<-260クラス>

【写真】林洸聖
昨年、21歳でこの階級の頂点に立った林洸聖は、その半年後の全日本無差別において、優勝した中上悠太朗と準々決勝で対戦し、延長で効果ポイントを奪われ敗れたとはいえ、本戦では優勢に試合を進めていた。中上が「勝ってない。リベンジしたい」と振り返ったことが、その実力を証明しているといえよう。

【写真】麦谷亮介
その林と昨年、この階級の決勝を争った麦谷亮介は、2023年世界選手権-260クラス4位ながら、全日本を制した経験がないだけに、リベンジ達成に燃えていることだろう。ミドルキックで距離を取り、近づけば首相撲で間合いを潰す麦谷と、重いパンチでラッシュを掛けるトラディショナルな北斗旗スタイルの林、好対照な二人の間合いの制し合いに注目したい。

二人の間に割って入るとすれば、キックボクシングとブラジリアン柔術の経験を経て、早稲田大学の空道サークルに入門後、あれよという間に頭角を現した新鋭・水村健太郎か。6歳から空道一筋の林と同じ22歳ながら、歩んできた道がまったく異なるだけに、林vs.水村が実現しても、また面白い。

【写真】水村健太郎
この他では半年前の2024年全日本無差別で麦谷を破り、連盟強化選手ランクBに選出された永見竜次郎のパワフルな右クロスも侮れない。


