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【RIZIN】朝倉未来がクレベルと再戦! シェイドゥラエフもフェザー級タイトルマッチで出場。バンタム級王座戦・井上直樹vs.福田龍彌、スーパーアトム級王座戦・伊澤星花vs.シン・ユジン、パトリッキーvs.野村駿太、ダウトベックvs.秋元強真など7カード発表=7月27日(日)『超RIZIN.4』

2025/06/07 20:06
 2025年6月7日(土)20時より東京・芝の増上寺 特設ステージにて、RIZINが緊急記者会見。7月27日(日)さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンにて『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』を開催することを発表。前フェザー級王者クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)と朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)の再戦など、以下7カードを発表した。また「参戦決定選手」として、RIZINフェザー級新王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)のタイトルマッチも発表された。下記7カードに加え、ヘビー級GP&フライ級GP(8選手)も行われる。 『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』決定カード 2025年7月27日(日)さいたまスーパーアリーナ ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R ※選手名から会見コメントクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)  クレベルは大晦日、鈴木千裕との再戦で判定勝ちで1年半ぶりにベルトを奪還。25年5月、無敗のシェイドゥラエフを挑戦者に迎えるも1R、初のTKO負けで王座陥落した。早くも再起戦となる今回、勢いを取り戻した朝倉を再び返り討ちにし、ベルト奪還へ突き進むか。  朝倉は、24年7月に平本蓮に1R KOされいったん引退を宣言。平本との再戦で復帰が発表されるも、平本の怪我を受け、5月『男祭り』で鈴木千裕と対戦し、3R TKO勝ち。復活を遂げた。2021年6月の初対決から4年を経て前王者のクレベルに寝技の進化も見せつけてリベンジし、王座挑戦へ駒を進めるか。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(61.0kg)タイトルマッチ 5分3R井上直樹(Kill Cliff FC)福田龍彌(MIBURO)  井上は、朝倉海が返上した王座をかけ、24年9月にキム・スーチョルと対戦。1R TKO勝ちでバンタム級王者に。25年3月、元谷友貴と再戦し、スプリット判定勝ち。史上初めてRIZINバンタム級王座の防衛に成功した。今回、DEEP同級王者の福田龍彌が持つハンターの本能を、王者としての殺しの才能で凌駕し、V2を果たすか。  福田は、24年3月にフライ級からバンタム級に上げて、DEEPで雅駿介を1RKO。9月には瀧澤謙太を失神KOに下し、DEEP同級暫定王座を獲得、二階級制覇を達成した。大晦日のRIZINでは芦澤竜誠を1Rわずか54秒、左フックでKO。25年5月の前戦はDEEPバンタム級王座戦で挑戦者・牛久絢太郎からダウンを奪う5R判定勝利で初防衛を果たしている。井上との戦いで2団体ベルト獲得なるか。 [nextpage] ▼RIZINスーパーアトム級(49.0kg)タイトルマッチ 5分3R伊澤星花(JAPAN TOP TEAM)シン・ユジン(韓国/Bon Jiujitsu Songtan)  伊澤は、24年3月にDEEP JEWELSアトム級王者パク・シユンのベルトに挑戦し、2R ニンジャチョークで一本勝ちで3冠達成。9月、浅倉カンナの引退試合で判定勝ち後、大晦日、ルシア・アプデルガリムを1R腕十字で極めた。今回、ROAD FCタイトルコンテンダーのシン・ユジンを相手に防衛を果たし、16戦無敗とするか。  シン・ユジンは、24年12月のROAD FCでアトム級暫定王者パク・ジョンウンと対戦予定も中止に。緊急参戦のパク・ソヨンとアトム級暫定王座戦も、前日計量で大幅体重超過。51.25kg契約戦で2Rにソヨンをリアネイキドチョークで極めたものの、ノーコンテストに終わった。今回、無敗の絶対王者をボクシング仕込みの打撃で凌駕し、RIZIN女王の座を掴むか。 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3Rパトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)野村駿太(BRAVE)  パトリッキーは、23年7月の『超RIZIN.2』BELLATORライト級GP1回戦で、欠場したAJ・マッキーの代わりに緊急参戦したRIZIN王者サトシにTKO勝利を収め2回戦進出。同大会でクレベルと喧嘩騒ぎを起こした。11月の2回戦ではアレクサンドル・シャブリーに完封負け。24年4月からPFLライト級参戦も2連敗で敗退し、現在MMA3連敗中。今回、野村に経験の差を見せつけ、日本で復活を遂げるか。  野村は、24年9月に江藤公洋に挑戦し、判定勝ちでDEEP王座戴冠。2025年3月に、地元・四国開催のRIZIN香川大会に参戦。いきなりライト級コンテンダーのルイス・グスタボと対戦。3R テクニカル判定で勝利、戦前の予想を覆すアップセットを起こした。伝統派空手出身のスピードと、BRAVE仕込みのレスリング力でパトリッキーを撃破し、一気に王者サトシの射程圏内へと飛び込むか。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)秋元強真(JAPAN TOP TEAM)  ダウトベックは、24年1月、堀口恭司が旗揚げしたTOP BRIGHTSで松嶋こよみを1R左フックからのパウンドTKO。6月に6年ぶりRIZIN参戦で、関鉄矢、木下カラテを次々1Rに左でKOすると大晦日にはRIZINフェザー級ストライカー対決としてYA-MANと対戦。激闘のなかでテイクダウンも決めて判定勝ち。25年3月の前戦では、元王者・鈴木千裕と死闘の末、判定2-1で勝利。MMA10連勝、RIZIN4連勝をマークした。今回は同じボクシングベースの新鋭・秋元の勢いを止め、タイトルへのチャンスを掴むか。  秋元は2024年9月、18歳にしてプロ5戦全勝でRIZIN初参戦。バンタム級で金太郎を1R TKOに下すと、11月の連戦でフェザー級契約で鈴木博昭に判定勝ち。大晦日、元谷友貴とのバンタム級王座次期挑戦者決定戦で判定0-3で敗れ、初黒星を喫した。再びフェザー級で参戦した5月の東京ドーム大会では高木凌との新世代対決で、寝技の進化を見せての判定勝ちで再起。今回ダウトベックとの剛と柔のサウスポー対決を制して、一気にフェザー級タイトル戦線に名乗りを挙げるか。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)YA-MAN(TARGET SHIBUYA)  金原は、2023年9月に元王者クレベル・コイケに判定勝ちでRIZINで破竹の4連勝をマーク。24年4月、満を持してRIZINフェザー級王者・鈴木千裕に挑戦も、鈴木の左ボディからの猛攻に1R TKO負けを喫し戴冠ならず。1年3カ月ぶりの復帰戦となる今回、鈴木千裕戦に続く、対20代、対MMAストライカーとの対戦に、42歳の“裏番長”健在ぶりをアピールできるか。  YA-MANは、23年5月のMMAデビュー戦で三浦孝太を1R TKO。11月のFIGHT CLUBではOFGキックで朝倉未来を1R 右ストレートでKO。大晦日のMMA2戦目で平本蓮に判定負け。負傷欠場を経て24年7月、鈴木博昭を1R KOし復活。大晦日にはカルシャガ・ダウトベックとのハードパンチャー対決で“石の拳”をグラつかせる場面を見せたが、判定負け。25年3月のRISEではミゲール・トリンダーデにOFGで3R TKO負けを喫した。今回、ベテランの金原正徳を相手に組技の進化も見せ、自身の“殴らせて殴り勝つ”土俵に持ち込み、大金星を挙げられるか。 [nextpage] ▼RIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg)5分3R須田萌里(SCORPION GYM)NOEL(DELIGHTWORKS)  須田は、柔術ベースのグラップラー。22年7月、RIZIN沖縄大会でにっせーに腕十字で一本勝ちでRIZIN白星デビュー。23年9月のDEEP JEWELSでケイト・ロータスに判定勝ち、11月に彩綺に一本勝ちで2連勝。24年1月には韓国のBLACK COMBATでグローブ掴みをしてきたパク・シユンに判定負けを喫し、アウェーの辛酸を舐めたが、その後は2連続一本勝ち。25年3月、浜崎朱加を相手に大方の予想を覆す、1R一本勝ちでレジェンド超えを果たした。17歳のNOELとの新世代グラップラー対決を制してRIZINのベルトを見据えるとともに、華やかに21歳の誕生日を迎えるか。  NOELは、ムエタイベースながら寝技も得意とするグラップラー。修斗で活躍し、2024年10月にはJMAEXPOでQUINTETルールに挑戦。柔術家の城戸ユカリに1分48秒、マルセロチンで一本勝ち。前戦の12月は、修斗で藤井惠の愛弟子である平田彩音に1R リアネイキドチョークで一本勝ちを収め、現在プロMMA戦績3勝1敗。25年5月の『RIZIN男祭り』でRIZIN参戦が発表された。憧れのファイターである浜崎朱加を極めた須田を、今回自らの手でタップアウトしRIZINの新世代グラップラーとして大舞台でアピールできるか。 [nextpage] 【出場決定選手】▼RIZINフェザー級タイトルマッチ 5分3Rラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)現RIZINフェザー級王者  シェイドゥラエフは、家族の勧めでレスリングを始める。19年、地元キルギスのBatyr BashyでプロMMAデビュー。ロシアのACA Young Eaglesで3勝後、22年11月にアマチュアルールのGAMMAに出場し4日間で3勝しフェザー級王座を獲得。23年6月よりROAD FC 63kgトーナメントに出場すると1回戦でヤン・ジヨンに1R一本勝利を収め日本でも注目を集めるも、8月の準決勝は失格(体重超過及び計量への遅刻に起因)。10月には契約体重139ポンド(63.95kg)でUAE Warriorsに参戦し一本勝利。24年6月、初参戦のRIZINでグレコローマン出身の武田光司を1R早々にリフトアップしてテイクダウンすると、すかさずリアネイキドチョークを極めた。その圧倒的な破壊力でMMAファンを一瞬で虜にすると、9月には体重超過のフアン・アーチュレッタとの対戦を「全く問題ない」と応じ1R 3分12秒アームバーでタップを奪った。かくしてRIZIN屈指のレスリングエリートを1Rでマットに沈めた後の大晦日、立ち技の元世界王者である久保優太を完全ドミネートしてTKO勝利を収めた。RIZIN4戦目で王座挑戦を果たすと、クレベルをまさかの1Rわずか62秒でTKOし、王座奪取、プロ戦績を14勝無敗に更新した(オール2R以内フィニッシュ)。いつ何時でも挑戦を受ける強者の流儀を持ち合わせる第7代王者は絶対的な長期政権を築き上げるのか。 ◆シェイドゥラエフ「UFC現王者のトプリア選手を日本に連れてきてもらえれば」 「RIZINのチャンピオンになることは、私にとって最優先の目標でした。そして今、その夢を叶えることができて、本当に嬉しく思っています。チャンピオンになってから、日本国内で私のファンが急増しており、大変ありがたく感じています。近いうちにまた、日本を訪れる予定なので、その際にはRIZINにファンミーティングの開催をお願いするつもりです。もし開催されることになれば、ぜひ皆さん会いに来てください。一人ひとりのファンの皆さんと直接お会いできるのを、心から楽しみにしています。以前から言っている通り、私は一日に2試合の防衛戦にも臨む覚悟があります。いつでも、誰とでも戦う準備はできています。挑戦を希望される方は、ぜひご連絡ください。私は以前から、経験豊富で最強のファイターたちと戦いたいと話してきました。例えば、現在RIZINで活躍しているヴガール・ケラモフ選手や、日本人ファイターの木村選手。あるいは、UFC現王者のトプリア選手を日本に連れてきてもらえれば、私は喜んでリングに上がります。Lets GO!」
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