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【RIZIN】安藤達也が連続参戦でヤン・ジヨンと対戦! ヘビー級GP準決勝は“蹴撃対決”上田幹雄vs.ソルダトキン、スダリオ下したアウグストvs.KSWサモチュク=7月27日(日)『超RIZIN.4』

2025/07/04 18:07
 2025年7月27日(日)『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードが発表された。 「フライ級トーナメント」に続き、「RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント」準決勝2試合の組み合わせのほか、バンタム級で、ヤン・ジヨン(韓国)vs.安藤達也(日本)が決定している。 ▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3Rヤン・ジヨン(韓国)安藤達也(日本)  安藤は、24年の『ROAD TO UFC』で階級上のフェザー級で参戦し敗れた後、25年6月、のRIZINでマゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)に1R、左ストレートでダウンを奪うと連打で再度ダウンさせてリアネイキドチョークで一本勝ち。  対するジヨンは、ROAD FC 63kgトーナメント決勝でキム・スーチョルを1R TKOに下すもバッティングが判明し無効試合に。25年3月にモンゴルのムングントシューズ ナンディン エルデンに1R TKO負けを喫したが、5月のRIZIN韓国大会で金太郎に左ストレートを効かせて、3R TKO勝ちで再起を果たしている。  ともにサウスポー構えながら、ジヨンはキックベースで、安藤はレスリングベースの右足前構え。RIZINバンタム級上位戦線へ進むのは? [nextpage] 『超RIZIN4 真夏の喧嘩祭り』追加対戦カード ▼RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級(120.0kg)トーナメント 準決勝 5分3R上田幹雄(日本/BRAVE)アレクサンダー・ソルダトキン(ドイツ/ロシア) ◆上田幹雄Mikio Ueda1995年5月1日、東京都出身地身長:187cm、リーチ:188cm (74inc)体重:105.0kg、所属:BRAVE 5歳から約20年間、極真空手の厳しい修練を積み、強さを希求する飽くなき姿勢、美しい組手、華麗なステップワークと心技体を兼ね備えた「極真で一番強い男」。13歳から2年間は部活動で柔道と相撲も経験。19年11月、第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会で16年ぶりの日本人王者に。21年4月には極真最大の荒行・百人組手に挑戦した。22年4月、初参戦のRIZINで髙阪剛にTKO負けを喫しMMAの洗礼を受ける。12月のGRACHANでMMA初勝利を収めると、23年6月に関根“シュレック”秀樹を1RTKOし、RIZIN初白星を挙げる。大晦日にはスダリオ剛を2RにグラウンドパンチでTKOし、2連勝。しかし、その勢いで迎えた24年6月、ポーランドの新鋭コバルチェクから1R早々に腕十字を極められ、無念のタップアウト。24年大晦日の再起戦ではROAD FC二階級王者キム・テインを2Rスタンドヒザで鮮烈KOし、ヘビー級ストライカーとしての面目躍如を果たした。満を持して迎えたGP初戦では、1R 僅か1分3秒、左インローで練習仲間のシビサイ頌真のヒザを破壊し、衝撃のKO勝ちを収めた。トーナメント唯一の日本人選手として、また極真の誇りをかけ、強打に加え多彩な蹴り技を得意とするソルダトキンをKOに沈め、優勝まで突き進む。 ◆アレクサンダー・ソルダトキンSoldatkin Aleksandr1993年6月10日、ドイツ・ロシア、身長:188cm、体重:120.0kg所属:SPITFIREGYM in Berlin クロアチアを中心にイベントを開催するFNC推薦選手。幼少期ジャッキー・チェンやジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画が好きで、その影響から格闘技に興味を持つ。父を5歳で亡くすと、母の勧めでボクシングを始め、8歳の頃からは、徒手格闘技、グラップリング、フリースタイルレスリングなど多彩な格闘技を経験。そのなかで11歳の頃よりMMAの練習も始めた。とくに徒手格闘技では輝かしい戦績を誇り、ロシア国内王者をはじめW杯2度優勝、世界選手権でも2度優勝。また、軍隊で潜水なども経験。15年8月、ロシアのTaiwaz Productionでプロデビュー。Battle PromotionやOFCといったロシアの団体で破竹の11連勝。23年9月、UFC契約をかけて出場したDWCSでは反則の膝蹴りで失格に。その後キックボクシング戦を挟み、24年9月、ジョージアのGFCでは1R僅か19秒でTKO勝利。回転系の打撃を得意とし、爆発力を持ち、その体格から繰り出すサイドキックで逆コーナーまで相手を吹き飛ばす。プロMMA16勝中10KO、一本で2勝している戦慄のフィニッシャー。6月のGP1回戦ではヘキサゴンMMA王者アウンアラーを開始早々、怒涛の打撃で追い詰め、後半スタミナを切らすも判定勝利。極真王者の上田にMMAでの武器の多さを見せつけ、ヘビー級ならではの迫力あるKOで決勝進出をもぎ取るつもりだ。 [nextpage] ▼RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級(120.0kg)トーナメント 準決勝 5分3Rジョゼ・アウグスト(ブラジル)マレク・サモチュク(ポーランド) ◆ジョゼ・アウグストJose Augusto1992年3月28日ブラジル バイーア州パブロ・アフォンソ身長:190cm、体重:120.0kg所属:Pitbull Brothers 米国LFA推薦選手で、気迫漲るストライカー。幼少期よりジャン=クロード・ヴァン・ダムやジャッキー・チェンの映画をよく見ていたほか『ドラゴンボール』や『幽☆遊☆白書』等のアニメを通じて格闘技に興味を持つと、その後PRIDEやUFCの影響で自身もファイターを志す。15歳でムエタイを始め、キックボクシングも経験。18歳頃よりブラジリアン柔術を始め、同時期にMMAも練習開始。12年8月、ブラジルのローカル団体Extreme FightでプロデビューしKO勝利。19年9月、同じくブラジルのローカル団体Centro Oeste Fight で1R TKO勝利を挙げヘビー級王座を獲得。その後ライトヘビー級に転向。21年4月、ピットブル軍団の一員として自身初の国際戦となったBellatorデビュー戦では、ジョナサン・ウィルソンに1R肩固めを極めて勝利。その翌月に緊急代打出場のアンソニー・ジョンソン戦では試合中に拳の怪我を負いながら相手をKO寸前まで追い込む根性ファイトで会場を沸かせた。再びヘビー級に戻し、23年11月よりLFAに参戦し2戦2勝。今年5月のGP1回戦では、スダリオ剛からダウンを奪う完封勝利で、現在通算4連勝中だ。根性ではひけを取らないサモチュクを派手にKOして決勝進出を掴み取る。 ◆マレク・サモチュクMarek Samociuk1996年7月15日、ポーランド出身身長:184cm、体重:120.0kg所属:Uniq Fight Club ポーランドKSW推薦選手。8歳の時にPRIDEを観てヒョードルに憧れを抱く。他競技のバックボーンを持たないネイティブMMAファイターであり、20歳頃からアマチュアで戦績を積みALMMAライトヘビー級で金メダル獲得。19年、Thunderstrike Fight Leagueにて、ミドル級でプロデビュー。20年1月、Wotore 1 にてベアナックルルール、1R無制限勝負のトーナメントに出場すると、決勝戦をTKO勝利で飾り優勝した。根性溢れるアグレッシブなストライカーで、21年4月のEFM Showでは、ヘビー級で初のフルラウンドを戦い抜き判定勝利を収めた。その同月、KSWに緊急代打参戦。大激闘から僅か2週間後のデビュー戦で、1Rは元ボクサーのイズー・ウーゴノーの打撃に苦しむも2R逆転TKO勝利を収めている。のちの再戦では1Rで返り討ちにした。5戦目でフィリップ・スタヴォヴィに敗れたことを機にワルシャワに移住しUniq Fight Clubへと練習環境を変えると、24年1月からは怒涛の3連勝中(うち2勝はパンチによるKO)で、25年3月にはスタヴォヴィにリベンジを果たした。ポーランド国外で初めて試合をした今年5月の1回戦では、体重超過でレッドカード減点50%のダニエル・ジェームスを相手に冷静な試合運びで判定3-0勝利を収めた。アウグストをあらゆる局面で圧倒し、フィニッシュ勝利で決勝の舞台へと駒を進めたい。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3Rヤン・ジヨン(韓国)安藤達也(日本) ◆ヤン・ジヨンJi Yong Yang1996年1月14日、韓国済州島出身身長:170cm、リーチ:177cm、体重:61.0kg所属:Jeju Team the King 大韓キックボクシングで11勝1敗、Korea WAKO王者に輝く。MMA転向後アマチュアで全勝、ARCで2戦しプロデビューすると、21年7月のROAD FCで判定勝利。得意のサウスポーから放たれる打撃のみならず極め力も持ち、22年7月のRIZINデビュー戦では朝倉海の代打で緊急参戦した昇侍に3R一本勝利。11月には魚井フルスイングを左ストレートでKOした。23年6月から開催のROAD FC 63kgトーナメントでラジャブアリ・シェイドゥラエフに1Rリアネイキッドチョークを極められ、キャリア初の一本負け、初黒星を喫した。再起戦を含め3連勝、対日本人戦績 4戦全勝という流れで迎えた24年4月のRIZIN日韓対抗戦で"投神"・倉本一真のタックルに対し打撃でダメージを与えたが反則のロープ掴みでの減点も影響しスプリット判定負け。6月よりROAD FC 63kgトーナメント参戦。ロシアのアレクセイ・インデンコを相手に1R僅か35秒ハイキックを突き刺し再起戦をTKO勝利で飾ると、12月の決勝では憧れのキム・スーチョルと対戦。1R TKOで一度は優勝を手にしたが、バッティングが判明し無効試合に。今年3月にはモンゴルの狂拳ムングントシューズ ナンディン エルデンに1R TKO負けを喫した。5月のRIZINでは金太郎に左ストレートを効かせて、3R TKO勝ちを収め母国で再起を果たした。RIZINバンタム級に燦然と現れた安藤をその拳で沈め、上位戦線へと飛び込む足掛かりとする。 ◆安藤達也Tatsuya Ando1990年4月26日、東京出身身長:170cm、体重:61.0kg所属:フリー 第12代修斗世界バンタム級王者。母親に「心を鍛えろ」と言われ、小学3年から6年まで琉球少林流空手道を習う。中学3年間はバスケを経験、またその頃から山本KID徳郁や宇野薫らの活躍を見て総合格闘技に憧れを抱く。関東一高レスリング部では3年時に国体優勝。国士舘大ではインカレ2位の成績を残す。渡米を経て、13年よりMMAの練習を開始。14年9月、TTF CHALLENGE 02でプロMMAデビュー。モンスター・ルーキーと呼ばれ3連勝後の15年5月、ROAD TO UFC JAPANに出場も、石原夜叉坊に判定負けで敗退。9月のVTJで佐藤将光に判定負け後は修斗で5連勝。20年8月、環太平洋王座獲得。22年3月に修斗世界バンタム級王者岡田遼に2R KO勝利で王座を奪取、さらに同月のONEでアリ・モタメドと大激闘の末、2R 逆転TKO勝ち。24年5月、再びUFCの舞台を目指し、9年ぶりにフェザー級でROAD TO UFCに参戦したが、中国のズー・カンジエにダウンを奪われ判定負けで初戦敗退。約1年のブランクを経た25年6月、ガサンザデから1Rダウンを奪うとすかさずリアネイキドチョークでタップを奪い、RIZINデビュー戦で鮮やかな初白星と同時に、往年のKIDを彷彿とさせる佇まいが観客のハートを掴む。高いKO力のあるジヨンを圧倒的にフィニッシュし、RIZINバンタム級を大いに掻き乱すつもりだ。
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