ガブリエル・ボンフィム「俺がMMAを始めた頃には、もうすでに彼はレジェンドだった」
──今回はあなたにとって大きな試合になります。レジェンドとの対戦ですが、どのような気持ちですか?
「正直言って、すごく嬉しいし、誇りに思ってる。ブラジルを代表して“ワンダーボーイ”っていうレジェンドと戦えるなんて、光栄なことだよ」
──対戦相手であるワンダーボーイについては、どう思いますか? 彼はこの階級の生きる伝説と言われています。
「俺がMMAを始めた頃には、もうすでに彼はレジェンドだった。そんな選手と今こうしてオクタゴンで向き合えることが信じられないくらいで、本当にすごい気持ちだよ」
──もしこの試合に勝てば、ランキング入りは確実だと思います。タイトル挑戦までには、あと何勝必要だと考えていますか。
「トップファイターに2勝できれば、タイトル戦線に十分手が届くと思ってる。ワンダーボーイとの試合は、その第一歩だよ」
──あなたの階級にイスラム・マカチェフがやってきました。彼がウェルター級で成功する可能性はあると思いますか?
「正直、簡単じゃないと思う。ジャック・デラ・マダレナとか最初の相手としてはそこまで難しくないかもしれないけど、トップ5の壁は厚い。かなり厳しい戦いになるはずだ」
──かつての自分が今の状況を見たらどう感じると思いますか?
「ワンダーボーイの試合を見て育ったんだ。いま夢が現実になったって感じだな。まさか自分がワンダーボーイと戦う日が来るなんて、昔の俺なら想像もしてなかった。本当に感謝してる。UFCがこのチャンスをくれたことにもね」
──2戦前にニコラス・ダルビーに敗北を喫しましたが、そこからどのような学びを得て、今2連勝につなげているのでしょうか?
「あの負けは、俺にとって必要な経験だった。戦う男として、人間としての成熟をくれた試合だったと思う。そこからたくさんのことを見直すきっかけになったし、すごく成長できた」
──今回のキャンプでは、これまでと比べて自信につながったポイントはありますか?
「俺たちのチームは毎回、進化を目指して準備してる。教えてくれる人たちがいつも言うんだ、『常に良くなろうとすることが大事だ』って。今回のキャンプでも、それを意識して積み重ねてきたよ」
──その「常に進化しようとする姿勢」は、どうやって維持しているのですか?
「メンタルが一番大事だと思ってる。これは格闘技だけじゃなくて、人生全体にも通じることだ。俺のコーチたちは、いつも全方位的に成長させようとしてくれる。そのおかげで、毎回進化できてるんだと思う」




