ヒロヤ「DEEPの絶対王者とやる時が来た」
一方、米国で元JTTのビリー・ビゲロウコーチ、パラエストラ八王子の高木凌らと合宿中のヒロヤは、抽選会にリモートで参加した。
会見のライブ配信では、現地とのやりとりで元谷戦の決定に「最高ですね。いや、伊藤裕樹とやりたかったすけど」という音声も流れたが、自身のYouTubeでは、そのことについて「1回戦で、伊藤裕樹とちょっとやれたらいいなという風に俺、ずっと思ってたんで。やっぱり自分は1回負けてるんで、こういうトーナメントでリベンジでしっかりやり返したいなという風に思ってたんですけど」と説明。
続けて「でもね、本当により最高の相手、最高のタイミングで元谷選手とやりあえることにワクワクして、すべてに感謝しています。自分は運を持ってるなというふうに思ったし、必ず勝って正しかったことを証明してみせます」と語っている。
8歳年上の元谷は、同じDEEPを主戦場にしていたこともあり、ヒロヤにとって“DEEPの絶対王者”だという。
ヒロヤがWARDOGからDEEPデビューした2020年8月の『DEEP 96 IMPACT』のとき、元谷はすでにDEEPでフライとバンタムで2階級を制覇しており(19年に陥落)、8回目のRIZIN参戦を果たしていた。
「東京に上京してきて、もうずっとその頃からのチャンピオンだったんで、もうDEEPの顔じゃないですか。その元谷選手とこうしてフライ級GP1回戦で対戦するっていうのは、本当に、大きな運を感じた。自分はDEEPで3連敗したり、勝ったり負けたりの選手だったんで、そんな自分がDEEPの絶対王者とやる時が来るっていうのは、本当にいまの実力を証明できる。俺なら必ず乗り越えられると思ってます」と、元谷戦への思いを語る。
そして、その勝算は、MMAだからこそ自身にあるとする。
「元谷選手は超オールラウンダーというか、どの戦いでもどんなスタイルでも戦える人なんで読めない。ひとつの技術だけで言うと、やっぱり僕よりずっと勝ってる部分が多い選手だけど、“MMA”だったら絶対俺勝てるなって思っている。それを証明できるようなフィッシュにしたい」と意気込んだ。
「ビリーと一緒にハードなアメリカでの修行で自分も毎日人生最大に追い込めてる。このGPに俺はもうすべてをかけるつもりで今生きてるんで」──フライ級GPのヤングガンは、RIZINファンの勝敗予想16%に「ひっくり返したるわ」とアップセットを予告した。
YouTubeでは、米国で合宿中の高木との対談もアップしており、注目だ。




