▼第2試合 ONEアトム級(※52.2kg)5分3R
〇三浦彩佳(日本/TRIBE TOKYO MMA)MMA16勝5敗 1.0172、114.8lbs
[1R 3分53秒 あやかロック]
×ジュリアナ・オタロラ(コロンビア)MMA3勝1敗 1.0124、110.6lbs
三浦は、2023年11月にONEストロー級でメン・ボーを1R スカーフ・ホールド・アメリカーナ=アヤカロックで極めると、2024年1月にONEアトム級で平田樹に判定勝ち。2024年11月にマカレナ・アラゴンにもアヤカロックを極めると、25年2月にはリトゥ・フォガットから1R ヒザ十字でタップを奪い、怒涛の4連勝中。うち3試合を一本勝ちでフィニュシュしている。今回もアトム級で参戦。
対するコロンビアのオタロラはMMA3勝0敗。アマチュアMMAで11戦後、地元コロンビアのEmpire MMAで3連勝中。23年3月の初戦をリアネイキドチョークで一本勝ち後、同じ相手との再戦でも判定勝ち。24年9月の前戦では右三日月蹴りをみぞおちに突いて1R TKO勝ちをマークしている。
データ上では身長で三浦が4cm、リーチで10cm長く、キャリアでも大きく上回るが、29歳のオタロラは、初戦の寝技に加え、オーソからの左の蹴り、近距離のヒジ・ヒザのムエタイ、右カーフに三日月蹴りと危険な打撃を持つ。その一方で、首投げでテイクダウンも奪われており、三浦としては、自身の距離で戦い、組み伏せて極めたい相手だ。
女子アトム級では、王者デニス・サンボアンガと1位スタンプ・フェアテックとの試合が3度流れており、2位につける三浦としては(※3位ハム・ソヒ、4位メン・ボー、5位澤田千優)、今回のオタロラとの試合を制して、11月16日(日)のONE有明アリーナ大会でタイトルマッチを実現させたいところ。
なお、前週の7月12日の『ONE Fight Night 33』では、同階級の澤田千優がマカレナ・アラゴンに勝利しており、上位の三浦にとっては取りこぼしができない試合が続く。
1R、いきなりダブルレッグからコーナーに詰めて四つから首投げの三浦は袈裟固めからオタロラの左腕を両足で挟んであやかロックへ。しかしオタロラも腕を戻すと横に流して肩固めへ。ここも凌いだオタロラ。三浦はパウンドを入れながら再び肩固めへ。ここも凌ぐオタロラに、三浦はあやかロックに切り替えて極めた。
笑顔もなく、厳しい表情でコーナーで登り、ガッツポーズで観客を煽った三浦。
試合後のインタビューでは、「コップンカー。まず、そうですね。見てくださった皆さん、ありがとうございます。私はどんくさくてなかなかこう……試合では今すごいフィニッシュできてるんですけど、日本のみんなのおかげで、こうやって5大会連続で勝つことができてます。今回も勝てたんですけど、まだまだ反省点が残る試合だなとも思ってますと。私一人の力じゃなくて、みんなが支えてくれてるおかげでしっかり勝つことができてます」と涙ぐみながらコメント。
リング上で三浦に、11月の日本大会でアトム級王者デニス・ザンボアンガへの挑戦権を獲得したことが伝えられると、「チャトリさん、ありがとうございます。ストロー級でタイトルマッチをやったんですけど、負けてしまって。私はまだベルトが獲れてないです。ストロー級で獲れなかった忘れ物を、アトム級でしっかり獲りたいと思います。
そして日本大会でオファーをくださったこと、すごく嬉しいです。しっかり勝って日本のファンの皆さんの応援にも感謝したいと思ってます……すみません。今日泣くつもりなかったんですけど、やっぱ泣いちゃいました。本当にいつも応援してくださってる皆さん、ありがとうございます」と語った。


















