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【K-1】28秒KOの里見柚己「一番盛り上がっているのがライト級。8人でも16人でも日本代表決定トーナメントをやってもらって世界へ」

2025/06/02 12:06
【K-1】28秒KOの里見柚己「一番盛り上がっているのがライト級。8人でも16人でも日本代表決定トーナメントをやってもらって世界へ」

K-1を盛り上げていきたいと意気込む里見

 2025年5月31日(土)神奈川・横浜BUNTAIで開催された『K-1 BEYOND』の一夜明け会見が、6月1日(日)都内にて行われた。


 第7試合のK-1ライト級3分3R延長1Rで、スリマン・ベテルビエフ(ロシア/Kickboxing Club Akhmat)を1Rわずか28秒でKOした里見柚己(team NOVA/第8代Krushライト級王者)が出席。前夜の試合を振り返った。

「昨日は応援ありがとうございました。しっかり準備してきたので、無事に勝利できてホッとしています。相手のスリマン選手は、ロシアから来てくれて感謝しています」と話した後、「何も攻防をする前に一発で終わってしまったので、初めて見に来た方とか相手が弱いとか、かませとか言われるんですけど(笑)、スリマン選手は調べてもらえば分かりますが、本当に強い選手です。昨日はタイミング良く勝ちましたが、また呼んでもらって見たいですね」と、弱い選手だから秒殺できたわけではないとした。


 レフェリーのストップが早いとの意見もあったが、「自分はストレートが得意なんですけど、完璧に入って終わったなと思いました。まさか、あそこで立ってきたので立つんだと。続けていたらどうなっていたか分かりませんけど、あそこまでダメージを与えていたので倒していたと思います」と、完全にダメージを与えた感触があったとする。

「これで対世界は3連続でやっていて(3勝)、ライト級では自分だけ強豪の外国人とやっています。勝っている最中で、これからも世界の強い選手と戦いたいし狙っているのはK-1のベルトです。アーロン・クラーク選手もトーマス・アギーレ選手も、今回のスリマン選手ももう一回戦ったら負けるかもしれないくらい強い。3選手には、また日本に来てもらって一緒に盛り上げていきたいです」と、強豪を相手に3連勝したことで、さらに世界の強い選手と戦いたいと意気込む。


 自分の左が世界で通用するという確信を持てたのでは、と聞かれると「スリマン選手は首が太くて、フィジカルが強く打たれ強いと思っていて。倒せるならば左ストレートかなと思っていて、自分は基本を子どもたちに教えているので、そのワンツーが当たって倒せて、子どもたちにもカッコいい背中を見せられたかなと思います。自分の左は通用すると思いましたので、磨きをかけていきたいです」と、さらに磨きをかけたいと答えた。

 その必殺の左ストレートに何か名称は、と問われると「言われている(キャッチフレーズに付けられた)スターダストレフティで!」とした。


 現在K-1ライト級王座は空位となっており、「K-1は世界一を決める舞台。世界の強い選手と日本代表をする選手で試合ができたらなと思います。K-1で一番盛り上がっているのがライト級だと思っているので、日本代表決定トーナメントをやってもらって勝った選手や推薦選手で2名くらい、あとは世界の強豪が加わるのが理想です」と、昔のK-1 WORLD MAXのように日本代表決定トーナメントをやって欲しいと要望する。

「8人でも16人でもやれば盛り上がるかなと。勝った奴が強いんで、そこで生き残った奴が世界と戦うのが盛り上がると思います」と、16人トーナメントでもいいとした。


 そうなれば、今年2月に行われた「Krushライト級トーナメント」を制した西京佑馬の存在が気になるところだが、里見も「意識しています。一度、戦っているんですけど、それも3年前くらいで(里見の判定勝ち)。今、トップくらいに強いと思っています」と意識する存在だと話す。

 試合後のマイクでは「俺がK-1を引っ張って行くので信じてついてきてください」と宣言し、どんなことをしてアピールしていきたいかと聞かれると「自分はジムのトップとしてもやっていますが、小さい方から大人まで格闘技をしていて。会場にも応援に来てくれています。そうした方に格闘技の面白さを伝えたいし、昨日の大会で場外で何かあったみたいですけど、子どもたちが凄い舞台だと思っている中で、あってはいけないこと。自分が見てきたK-1はそんなのではなくて、強さで武尊選手や魔裟斗さんが一番だと作ってくれたと思っています。ああいうことは、リングで命かけて戦っている選手に失礼なんじゃないかなと。K-1選手はK-1を一番誇りに思っています」と、場内であったK-1選手とBreakingDown選手のいざこざについて苦言を呈した。

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