(C)BORROKA/jarchmma
2025年6月21日(日本時間22日)米国ネヴァダ州ラフリンで開催された『BORROKA 3』で、元RIZIN&Bellatorバンタム級王者のフアン・アーチュレッタ(米国)が9カ月ぶり復帰戦を2R 跳びヒザ蹴りでKO勝利。セコンドの太田忍の目前でBORROKAフェザー級のベルトを巻き、日本マット復帰をアピールした。
BORROKAプロモーションズは、ランデル・アレマンと元カレッジレスラーのピート・リパリによる新興MMAプロモーション。今回で3回目の大会をいずれもネヴァダ州で開催している。
アーチュレッタは『BORROKA 3』のメインイベントに出場。自身と同じく元KOTC王者でMMA10勝3敗1分のデニス・リントン(米国)とBPフェザー級王座戦を戦った。
試合は2R、サウスポー構えのリントンがオーソドックスにスイッチして左を伸ばしたところに、アーチュレッタが右の跳びヒザ蹴りをヒット。リントンが前のめりに倒れ、試合が決した。
This was entirely according to his plan! https://t.co/BHLfpLjQji
— Shinobu ota / 太田忍 (@shinobu_ota_mma) June 22, 2025
アーチュレッタのもとで米国修行中で今回のセコンドについた太田も「これは完全に彼の計画通りだった!」というアーチュレッタの跳びヒザは、BellatorやRIZINでも見せている得意技。今回のそれは、相手を迎え入れての「その場跳び」の跳びヒザ蹴りだった。
BORROKAフェザー級のベルトを巻いたアーチュレッタは、試合後、「日本のファンの皆さん 最高の状態で僕が戻ってくるのを見たいですか? @RIZINTV_にそろそろ復帰する時期だと伝えてください。そうでなければアメリカに残ります。7月にお会いできるのを楽しみにしています」と、7月27日の『超RIZIN4 真夏の喧嘩祭り』参戦をアピールしたが、アーチュレッタには、RIZINで複数の体重超過の“前科”がある。
Fans in Japan 🇯🇵 would you want to see me back in top form? Tell @RIZINTV_ it’s time for me to come back if not I will stay in America 🙏 I hope to see you in July 🦾 pic.twitter.com/RiKn4V1e54
— Juan Archuleta (@jarchmma) June 22, 2025
2024年9月のラジャブアリ・シェイドゥラエフ戦では、アーチュレッタが前日計量でフェザー級体重を2.9kgの大幅退場超過で試合中止の危機もシェイドゥラエフが了承し、試合はノーコンテストルールで実施。1R シェイドゥラエフの腕十字に敗れている。
5月の『RIZIN男祭り』で朝倉未来の対戦相手が空いたときにも、出場をアピールし、ファンからの「罰金5億円ルール」の声に、「それでオーケーだ」と答えて、日本マット復帰をアピールしていたアーチュレッタ。
しかし、RIZINフェザー級戦線は、シェイドゥラエフのみならず、ヴガール・ケラモフ、カルシャガ・ダウトベック、ビクター・コレスニック、イルホム・ノジモフら海外勢の台頭が目覚ましい。ローカル団体ながらフェザー級のベルトを巻いた37歳の古豪に、RIZIN再参戦のチャンスはおとずれるか。







