リカルド・ブラボが緊急参戦で約10カ月ぶりの復帰戦(C)ONE Championship
2025年6月7日(土)タイ・ルンピニー・スタジアム『ONE FIGHT NIGHT 32』(U-NEXT配信)に、リカルド・ブラボ(アルゼンチン/ウィラサクレックフェアテックスジム)の緊急参戦が決定した。

ブラボは17歳の時にアルゼンチンから来日。長いリーチから生み出される鋭いストレートを武器にKOを量産し、2018年に7戦無敗で新日本キックボクシング協会ウェルター級王座を獲得。2022年に所属していた新日本キックを離れ、新たにWSRフェアテックス所属となり12月にRISE初参戦。緑川創と延長戦まで戦って引き分け、2023年2月にはサーシャ・タダヨニをKO、7月のNO KICK NO LIFEでもKO勝ち。
8月の『ONE Friday Fights 30』でONE初参戦を果たしてルンピニースタジアム認定ミドル級王者デンパノムを2RでKOすると、11月にはオリバー・ハンセンに2度のダウンを奪われながらも残り1秒での大逆転KO劇を演じてみせた。そして2月の第3戦でもケナン・バイラモフを1Rわずか30秒、左フックでKO。3度目のボーナスを獲得すると共に10万ドルの本戦契約が結ばれることも発表された。

しかし、2024年8月にONEでは初のキックボクシングルール(過去3戦はムエタイルール)でジョージ・ジャービスに判定負けでONE初黒星を喫した。今回はそれ以来の試合となる。戦績は27勝(22KO)4敗2分。
対戦相手のアリアン・エスパルザ(米国)はWBCムエタイのナショナル王者。タイに移住し、ムエタイのトレーニングを積んでいる。2025年3月の『ONE Fight Night 29』でONE初参戦を果たし、ショートの距離での左右フック、アッパー、左ボディとコンビネーションを回転させるボクシングテクニックでノンタチャイ・ジットムアンノンに判定勝ちした。“デストロイヤー”の異名を持つ。

フェザー級ムエタイ3分3Rで行われる一戦。両者ともパンチに破壊力を秘める選手であり、激しい打ち合いとなりそうだ。
なお、当初予定されていたバンタム級ムエタイのランボーレック・チョー・アッジャラブーンvs.ドミトリー・コフトゥンは、ランボーレックが体調不良により欠場。中止となった。また、アリベック・ラスロフvs.モーリス・アベビのライト級MMAマッチもアベビの練習中の負傷により中止となった。



