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【BTC】オルニド「十分」vs.BRAVE熊崎「見れば分かる」、山崎「最高のパフォーマンスを」vs.アフメド「戦うことだけ」、石井「やらなきゃいけないことと、やりたいこと」vs.上田「相手のための試合を勝つ」、ランバヤンvs.竹本「不思議で楽しみ」、森戸vs.ソンハ「心落ち着けて」、大脇と椿は「極める」=5月14日(水)生配信

2025/05/14 01:05
 2025年5月14日(水)開催される『Breakthrough Combat04』(速報リポート)の前日計量が13日13時から行われ、当日計量の森戸新士以外の11選手がパスした。14日午後6時からのLIVE配信(THE1.TV配信)では、実況を市川勝也氏、解説を水垣偉弥氏が務める。  第1試合のProgressフェザー級戦では、2月のBTCで中島太一に一本勝ちし、4月27日のROMAN柔術ワンマッチでも鍵山士門を下した大脇征吾が登場。修斗世界フェザー級王座戦でSASUKEに敗れてなお、世間の評価を高めた椿飛鳥と対面した。  65.9kgで計量した大脇は笑顔で「今回も極めて勝ちます」と意気込み。続く椿は70.5kgで計量。「今回は、極めて勝ちます」と12月のBTC前戦・城戸泰介戦のポイント勝ちからの脱却を誓ったが、MMAでダメージを受ける体勢にならずに勝つのも、Progressの意義。果たして椿の「今回」は? Breakthrough Combat04 全計量結果とコメント ▼メイン バンタム級 5分3Rジョン・オルニド(フィリピン)61.3kg熊崎夏暉(日本/BRAVE)61.5kg  メインは2年4カ月振りの来日となるフィリピンMMA界期待の星、Zeus Combat Leagueバンタム級王者ジョン・オルニドを、熊崎夏暉が迎え撃つ一戦。  BRAVEの熊崎はキャリア4戦4勝0敗。サンボ世界選手権銀メダリスト・松本秀彦氏の指導を受け、コンバットサンボとスポーツサンボで全日本王者となっており、力強いテイクダウンから自分の形で支配する攻めの寝技で、極めの強さを実戦で見せている。1月のGLADIATORでは、秋田良隆に肩固めで一本勝ち。3月大会では負傷欠場を強いられた熊崎がフィジカルで上回るオルニドを相手に世界進出を果たすための糸口を見つけられるのか。  またオルニドも、2023年3月のGLADIATORでの笹晋久戦のローブロー反則負けから、ジム移籍のトラブルを経て2024年10月にZeus Combat Leagueバンタム級王座についている。その間、コンバットサンボも経験したというオルニドが、2年2カ月ぶりの来日で日本定着が望まれるパフォーマンスを披露できるのか。アジア人がアジアで強くなるための一戦となる。 ジョン・オルニド「(熊崎の身体を見て)しっかり仕上げてきたみたいだけど、自分には十分じゃないか」 熊崎夏暉「自分はやってきたこと今日出すだけなんです。明日、まあ見てくれればわかると思います」 [nextpage] ▼コメイン 58.5kg契約 5分3R山崎蒼空(マッハ道場)58.5kgザヒド・アフメド (インドネシア)57.75kg  コメインでは、前回大会の国際戦で唯一勝利を得た山崎蒼空が、上田将年を破ったイ・ジュンヨンと対戦予定だったが、イ・ジュンヨンが右手小指を骨折して、試合出場が不可能に。元Black Combatフライ級チャンピオン越えをし、UFCへの道を切り開こうとしていた山崎の対戦相手は、日本国内の選手で交渉が進められていた。  しかし、6勝無敗の新鋭の相手に応じることができる選手を見つけることはなかなかできず。2024年12月大会のチェ・スングクの時と同様にSNSで対戦相手の応募も検討されるなか、大会まで2週間を切った時点で今回のアフメドより、対戦に応じるという返答が届いたという。契約体重は58.5kg戦。  アフメドは1999年2月生まれの26歳、インドネシアはスマトラ島パレンバン出身で日本に初めてやってきたのは3歳の時。その後、母国と日本を行き来し12歳になってから日本に移住を決めた。夜の9時を過ぎると蝋燭で灯を取る必要があったパレンバンのスラム出身のマフメドのファイティング・スタイルは打ち合い中心。侍マーク・ハントこと桑原清氏率いるteam侍で本格的に格闘技を始め、4年の経験を持つ。キック戦績は8戦7勝1敗(4KO)。地下格でキャリアを積み、本格的なMMAデビューが今回の試合となる。 山崎蒼空「急遽。試合を受けてくれたザヒド・アフメド選手、お願いします。明日は最高のパフォーマンスを見せるので楽しみしてください」 ザヒド・アフメド「(日本語で)自分は何もないですけど、一つだけできること、戦うこと。お願いします」 [nextpage] ▼第4試合 バンタム級 5分3R石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)61.5kg上田祐起(総合格闘技道場reliable)61.35kg  第4試合では石井逸人が、キャリアの再構築を賭けて上田祐起との戦いに挑む。修斗では環太平洋王者となり、2024年10月の前戦ではグアムでBrawlフェザー級王者となった石井も29歳、最高峰へ後がない状況から脱することができるのか。 (C)Brawl  対する上田は、2024年はMMA3試合、グラップリングを1試合戦っており、3月に野尻定由に判定負け後、5月のProgressで江木伸成にポイント勝ち。7月に福井竜郎にリアネイキドチョークで一本勝ちするも、10月の前戦では吉田開威に2R TKO負け。  勝者の吉田はその後、ROAD TO UFC出場を決めている。今回、上田にとっては夫人の出産予定日と重なりながら、石井との試合を選択し、絶対的に譲ることはできない人生の節目となる一戦に。壁際の攻防が鍵となるか。 石井逸人「明日は自分がやらなきゃいけないことと、自分がやりたいこと、その二つを持って戦いに行きます」 上田祐起「相手のための試合だと思うんですけど、ここは僕が勝って上に上がりたいと思います」 [nextpage] ▼第3試合 バンタム級 5分3Rガドウィン・ランバヤン(フィリピン)61.4kg竹本啓哉(日本/ALIVE)61.65kg  MMAマッチの先陣を切って実施されるガドウィン・ランバヤンと竹本啓哉の顔合わせは、2024年10月のBreakthrough Combat第1回大会で組まれていたが、ガドウィンの負傷で流れた経緯がある。  ガドウィンは、フィリピン・コンバットサンボ・ナショナルチームの一員で、ライオンネイションMMA勢に柔術の指導をしており、フィリピン人選手の一般的なイメージを覆すグラップラーという。  前回のトレント・ガーダム戦で殻を破ることができなかった竹本には、本当の意味でブレークスルーが求められる戦い。真価が問われるガドウィン戦となる。 ガドウィン・ランバヤン「ベテランの竹本選手との試合になるわけですけれども、すごいいろいろ楽しみにしています。お願いします」 竹本啓哉「フィィリピン人の実績のあるグラップラーの方と、こうしてMMAの試合できるのが大変、不思議な気持ちで楽しみです。頑張ります」 [nextpage] ▼第2試合 Progress暫定ウェルター級選手権試合 5分3R森戸新士(日本/LEOS/藤田柔術本部)暫定王者 ※当日計量イ・ソンハ(韓国)挑戦者 77.0kg  K-MMA界から元Black Combatライト級王者のイ・ソンハが、Progressの絶対暫定王者に君臨する森戸新士に挑戦するProgressウェルター級選手権試合が第2試合で組まれた。  チャンピオン森戸にとって、アジアのライバルである韓国のグラップリング系柔術黒帯MMAファイターとケージで交わることで、予測不能の戦いが見られるかもしれない。 イ・ソンハ「森戸新士選手の話を聞きました。試合は明日ということで心をずっと落ち着かせて、いい試合をやりましょう。ありがとうございます」 [nextpage] ▼第1試合 Progress フェザー級 5分2R大脇征吾(リバーサルジム横浜グランドスラム)65.9kg椿 飛鳥(トライデントジム)70.5kg  椿飛鳥と大脇征吾が対戦するProgressライト級マッチが、今大会のオープニングを飾る。椿は12月のBTCでのProgressでは城戸泰介にポイント勝ち。2025年3月のプロ修斗世界フェザー級選手権試合ではSASUKEに敗れてなお、世間の評価を高めた。  対する大脇は、2月のBreakthrough Combatにおける中島太一戦で衝撃のプロデビュー。4月27日の『ROMAN2』では、道衣を着たROMAN柔術ワンマッチで鍵山士門にヒザ十字で一本勝ちしたばかり。  ケージでノーギグラップリングのProgressルールで逃げ切るか、仕留めるのか。そんな追いかけっこ+αが期待される一番となるか。 大脇征吾「今回も極めて勝ちます」椿 飛鳥「今回は、極めて勝ちます」
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