO)31敗3分。  会見に出席した下地は「まず4月の大会では自分のドクターストップで、期待してくれている皆さんに迷惑をかけてしまってすいませんでした。前の試合からこんなにスパンが開いたのは初めてなのでドキドキしてますが、それ以上にワクワクが強い。代々木大会で強烈なインパクトを残したゴンナパー選手とやりたい選手はいないかということがタイミング的にあったので、お願いしますと言わせてもらいました」と、自らゴンナパー戦を志願したという。 「やるからには勝つつもりだし、勝つにはKOが必須だと思うので、KNOCK OUTらしくKOで勝てる姿を見せたいと思うので久々の下地奏人に注目してほしいです」と、ゴンナパーをKOすると宣言。  そのゴンナパーの印象を聞かれると「自分が小学校の頃からK-1で活躍していて、テレビで見ていたレジェンドだったり憧れの選手っていうのが強いです。それから身体も強いというのを代々木の試合や古村選手との試合を見ていても思ったので、そこは気を付けたいです。でもKOして勝ちたいですね」とする。  スーパーフェザー級からライト級に階級を上げるのかとの質問には「今回ゴンナパー選手の相手、タイミングが合ったというのがあって名乗りをあげたんですけれど、これからライト級でやっていくというのはないです。強い選手だったり、やりたい相手がライト級でやれるチャンスがあるんだったらライト級でやりたいんですけれど、基本はスーパーフェザー級でベルトを狙って行こうと思っています」と、基本的にはスーパーフェザー級のままだと説明。  また、所属がフリーとなったのは「前回の大会でジムや応援してくれている方や大会関係者にも迷惑をかけてしまって、そこでフリーになることにしました。(練習は)沖縄でやっています。練習のクオリティーが下がったのは感じていないので、今まで通りの試合が出来るかなという感じです。そこに可もなく不可もなくで、いつも通りっていうのが自分の一番の強さだと思っているので。いつも通りの感覚で出来ると思っているので特に問題はないと思っています」と話した。 【写真】久井大夢に2勝しているロムイーサンをハイキックでKOしている下地 今回使用される八角形リングについては、「角(コーナー)がないところで動き方も変わって来ると思うんですけれど、角がないことの捉え方をこれから幅広げながらですけれど、そこの解釈の仕方を自分にとっていいように捉えられるのかなっていうのがあるので。逃げやすい逃げにくい、追い詰めやすい追い詰めにくいがあるので、そこを四角いリングとは違って未知な分、いろいろ考えられるところは多いのかなと思うのでそこはワクワクしますね」と、これから研究していきたいという。  その八角形リングが自分とゴンナパーのどっちに有利に働くか、との質問には「ゴンナパー選手の出方がどうなのかによります。自分としては八角形のリングに適応できる力があると思うので、そこは自分の方が有利なのかなと。ゴンナパー選手にとっても八角形のリングは初めてかもしれないので、そこの不確定要素は自分の勝率を上げるカギだと思っているので、自分の方が有利に働くと思います」とする。  ゴンナパーをKO出来るという自信はどこから来るものか、と問われると「パンチと目の良さ。パンチはスピードだったりとかは自分の方が上なのかなと思いますし、ゴンナパー選手の攻撃に対するカウンターだったりとか。攻撃に対して目の良さで対抗できる部分はあるのかなと思っているので、そこは自信を持って詰めていきたい」と答えた。
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