▼第8試合 フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R
〇麗也(team AKATSUKI/同級5位)
判定3-0 ※29-28×2、30-28
×伊藤琉之助(EX ARES/同級11位、CKC 2024 -51.5kgトーナメント優勝)
麗也はISKAインターコンチネンタルフライ級王者、第7代新日本キックボクシング協会フライ級王者で、戦績は18勝(6KO)7敗6分。前戦では松本天志に判定負け。
伊藤は空手をバックボーンに持ち、JAPAN CUP 2022 -55kg準優勝。戦績は4勝2敗で、前戦では水野夢斗に判定勝ちしている。

1Rが始まると同時にジャブを突いて前へ出ていく麗也。伊藤は回り込んで右カーフを狙い撃ち。麗也も右カーフを蹴り返す。伊藤が右フック、左ボディのダブル。伊藤は左ジャブのボディ、右ストレートとスピードのあるパンチを打つ。麗也も負けじと右ボディからワンキャッチのヒザ。

両者の左フックが相打ちとなり、麗也が前へ出ていく。ジャブを突く伊藤はステップを踏んで回り込むが麗也はワンキャッチのヒザ。伊藤はボディへのワンツーと徹底したボディ狙い。ジャブも伸びる。麗也は右ミドルを蹴るが伊藤が前へ出てパンチを当てていく。

2R、スピーディーな攻防をする両者。麗也が左を当てるとすぐに伊藤が右を当て返す。ステップを踏んで動く伊藤にどんどん前へ出る麗也。伊藤は回り込みながら左フック、左インロー。すぐに麗也が前へ出て右ローを蹴る。伊藤は左右ボディを叩くと後ろ蹴りでボディ攻め。麗也は伊藤のカーフをしっかりカットしてワンツー、右ロー。伊藤もワンツーを返す。互いに手数を出す白熱の展開に。


3R、麗也が前へ出て左右フック、伊藤はステップで回り込んでのジャブ。ここで麗也が放った右ハイキックで伊藤が両手をマットに着いてダウン。立ち上がった伊藤は打ち合いに行き、両者のフックが激しく交錯。左フックの相打ちから伊藤が左右フックを打ちながら前へ出る。

麗也はジャブを突き、伊藤の右カーフをしっかりカットしてワンツーで逆襲に転じる。回らなくなった伊藤にジャブを当てる麗也。伊藤のワンツーに麗也が左フック。アグレッシブに攻める伊藤だが麗也も一歩も退かずに打ち返す。終盤、伊藤の左フックがヒットしたが麗也は下がらず右ストレートとハイキック。ラッシュをかける伊藤に麗也もジャブで応戦。

ダウンが決め手となり、麗也が上位ランカーの牙城を守った。
麗也はマイクを持つと「僕キックボクシングが大好きで、30歳になるんですけれど妻と子供がいて。年齢的に厳しいので何が何でも勝ちたかったので勝ててよかったと思います。でもこのレベルではダメなのでもっと精進します」と語った。


