11戦無敗、ONEで3連勝の陽勇がいよいよ世界ランカーに挑む(C)ONE Championship
2025年9月6日(土)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Fight Night 35』(U-NEXT配信)に、陽勇(=ひゅう/Team Mehdi Zatout/TEAM3K)の出場が発表された。フライ級キックボクシング3分3Rで、同級5位タギール・カリロフ(ロシア/Archangel Michel/Samingpri Muay Thai Gym)と対戦する。

陽勇は第1回全日本学生フルコンタクト空手道選手権1部男子軽量級(65kg未満)優勝、第7回JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権大会軽中量級優勝などフルコンタクト空手で数々の成績を残してキックボクシングに転向。RISEを経て2024年9月からONEに参戦して3戦全勝、通算戦績は11勝(3KO)無敗。

カリロフはタイでムエタイを学び、現在はエカテリンブルクのサミンプライ・ムエタイ・ジムで練習を積む。ONE初登場は2021年2月のロッタン戦で、対戦相手の欠場による1週間前オファーのスクランブル参戦だったが、ロッタンを相手にスプリット判定まで持ち込んでいる。その後はデニス・ピューリックに判定負け、チョーファーに初回TKO勝ち、ブラック・パンサーを初回KO。

2023年7月にはスーパーレックと対戦してTKOで敗れるも、11月にはヨードレックペットにスプリット判定ながらも勝利を収めている。2024年6月のナックロップ戦で初回KO負け、11月のゴントーラニー戦でも判定負けと連敗を喫したが、2025年6月のリャオ・シーシュウ戦で判定勝ちした。
敗れた相手は王者クラスかランカーであり、そういう相手と組まれていることでも実力が評価されていることが分かる。キックボクシングルールはONEデビュー戦のロッタン戦以来となる。

フライ級のランキングは王者スーパーレック、1位ロッタン、2位・武尊、3位エリアス・マムーディ―、4位・内藤大樹、5位カリロフとなっており、陽勇は3・23日本大会でザカリア・ジャマリをKOして4月に初ランクインを果たしたが、現在はランキングから外れている。今回はランキングに返り咲くチャンス。

陽勇は「まずは勝つことが最優先。自分は“いい試合ができた”だけでは納得できないタイプなので、しっかり完勝を狙います。前回の日本大会のあと、新たな手応えを掴んだ部分があるので、今回は“ヒザ”ではなく、それで倒しにいきます。相手は、強打をコンパクトに打ち込んでくるタイプで、パワーも技術もある印象ですが、僕には真似できひん動きを見せたい。11月の日本大会出場を懸けた一戦になると思っているので、ぜひ日本から応援よろしくお願いします!」と意気込みを寄せている。
<発表済みカード>
▼アトム級ムエタイ世界タイトルマッチ 3分5R
ジャッキー・ブンタン
ステラ・ヘメッツバーガー
▼フェザー級サブミッショングラップリング 10分1R
コール・アバテ
サムエル・ナガイ
▼ライト級MMA 5分3R
エイドリアン・リー
タイ・ルオトロ ※MMAデビュー戦



