「チャレンジャーです」と書かれたTシャツを脱ぎ捨てたカリミアン
2025年6月14日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催された『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』の第8試合RIZINヘビー級(120kg)5分3Rで、11勝1敗の荒東“怪獣キラー”英貴(パンクラス大阪稲垣組)にMMAデビュー戦で勝利した、元K-1クルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン)が試合後インタビューに答えた。
全くMMAをやってるって感じがしなかった
「まずはTシャツを脱がせてください。なぜならば、もう私はチャレンジャーじゃないから。(Tシャツを脱ぎ捨てて)まずは相手についてちょっと不満を持っている。自分は怪獣キラーとやるって聞いていて、11勝以上しているMMAの選手だって聞いてきたんですけど、あの試合は何だったんですか? 自分はMMAをしに来たのに、ただのキックボクシングの試合になったのでそこに対しての不満があります」
「多分3回ぐらいテイクダウンに来たと思うけれど、何もできなかったじゃないですか。全く自分のことを動かすことができなかったので、なんとか動かして欲しいって待ってたのに何にもしてこなかったです」
「自分から何か仕掛けることはできたし、寝技に持っていくことはできたけれども、スタイルがキックボクシングそのものだったので全くMMAをやってるっていう感じがしませんでした。当然自分からもテイクダウンや寝技に持っていけたんですけれども、そうする必要もなく、ジャブと待ってカウンターっていうことなので自分もちょっと冷めてしまったのでもうそのままでしたね」
「おにぎりみたいな、名前は分からないんですけどあの相撲取りの太ったおにぎりみたいなヤツ、名前を教えてください。兄弟でやってるおにぎりみたいなヤツらですね。名前が分からないですけど彼らを連れてきてください」
――スダリオ選手と貴賢神選手?
「そんな名前だったかもしれないですけど、いつもヤツはSNSでごちゃごちゃ言って。自分は日本にいるのに、ヤツはブラジル行ったりアメリカ行ったり。日本にいるのになんで日本で戦いに来ないんだと思います」

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――大振りすることなくジャブやテンカオで見事にMMAをやった。実際にはいつからMMAの練習を始めていた?
「先ほども言ったように自分はMMAをしに来ました。ただこの相手は本当に自分のことを不満にさせるような戦い方をしてきたので、自分はそれに対応しただけですね。本当につまらなかったです」
――もっと自分のストライキングを活かせるようなMMAができるという自信がある?
「もちろんですね。自分はペルシャ人なのでレスリングの国から来てますので、当然テイクダウンすることはできますけれども、彼がそういうスタイルで来たのでそれに応えただけです」







