キックボクシング
レポート

【RISE】小林愛三の執念は届かず目を大きく腫らしテッサ・デ・コムに判定負け、コムは「K-1王者のSAHOと戦いたい」。第1回賞金トーナメントはスアレックが優勝!松本天志が判定勝ち、麗也がハイキックでダウン奪い勝利、細越竜之介が速攻KO勝ち、Melty輝とYAYAは無効試合、スアレックがケースケからダウン奪い決勝へ、木村ケルベロスが山口裕人をダウンさせ決勝進出、吉田晄成が寺山遼冴を破る

2025/06/29 17:06

▼第3試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!! スーパーライト級(-65kg)一回戦第1試合 3分3R延長1R
×山口裕人(道化倶楽部/WPMF世界スーパーライト級暫定王者)
判定0-3 ※27-30×2、26-30
〇木村“ケルベロス”颯太(心将塾/スーパーライト級7位)
※木村が決勝戦へ進出。


 山口は関西キックボクシング界を代表する激闘派ハードパンチャーで、大阪でプロデビューから8連勝。中央進出後は木村ミノル、東本央貴などに勝利。WPMF世界スーパーライト級暫定王座、WBCムエタイ日本同級王座、INNOVATION同級王座、DEEP☆KICK 63kg級&65kg級王座、WPMF世界スーパーライト級暫定王座など数々のタイトルを獲得している。


 2021年5月にRISE初のOFG戦に志願し、これまで4勝3敗1分。2023年8月、YA-MANと初代RISEOFG -65kg級王座決定戦を争うもKO負け。西谷大成、伊藤澄哉と3連敗を喫したが2024年10月に安彦考真に判定勝ちで連敗脱出したのも束の間、2025年3月にYURAに初回KO負け。戦績は29勝(18KO)23敗1分。 


 木村は「ウルトラマンに憧れ、戦いごっこの延長でキックを始めた」という個性派。2021年11月のDEEP☆KICKでトーナメントを制してDEEP☆KICK-65kg王座に就くと、2022年2月の『RISE FIGHT CLUB』に参戦。山口侑馬にオープンフィンガーグローブマッチで判定勝ちして名を上げた。2023年5月のRIZINでは城戸康裕からダウンを奪って勝利する大金星。


 2023年11月の『FIGHT CLUB』にはYA-MAN軍団の一員として参戦し、記者会見で朝倉未来に詰め寄られたことが大きな話題に。試合では白川陸斗と時間切れ引き分けとなった。2024年1月にチャッピー吉沼に判定勝ちするも、2024年10月にYURAにKO負け。2025年5月に将太に判定勝ちして再起した。戦績は18勝(4KO)5敗2分。


 1R、木村は右カーフからジャブ、山口はガードを固めて踏み込むがそこへ木村はテンカオを突き上げる。山口も右カーフ。山口が踏み込んで低い体勢になるとテンカオを突き上げる木村。山口は左右フックを打つが木村もガードが高く慎重。カーフの蹴り合いからジャブ、そして右ストレートを伸ばす木村。すかさず山口が左右フックを連打。


 2R、木村が予告していた飛びヒザ蹴りで山口をグラつかせるが、山口は踏みとどまって左右フックの連打。木村も打ち合いに応じて打ち合うとなる。山口のバックハンドブローは空振り。木村は右カーフ。山口の入り際をジャブ、ヒザで狙う木村。山口はアッパーから入り込んで左右フックの連打。


 3R、右カーフを蹴っていく山口は右フック、そこから攻め込もうとして身体を沈めたところに木村が右フックを打ち込んでダウンを奪う。木村は山口が身体を沈めてパンチを打つ間際を狙ってアッパー。しかし山口は左右フックを連打して前へ出る。


 奇声をあげて楽しそうに左右フックを連打する山口に、木村は右ストレートを合わせてふらつかせるも無理はせずジャブ。山口は左フックをヒットさせて左右フックの連打に持ち込む。木村も最後は打ち合って山口のフックにふらつくが、最後に右ストレートを当てた。


 判定3-0で勝利した木村は「楽しかったです。中途半端な打ち合いでごめんなさい。次はちゃんと打ち合って勝ちます」と、決勝戦の激闘を約束した。

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