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レポート

【Krush】アビラルが小田尋久をKOして王座奪取「ここからマジでK-1王者に絶対なります」、近藤魁成が攻めあぐねるも地元で勝利、村田健悟が7戦全勝に、竹添翔太が啓斗との熱戦を制す、体重超過の海斗が嵐のような連打でKO勝ち

2025/05/18 17:05

▼セミファイナル(第9試合)Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇近藤魁成(TEAM3K)
判定3-0 ※30-28×2、30-29
×大利賢佑(team ALL-WIN)


 近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビュー、2018年K-1甲子園を連覇。2019年5月、木村“フィリップ”ミノルのKrushウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。2020年8月には「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」に出場するも決勝でアクシデントによりTKO負けを喫し、またも王座に手が届かなかった。


 2022年8月、スーパー・ライト級に転向するが鈴木勇人にKO負け。2023年3月にヴィトー・トファネリに勝利して再起を果たしたのもつかの間、8月にFUMIYAにKO負け、2024年1月は塚本拓真に判定負けと不調が続いたが、2024年11月の不可思戦で2度のダウンを奪って勝利した。戦績は9勝(5KO)6敗1分。


 大利は2022年10月にデビュー。児玉兼慎に敗れたが、以後は3連勝(2KO)をマークして戦績は3勝(2KO)1敗。


 1R、ジャブから右カーフを蹴っていく近藤に右フックを叩き込む大利。接近すると大利は左右フックを打つが、近藤はしつこく右カーフを蹴る。大利のフックを空振りさせての右カーフも蹴る近藤。大利は左右にスイッチして左右フックを繰り出すが、近藤は冷静にかわす。


 2Rもしつこく右カーフを集中して蹴る近藤に、大利は前進しながらパンチを出し続ける。さらにスイッチも混ぜる。大利が前へ出てくるところに近藤が右ストレート。近藤は左ボディを命中させるとすかさずヒザも突き刺す。前へ出て変則な角度のフックを打つ大利だが、近藤はヒットを許さない。右へ大きく回り込む近藤はジャブ、右前蹴り。蹴りの空振りが目立つ大利は表情に疲れが見える。近藤も終盤は攻めあぐねた。


 3R、大利はバッティングでカットした傷のドクターチェック。再開後、左目上から血を流しながらもパンチを出しながら前へ出る大利。近藤はジャブを出すが、前へ出る大利にホールディングが増える。前に出る大利、それをかわすがホールディングが多い近藤。大利は逆転を狙ってハイキックからの後ろ廻し蹴りを放つが空振り。


 最後は攻めあぐねた近藤だったが、判定3-0で勝利した。

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