三浦彩佳が王者ザンボアンガに挑戦!
▼ONE女子アトム級(※52.2kg)MMA 5分5R
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)王者 12勝2敗
三浦彩佳(日本/TRIBE TOKYO MMA)挑戦者 16勝5敗1NC
7月19日にタイ・ルンピニー・スタジアムで行われた『ONE Friday Fights 116』で、ジュリアナ・オタロアを1R あやかロックで極めて一本勝ち、5連勝をマークした三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)が、現ONEアトム級MMA世界王者デニス・ザンボアンガ(フィリピン)のベルトに挑戦する。
MMA12勝2敗のザンボアンガはONE7勝2敗、その黒星はいずれもハム・ソヒに判定負けしたもの。その後3連勝をマークし、25年1月の暫定王座戦でアリヨナ・ラソヒナに2R パウンドでTKO勝ち。暫定王者についている。正規王者スタンプ・フェアテックスとの元同門対決がデンバーで8月に組まれたが、スタンプが負傷し長期欠場。ザンボアンガが正規王者へと繰り上げられた。
三浦にとっては、2022年1月の女子ストロー級タイトルマッチ以来、3年10カ月ぶり2度目の王座挑戦。前回はストロー級で王者ション・ジンナンに判定負けを喫し王座獲得ならなかったが、今回はアトム級で悲願達成なるか。
王座挑戦に向け、三浦は「生まれ育った日本で世界戦ができること、チャトリCEOからサプライズがあったことを凄く嬉しく思います。こうやってチャンスをいただけたことには意味があると思っています。女子で日本人初のベルトを日本大会で必ず獲ります」と意気込み。
ザンボアンガについて、「元々はグラップラーでフィジカルが強いタイプだと思っていましたが、最近は打撃に特化していて総合的に強い選手だと思っています。ザンボアンガ選手はしっかり寝技の対策をしてきて打撃戦に持ち込みたいのではないかと思っています。私は、打撃戦でも寝技戦でもどんなかたちになっても鈍臭くてもよいので勝ちにいきます」と、打撃戦に持ち込もうとする王者を相手に、泥臭く自身の強みである寝技に持ち込むために、全局面で粘り強く戦うとした。
そして最後に、「日本大会で世界戦を用意していただいたこと、チャンスをいただけたと感じています。このチャンスを必ずものにします。ストロー級で獲れなかった忘れ物、必ず獲りにいきます。日本人の強さを、日本大会でベルトを獲って証明します。いつも応援してくださっているファンのみなさん、ようやくタイトルマッチまで辿り着けました。勝って言いたいことを言い続けた結果、チャトリCEOから日本大会でチャンスをいただけました。このチャンスをモノにします。ベルトを獲って笑って帰ってきます。11月16日の日本大会、応援していただけたら幸いです」とのコメントを記している。
対する王者ザンボアンガは「このような機会を与えてくれたONEチャンピオンシップに心から感謝しています。神のタイミングはいつも完璧だと信じていて、日本で三浦彩佳選手を相手にこのベルトを防衛できることをとても光栄に思います。彼女はアトム級でも屈指のグラップラーの一人で、そのグラウンド技の執念深さにはいつも注目してきました。準備にはまだ長い道のりがありますが、しっかり努力を重ねて、これまで以上に強くなってリングに立ちたいと思います。このタイトルを日本に持って行き、そしてフィリピンへ誇りを持って、持ち帰ります。すべての栄光を神に」と、王座防衛に強い意志を見せている。
日本で三浦が悲願の戴冠なるか、それともザンボアンガがアウェーで王者の強さを見せるか。大会チケットは、イープラス独占にて一般販売が行われている。










