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【RISE】伊藤澄哉がGLORY×RISEトーナメントに出場、1回戦でペトル・モラリと対戦「誰も優勝しないだろうと思われている選手が優勝した方が盛り上がる」

2025/05/14 22:05
 2025年6月21日(土)神奈川・横浜BUNTAI『OURO presents RISE WORLD SERIES 2025 YOKOHAMA』の対戦カード発表記者会見が、5月14日(水)都内にて行われた。 「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT」1回戦のカードが1試合発表された。RISEライト級2位・伊藤澄哉(戦ジム)とRISEウェルター級2位ペトル・モラリ(モルドバ/Kickboxing fearless)が3分3R延長1Rで対戦。  伊藤は地下格闘技キックの大会『益荒男』や『飛車角』で活躍、17勝(15KO)無敗の戦績を引っ提げて2019年11月にRISEでプロデビュー。3戦3勝2KOの快進撃を続けていたが、2021年9月の4戦目で実方拓海に初黒星を喫した。2022年4月にはYA-MANと初のOFGマッチを行ってダウンの応酬の末にKO負けし3連敗を喫したが、2023年10月に北井智大を破ると3連勝(2KO)でライト級1位に躍り出た。しかし、2024年11月に高橋聖人にまさかの初回KO負け。再起戦となった2025年4月、石田迅を初回KO。戦績は6勝(4KO)5敗。  モラリはWKU世界-65kg王者で、戦績は8勝3敗。パンチ、蹴り共に思い切った攻撃を仕掛けるアグレッシブなファイタータイプ。2021年6月に、当時無敗だったヤン・カッファを後ろ廻し蹴りでKOした一戦が光る。2023年12月の初来日ではRISEウェルター級王者の中野椋太を判定で破ったが、2024年6月にスーパーライト級で白鳥大珠に判定負け。9月も實方拓海に判定で敗れた。  会見ではまずモラリからの「これは僕にとって重要な試合だ。ハードなトレーニングを積み真剣勝負を挑み、最高のコンディションでこの試合に臨む。観客の皆さんはハート、感情、そしてハイレベルなパフォーマンスに満ちた真のファイトを目の当たりに出来ると確信している。私は勝つためにリングに上がる。対戦相手は強くて立派なファイターで尊敬している。皆さんの声援を聞き、それを感じ、全ての攻撃に込めます」とのメッセージが読み上げられた。  伊藤は「このトーナメントに自分を組み込んでいただきありがとうございます。決まったからには対戦相手も外国人で初めての経験ですけれど、自分は自分を信じているので、とりあえず1回戦は伊藤澄哉らしい試合をお見せして次のステージに上がりたいと思っています」と挨拶。  モラリの印象を聞かれると「まだ映像で1試合しか見てないですが、フィジカルは強いなと思いました。フィジカルでガンガン来て大きい攻撃を振ってくる印象です」と評する。  RISEライト級(-63kg)で戦っている伊藤はRISEスーパーライト級(-65kg)の体重での試合となるが「通常でも70kg無いですが動き的には65kgの方がいいかなと思ってるので、今後は65kgメインで頑張っていきたいと思っています」と、今回を機に65kg級を主戦場にしていく考えだという。  初体験となる外国人特有のフィジカルの強さ、パワーにどう対抗するつもりかと聞かれると「今の時点でもパワーに関しては劣っていないと思っていて。さらにフィジカル強化メインで練習しているので、そこは問題ないかなと思っています」と、外国人選手にも対抗できるものを見に付けていると自信を見せる。  伊藤の優勝を予想する声は少ないだろうが、その予想をひっくり返す自信はあるかとの問いには「1回戦のことしか今は考えてないですけれど、注目される選手は大番狂わせ、アップセットを起こして注目度を上げている選手は多い。自分も同じで、誰も優勝しないだろうと思われている選手が優勝した方が盛り上がるじゃないですか。だからトーナメント自体を自分がグチャグチャにしたいと思っています」と、自分がトーナメントの台風の目になると宣言した。  なお、今大会で1回戦はもう1試合行われる予定で「発表したかったが最終調整中です」(伊藤隆RISE代表)とのことで後日発表となる。
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