シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人敗れる!ケールのハリケーン連打を止められず初の連敗を喫す、山田虎矢太が魁斗を一撃で倒す

2025/06/22 21:06

▼セミファイナル 57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
TKO 1R終了時 ※セコンドからのタオル投入
×魁斗(立志會館/SB日本フェザー級2位、HOOST CUP日本フェザー級王者)


 山田ツインズの弟・虎矢太は昨年3月にプロキャリア初の敗北を喫して以降、適正階級であるフェザー級に階級を上げ10月には上位ランカーの内藤凌太を撃破。12月にはONEからの刺客シッティチャイ・ソー・デチャパンを1RTKOで葬り3連勝を飾っていたが、2025年2月の前戦で川上叶に2度のダウンを奪われる完敗を喫した。戦績は16勝(11KO)2敗。


 魁斗は“西の天才”と評されているシュートボクシングのテクニシャン。2020年11月に兼田将暉にRKSスーパーフェザー級タイトルマッチで勝利、2021年7月にはRISEの門口佳佑からも勝利を奪った。同年10月にHOOST CUP日本フェザー級王座を獲得すると、RISEで梅井泰成、安本晴翔をも破り2023年10月に門口とRISEフェザー級タイトルマッチで再戦したが判定で敗れた。元Krush王者の新美貴士とはドロー。2024年6月に『ONE Friday Fights』に初参戦するとラン・シャンテンに完勝を収め、2024年8月のSBではRISEフェザー級4位の平野凌我に大差の判定勝ち。2025年4月、アンゲロス・ヤクミスにも完勝して戦績を17勝(1KO)4敗1分とした。


 1R、サウスポーの魁斗がジャブ、山田は右ミドルを2発蹴る。インローの蹴り合いから魁斗が左ストレートで飛び込んでの右ロー。前に出てくる山田に魁斗が左ストレート、右フックを回り込みながら打つ。山田は左右の連打。


 山田は右インローを連打して右ボディストレート。迎え撃つ魁斗が左ストレート。距離を詰めてフックを打って行く山田。ロープを背負う魁斗に山田が右ストレートを打ち込む。回り込んで離れる魁斗がジャブ。山田は組んで崩し倒す。


 山田の右カーフに魁斗がワンツー、山田が前へ出てくると魁斗がジャブを打って離れていく。しかし、山田は距離を詰めて左右フック。前蹴りで離そうとする魁斗。山田はジャブで距離を詰めていくと右フックから左ボディ、魁斗が右ストレートを返してきたところへ右フックのカウンター。


 大の字になってダウンする魁斗。立ち上がろうとするも身体が言うことを聞かず、魁斗のセコンドからタオルが舞った。


 TKO勝ちで復活を果たした山田は「魁斗選手ありがとうございます。魁斗選手はSBだけじゃなく他団体でも結果を出している選手で、自分自身本当に緊張してここまで頑張って練習してきて前回より強くなる姿を見せられたと思います。魁斗選手のおかげです。ありがとうございます。


 そして前回負けての再起戦だったんですけれど、負けると自信がなくなって自分ってそんなに強くないんじゃないかって自信がなくなることが多かったんですけれど、こうしてまた練習を頑張って勝つ姿をお見せ出来たのはいつも応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。


 そして今回、11月に開催されるSBの世界トーナメントS-cupに向けての査定試合ということで自分は小さいころからS-cupでチャンピオンになることを夢見て頑張ってきました。おもちゃでS-cupのベルトを作って彪太朗と遊んだりしたのも、今でも鮮明に覚えています。そんなS-cupが今年フェザー級で開催されるってことで自分がS-cupで活躍する姿を皆さんに必ずお見せしたいですし、それに向けて必死に頑張って練習してきたのでこうやって勝つ姿を皆さんにお届けできて良かったです。


 彪太朗と2人で必ずS-cupで世界最高の戦いを皆さんにお届けするので、皆さんこれからも楽しみにしていてください。そして、調子にのってると言われるかもしれませんが、ベストアート賞100万円は僕で決まりでしょう!」とアピール。彪太朗と2人で写真に収まった。

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