【極真会館】西村界人、コバレンコの2強に、ベロフ・マクシム、ゴリウシキン・ダニルが準決勝へ進出＝準々決勝

極真会館「第57回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」決勝日2025年12月28日(日)東京・日本空手道会館 　極真会館が主催する『第57回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の決勝日。 　各地区大会の入賞者、全日本、全世界大会の入賞者、全国からの予選を勝ち抜いた選手たちがI.K.O.極真ル－ル（素手、素足による直接打撃制、ただし手技による顔面殴打は反則）による体重無差別でのト－ナメントで2日間にわたって優勝を争う。 　決勝日は初日を勝ち上がった16名により、決勝戦までが争われる。 ▼準々決勝第1試合〇西村界人（東京城北支部）延長　判定4-0×グセイノフ・ラシャド（I.K.O.RUSSIA） 　西村が右下段廻し蹴りとヒザ、ラシャドは突きで一歩も譲らぬ展開。本戦は西村に旗2本上がったが引き分け。延長戦も互角の展開となるが、ラシャドが体幹部への掛けで注意。突きと右下段の西村が苦しい試合を振り切った。 ▼準々決勝第2試合〇ベロフ・マクシム（I.K.O.RUSSIA）判定5-0×西村大河（東京城北支部） 　マクシムの顔面殴打で西村が倒れ中断。再開後、強烈な突きの連打で何度も西村を場外へ押し出すマクシム。西村は左上段廻し蹴りで逆転を狙うが当たらず、マクシムの本戦判定勝ちとなった。 ▼準々決勝第3試合〇ゴリウシキン・ダニル（I.K.O.RUSSIA）判定4-0×大秦稜司（京都支部） 　大きな体格差がある両者。突きとヒザで前に出るダニルに大秦が掛け蹴りをかすめる場面も。それでも体格差はいかんともしがたく、大秦は2度の抱え込みで注意を受け、ダニルの本戦判定勝ちとなった。 ▼準々決勝第4試合×フェドシーフ・アレクセイ（I.K.O.RUSSIA）判定0-5〇コバレンコ コンスタンティン（総本部道場） 　終盤に突きと右下段廻し蹴り、ヒザ蹴りで畳み込んでいったコバレンコが危なげなく判定勝ち。 ▼女子準決勝第1試合×小城みなみ（千葉北支部）判定0-5〇カルポワ・エカテリーナ（I.K.O.RUSSIA） 　左上段廻し蹴りを浅くヒットさせたエカテリーナ。顔面殴打で小城がドクターチェックを受ける。前に出るエカテリーナが突きと前蹴りで押していき、小城は上段前蹴りで対抗据えるが、体格差とパワー差はいかんともしがたく最後まで押され、エカテリーナの勝利となった。 ▼女子準決勝第2試合×森岡優海（東京城西国分寺支部）判定0-5〇宮本 神（本部直轄浅草道場） 　前に出る宮本が上段をフェイントにしつつ突き、左の中段廻し蹴り。まとめて攻撃を出す宮本に対し、森岡は単発に終わり、宮本が決勝進出を決めた。