2025年6月22日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるKNOCK OUTのビッグマッチ『THE KNOCK OUT 2025』(U-NEXT配信)の追加対戦カードが発表された。
KNOCK OUT-UNLIMITED -63.0kg契約3分3Rで、KNOCK OUT-BLACKライト級王者・大沢文也(ザウルスプロモーション)と祖根寿麻(ZOOMER)が対戦する。
大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手。2018年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」で準優勝。2022年4月に瓦田脩二を破り、第7代Krushライト級王座に就くも2023年6月の初防衛戦で里見柚己との再戦に敗れ、王座を失った。2024年12月、KNOCK OUT初参戦を果たすとUNLIMITEDルールでバズーカ巧樹に判定勝ち。2025年5月、大谷翔司との再戦を判定3-0で制して第4代KNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いた。戦績は33勝(3KO)21敗3分1無効試合。
5月18日の王座奪取後に「ダメージないので6月、代々木で僕のUNLIMITEDルール見たくないですか? 見たいですよね。(相手は)誰かは分からない。でも僕、UNLIMITEDルール出られるんで6月呼んでください」と出場をアピールしていた。
祖根は初代DXFCバンタム級王者、TENKAICHIバンタム級王者、第7代修斗環太平洋バンタム級王者。MMAで石原夜叉坊、魚井フルスイング、金太郎らに勝利を収め、佐藤将光、手塚基伸、ヒロ・ヤマニハらとも対戦。2018年8月にRIZIN初参戦を果たし、元谷友貴、2019年8月にジャスティン・スコッギンス、2021年大晦日に太田忍と対戦した。また、2017年8月にKrushで秀亮、2021年11月には皇治とキックボクシングルールで対戦している。2022年7月に『RIZIN.36』で引退式を行ったが、約3年ぶりに1日限定で格闘家に復帰するという。
UNLIMITEDルールは2戦目となる大沢。MMAで24勝22敗1分の戦績を持つが約3年ぶりの試合となる祖根。テイクダウン、パウンド、グラウンドでのヒジ&ヒザが認められる究極打撃格闘技ルールで、どのような戦いとなるのか。大沢のテイクダウンディフェンスがカギとなる。
スーパーファイトのKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級3分3R延長1Rで、KNOCK OUT-REDバンタム級王者・乙津陸(KNOCK OUT クロスポイント大泉) が四冠王・石川直樹(KICKFUL GYM)と対戦する。
乙津は2021年10月にプロデビュー。2022年12月に第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦に臨んだが、心直に判定で敗れてプロ初黒星。バンタム級に階級を上げて2023年8月のKNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦では心直にリベンジして初戴冠を果たした。11月には初のオープンフィンガーグローブマッチに挑んだがサンチャイに惜敗。2024年2月、Krushに乗り込んで齊藤龍之介に延長Rで勝利もアゴを骨折して長期休養に。2025年4月に復帰するも森岡悠樹に初回KO負けを喫した。戦績は10勝(4KO)3敗。
石川は元・新日本キックボクシング協会フライ級王者、元ジャパンキック同級王者、スックワンキントーン認定スーパーフライ級王者の三冠王で、ジャパンキックでは2019年5月のプレ旗揚げ戦、8月の旗揚げ戦ともにメインを務めたエースだったが、2021年9月からフリーに。10月のRIZINでは吉成名高にTKOで敗れている。フリーとして様々なリングで試合を行い、2024年6月にフランスでニコラス・リヴァースにKO勝ち、ISKAインターコンチネンタルK-1ルールフライ級王座を獲得した。首相撲からのヒザ蹴り・ヒジ打ちを得意とする。2025年5月11日のNJKFで大岩竜世を破り、現在10連勝中。戦績は35勝(14KO)10敗8分。
REDルールであってもパンチ主体の乙津に対して、石川は首相撲からのヒジ&ヒザの選手。乙津としてはいかに捕まらないように戦うか、石川は乙津のパンチを掻い潜ってどうヒジから首相撲に持ち込むかが勝利へのポイントになりそうだ。
出場が発表されていた福里優生(KNOCK OUT クロスポイント大泉) は松本飛雅(パラエストラ広島) とKNOCK OUT UNLIMITED-61.0kg契約1R3分・2R2分・1R1分で対戦、アックス斧田(KIBAマーシャルアーツクラブ) vs.隼大(Y’ZD GYM)のKNOCK OUT-BLACKライト級3分3Rも決定した。