ヴェノムトレーニングキャンプへ
「パタヤのヴェノムトレーニングキャンプという所ですね」
――じゃあMMAの選手とかもいたんですか?
「いました」
――そういう選手ともスパーリングはやってきましたか?
「やりました。結構野生的な動きというか、自分の意識している間とかリズムとかを無視して入ってくるので、本当に経験しておいて良かったなと思います」
――何が1番勉強になりましたか?
「今やっている自分のリズムですかね。日本人のリズムと海外の選手のリズムとか戦い方が全然違うので、そこを試合で初めて経験するのではなくて練習で経験できたので、そこが大きかったですね」
――試合前のこのタイミングでタイに練習に行くというのは、今回が初めてですか?
「初めてですね」
――ギリギリまでタイに行っていた感じがしたのですが、その辺りは調整方法が変わったりして不安などはありませんでしたか?
「めちゃめちゃ不安でしたよ。そこで減量をしなければいけないですし、せっかくの美味しい料理も食べれないし、『うわー』ってなりましたね。だから今度は試合がない時期に練習で行こうかなと思っています」
――それでもこのタイミングで行こうと思ったのは、やっぱり対外国人選手に慣れるという事が、1番の理由でしたか?
「そうですね。タイミング的にもここしかなかったし、TEPPEN GYMには色んなタイプの選手がいるんですけど、今回の相手選手みたいなタイプが全くいないので、今後も役に立ちますし、経験するなら今のタイミングがベストなのかなというのがありました」
――ヴェノムのチーム的にはタイ人はほとんどいないですよね?
「いなかったですね」

――多国籍なチームだと思うのですが、色んなタイプの人と練習できましたか?
「ダゲスタンの選手だったり、ジョージアの選手だったり、どこの国か分からない選手とかともやりました」
――今回の対戦相手も、ある意味何をやってくるか想像がつかない所もあるという点では、そういった人たちと初見で肌を合わせたというのが良い経験になりましたか?
「タイに行った初日に練習をして、全然リズムが違うということに面を食らったので、それを経験できたというのはめちゃくちゃ良かったです」
――ナビル・アナン選手とかもいましたか?
「いましたし、その弟もいました」
――一緒に練習はしましたか?
「ナビルとは練習しなかったですけど、その弟とはマスをしましたね」
――タイにいる時に風邪を引かれたと聞いたのですが、どのタイミングで引かれたのですか?
「先週の金曜日の練習終わりぐらいに風邪を引いたんですけど、月曜日がラストの練習だったのに、それも出れず、帰る日までずっと風邪を引いていて。帰国してから2~3日くらい復帰するまでかかったので、1週間くらい風邪を引いていました」
――それは不安になる環境でしたね。
「減量をして免疫が下がって、しかも慣れない場所でっていう最悪のコンディションが重なっている中で、寒暖差もあったので、急な風邪でしたね」
――それを踏まえて今日のスパーリングを見ると、完全に治った感じがしますね。
「風邪は完全に治ったので、そこの不安はないですけど『もしかしたらコロナじゃないかな』という不安があったので、日本に帰ってから速攻で検査をしに行って、陰性だったので安心しました。『もしかして試合欠場もあり得るかも』とか想像して不安でした(笑)」



